アイキャッチ

面接に落ちたくない30代オープン系は、Githubなどの成果物を使って努力の跡を見せつけろ!【連載:エンジニア転職3Tips】

エンジニア辞典

    多くの人にとって、“転職”とは大きな決断。自分の人生が大きく左右される可能性があるからこそ、悩みや不安を抱えるのは当然のことです。

    「いつも面接で落ちてしまう」
    「応募をしても受かる気がしない」
    「転職をしたいけど、何から始めていいのか分からない」

    そんなエンジニアたちの背中を押すべく、あなたにピッタリなアドバイスをお届けしていく本連載。“転職のプロ”であるキャリアアドバイザーの知見を借り、年代や経験別に分けた3つの秘訣を伝授していきます。ぜひこれからの転職に役立ててみてください!

    プロフィール画像

    type転職エージェント キャリアドバイザー
    松永拓也氏

    大手食品メーカーの法人営業出身。自らの実績が自分の力なのか、それとも商品の力なのか、という葛藤から転職を決意し、『type転職エージェント』キャリアアドバイザーへ。先導ではなく、転職希望者とゴールに向けて並走するサポート姿勢がITエンジニアから支持されている

    第2回目は、「書類選考には通るのに、どうしても面接で落とされてしまう!」といった30代のオープン系エンジニアに向けて、面接を通過するための3つのTipsを伝授!それまでの経験をシビアに見られる30代だからこそ気を付けておきたいポイントとは?

    30代オープン系エンジニアが面接で押さえておきたい3つのポイント

    1)「なんとなく、この人できそう」と思わせるべし

    相手は数多くの転職志願者を見てきた面接の達人。とはいえ「その目を見れば君がどんなことをしてきたか分かる!」……なんてことはありません。20代に比べてより多くの経歴を持った30代のエンジニアだからこそ、書類だけではあなたの素質を理解することは難しいのです。

    そういった場合には、面接官に「なんとなく、この人できそう」と印象付けるのがベスト。そのために一番簡単な方法は“応用力”をアピールすることです。

    例えば自身が携わったことのない技術分野に話が及んだ場合には「●●をやってきました、■■はやったことがありません」と素直に答えるのはNG。今までやってきたものに対しては自信があっても、未経験の分野については応用力がなさそうに感じてしまいます。

    「●●をやってきました。■■はまだ実際に触れたことはないのですが、▲▲という点に興味も持っています」など、自分が触れたことのない技術に対しても意見を持ち、汎用性の高い人材であることをアピールしましょう。

    2)聞きにくいことはクッションを挟み、理由を説明するべし

    社会人経験を重ねた30代ともなると、酸いも甘いも経験してきた分、実際に働いてみないと分からない部分が気になるところ。

    実際の年収や残業時間など、直接聞きにくいけどやっぱり知りたい!という内容はありますよね。でも、気になるからといってストレートに聞くのはNG。まずは業務の内容など、質問しやすいものを2つ、3つほど聞いてから本題に移りましょう。そして、聞きにくい内容であればあるほど、聞くに至る経緯をしっかりと説明しなければいけません。理由次第では親身になって丁寧に教えてくれるはずです。

    例1)想定年収を聞きたい場合
    NG:「年収はどれくらい頂けそうですか?」
    GOOD:「実は○月に子供が生まれるので、計算したところ年収がこれくらい必要なんです。御社に入社した場合、年収はどれくらいを想定できますか?」

    例2)残業時間を聞きたい場合
    NG:「月の平均残業時間はどれくらいですか?」
    GOOD:「体の弱い家族がいて、緊急で看護しなければいけないケースがあり得ます。もしそういった場合には早退させてもらうことは可能ですか?」

    その情報が必要な理由をしっかりと伝えることができれば、ネガティブな質問でも必ずしもマイナス印象に働くわけではありません。一番重要なのは誠実さ。多少プライベートなことや背景をさらけ出したほうが、欲しい情報が手に入るケースも多いんです。

    3)百聞は一見にしかず。成果物でアピールするべし

    20代の転職に比べて30代では即戦力を求められる為、“今何ができるのか”が重要。だからこそ履歴書や口頭で経歴を並べるよりも、“成果物”を見せてアピールするのが一番効果的です。

    自分で開発したアプリがあれば見せてみたり、Githubのアカウントを伝え、公開しているソースコードを見てもらうのも良いでしょう。中には自宅で立てたサーバーを見せたという例もあるそうです。そういった目に見える成果物があると、「ここで苦労したところは?」と聞かれたりして話がふくらむこともあります。

    取材・文/羽田智行(編集部)

    Xをフォローしよう

    この記事をシェア

    RELATED関連記事

    RANKING人気記事ランキング

    JOB BOARD編集部オススメ求人特集





    サイトマップ