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インフラ分野で攻めるマイクロソフトで、OSS好きのインフラエンジニアがエバンジェリストになった理由【de:code 2015開催情報付き】

タグ : Azure, de:code, OSS, インフラエンジニア, 日本マイクロソフト, 高岡将 公開

 

日本マイクロソフトのデベロッパーエバンジェリズム統括本部に所属する高岡将氏

2014年2月にサティア・ナデラ新CEOが就任して以来、Microsoft Azureを中心としたクラウドファーストと、オープンソース製品群との融合を前面に打ち出しているマイクロソフト。

かつてはエンタープライズ向けのライセンス販売によって巨大な“MS経済圏”を形作ってきた同社の新戦略は、業界とユーザー双方に驚きをもって迎えられている。

この大胆な変革の渦中にあるマイクロソフトを象徴するような経歴を持つエンジニアが、ナデラ氏のCEO就任から2カ月後の昨年4月、日本マイクロソフトへAzure関連ソリューションのエバンジェリストとして入社している。

デベロッパーエバンジェリズム統括本部に所属する高岡将氏だ。

今年4月、『おうちで学べる仮想化のきほん』を上梓したばかりの高岡氏は、第一生命情報システム、大手SIer勤務を経て、2006年~2010年代初頭にかけてレコチョク、DeNA、クルーズとベンチャー数社を経験。現職に就く直前まで在籍していたデルを含め、コンシューマー/エンタープライズの両分野で一貫して大規模インフラの構築や仮想化案件に携わってきた。

その過程でLinuxディストリビューションを触るようになり、CentOSやMySQLなどにも精通するようになったため、早くからLinuxベースの大規模インフラ構築やLAMPを使ったサーバ負荷対策といったチャレンジングな取り組みに着手。国内のインフラ担当者たちの中で一目置かれる存在になっていった。

レコチョク在籍時は数百台レベルのサーバ運用で早期のSSD利用を具現化し、クルーズでは大規模、高トラフィックのコンテンツをオンプレミスにて構築・運営を軌道に乗せたことでも注目を集めている。

そんな高岡氏は、どんな経緯で日本マイクロソフトへ転身したのか。その理由やインフラエンジニアとしてのキャリアメイク術、そして5月26~27日に行われる同社のITエンジニア向けイベント『de:code 2015』で行う講演内容について聞いた。

「OSSともリレーションシップを築かなければ」が転身のきっかけ

高岡氏が日本マイクロソフトへ移る最初のきっかけは、同社のエバンジェリスト増渕大輔氏にSNS経由で口説かれたから。

「最初は『LAMP使いの私に、なぜ日本マイクロソフトから声が掛かったんだ!?』と思いました。私がMSテクノロジーの普及役であるエバンジェリストとしてハマるはずがない、と(笑)」

当時をそう述懐するものの、結果は前述の通り。AzureをPaaSとし、各種OSSと連携しながら大規模インフラの新たな構築・運用事例づくりを進めようとしていた同社の取り組みは、いまやコンテナ型仮想化ソフトDockerとの協業など、徐々に形となって表れている。

「クラウドシフトの本気度は、増渕さんの話からも伝わってきた」と振り返る高岡氏にとって、変革期の日本マイクロソフトは次の挑戦をしていく上で刺激的に映ったという。

「私がエンジニアとして一貫して実現してきたのは、インフラ回りの圧倒的な効率アップとコストの大幅削減です。それを、Azure関連テクノロジーを駆使してどう形にしていくか? という視点で新風を吹き込む役割は、純粋に面白そうな仕事だと思いました」

高岡氏がこのタイミングで日本マイクロソフトに転職したのは、自身のキャリアメイクも考えてのこと

そしてもう一つ、高岡氏が日本マイクロソフトに入社する理由となったのが、インフラエンジニアとしての“宿命”に対する新しい答えを作るため。

「インフラエンジニアとして大規模な案件に携わり続けるとしたら、フリーランスでは難しい。同じエンジニアでも、アプリやフロントエンド担当のエンジニアと僕らの決定的な違いはここにあります。ですから、世界規模でビジネスを展開しているマイクロソフトは、僕自身の経験を広げ、深めていく際にも良い環境だと考えました」

また、経験を積んだエンジニアが直面しがちな「プレーヤーのままで行くかマネジメント職へ転向するか?」という課題に対しても、エバンジェリストという選択肢は一つの解決策となり得る。

「特にインフラ分野の技術は、アーキテクチャの部分まで突っ込んで手掛けるには『個人』では難しいという側面があります。業界全体でさまざまな新技術が出ている今のフェーズで、エバンジェリストになれる機会があるなら、やってみたいと考えたのも入社の決め手でした」

『de:code』ではAzureでのOSSの運用・管理についてのセッションを担当

入社から1年あまり。これまでは、Windows Server 2003から2012 R2への乗り換えやAzureへの移行支援を行っていたが、今後高岡氏に任されるであろう仕事の範疇はさらに大きなものになっていくだろう。

米Microsoftが今年4月29日~5月1日にサンフランシスコで開催した開発者向けイベント『Build 2015』では、Azureに関連する新テクノロジーが多数発表されたからだ。

本国アメリカでもようやく形になってきたマイクロソフトのクラウドファーストへの取り組みを、さらに加速させていくための取り組みが、高岡氏に託されるのは想像に難くない。その一環として、5月26日~27日に行われる『de:code 2015』でも、「OSSの運用管理 on Azure」と題したセッションを担当するという。

『de:code 2015』で高岡氏が担当するセッション内容

「大規模なデータセンターやシステムを運用・管理しているところでも、『クラウドはまだいいよ』とクラウド化は様子見という傾向がまだまだあります。ただ、とある企業のCTOから『インフラ担当者はよりプログラマブルになっていかないと絶滅してしまう』という話を聞くようになったのは、クラウドやOSSを駆使しなければ多様な課題解決ができなくなっているから。このセッションでは、その点についての実践的なノウハウをご紹介できればと考えています」

LinuxベースのOSSが中心で、LAMPでのインフラ回りを手掛けてきた高岡氏だが、かつて大手ベンダーに在籍しながらマイクロソフトともコラボしていくつも導入事例を成功へと導いてきた経験もある。セッションではデモを交えながら、Azureを活用してOSSを運用・管理するメリットや優位性について紹介する予定だ。

「個人のキャリア構築の側面でも、SIで働くインフラエンジニアや企業のIT部門ご担当者が『ちょっと先のあるべき姿』と『それを具現化する技術』について触れておくのは大切だと思っています。今は直接関係がない事柄も、未来は必ず必要になるテクノロジーはたくさんありますので、そういう未来志向の情報をご提供できるようにしたいと考えています」

>> 2015年5月26日–27日、ザ・プリンス パークタワー東京で開催される『de:code 2015』概要はこちら

>> 『de:code 2015』参加登録(有料)はこちら。 5月15日(金)まで早期割引あり

取材・文/浦野孝嗣 撮影/伊藤健吾(編集部)




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