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英検3級から外資系メーカーでも通用する英語力を身に付けるには?~河野哲治氏の学習法

タグ : tips, 英語 公開

 

エンジニアが仕事で使える英語のtipsをご紹介する本連載。今回は、複数の外資系メーカーで働いた経験を持つ河野哲治氏に話を聞いた。

高校卒業後、地元大分で10数年働いていたという河野氏。どのような経緯で外資系企業での勤務をスタートさせ、海外で通用する英語力を身に付けたのか。学習プロセスを紹介しよう。

プロフィール

河野哲治氏

1993年、大分県立大分工業高等学校を卒業後、半導体関連企業数社を経て地元の外資系半導体メーカーの工場に入社。品質保証エンジニアとして不良解析に携わる。2013年の工場閉鎖により外資PC関連メーカーへ転職、テクニカルサポートを経験後、2014年より同スペシャリストを担当。主に技術的な面から顧客と本社エンジニアとをつなぐ役割を担った(2014年10月時点)

≪海外滞在歴≫
アメリカに出張ベースでトータル2年ほど滞在。

≪社会人になる前の英語レベル≫
中学生の時に英検3級を取得。

≪現在の英語レベル≫
TOEIC700前後。「まだまだ発展途上」とのこと。

はじめは「オウム返し英会話」で学習

初渡米したころの河野氏

―― 河野さんはもともと海外に行くことに興味を持っていたのですか?

小学生のころから両親の影響でアメリカに興味を抱いていました。海外留学を希望した時も、両親はすぐ賛成してくれたんです。でも、高校生のころ、父親が病気にかかり早期退職したため、やむを得ず就職の道を選びました。それから10年以上、日々仕事を続けながらアメリカへの憧れを募らせていました。

―― 国内で10年以上も働いていた河野さんが、外資系企業で働くことになった転機を教えてください。

ある時、外資系企業が出していたエンジニアの求人広告を見かけました。そのキャッチフレーズは「英語は入社後学べます!」というもの。「これだ!」と思い、即応募しました。

運良くスキルが合致し入社が決まりましたが、それが英語学習との闘いの始まりでした。入社まもなく、世界中から集まる新人に混ざってシリコンバレーへ単独トレーニングに2カ月以上参加することが決定したのです。見よう見まねの「オウム返し英会話」がスタートした瞬間でもありました。

半導体メーカーの工場勤務時代、休憩室仲間と撮った1枚

―― 実際に海外で行ってみて感じたことなどを教えてください。

客観的に現地で働いている日本人を見ると、能力が高いにも関わらず、非常に遠慮してしまうところが多くてもったいないなと思いましたね。一方で、現場では日本人に対して非常に信頼度が高いことを感じました。仕事以外の場面においてもアメリカは生活しやすいと思いました。先代から多くの日本人が築き上げてくれた信頼に感謝したいですね。

―― ご自身の中で工夫した勉強法を教えてください。

突然アメリカに放り込まれることになったので、とにかく渡米前に中学生レベルの基礎を固めました。あとは現地でとにかく話し、ネイティブが用いる口語をオウム返しで定着させていきました。

簡単な勉強法なのですが、これが一番有効でした。逆に、数万円で買った“英語耳”を作るという教材はほとんど役に立たなかったです。

初心者を抜け出したころの「恥じらい」を捨てることが上達のカギ

―― 仕事をする上で必要な英語スキルを身に付けるために工夫したことを教えてください。

外資系3社を転職した限り、ある程度日本人と関わったことがある外国人は日本人の英語レベルを知っているので、はじめからそう難しい言い回しはしてこない気がします。が、業界ならではの専門用語を習得する術が必要でした。

とにかく入社直後は、オウム返しで会話表現を覚えながら、社内で使う用語辞書を自作して身に付けました。ただし、用語辞書はあくまでもその社内で仕事をする時にだけ使えるものだったので、転職するごとに辞書を作るようにしました。

―― 英語力が不足していた頃に一番苦労していたことは何ですか?

英語力に自信がなくてコミュニケーションが不十分だったこともあって、ミーティングで流れを止めてしまうことがよくありました。そのフォローを最小限にするために、隙間時間に外国人同僚とコミュニケーションを密にとり、事前に距離を縮めておくのが大変でしたね。

―― 現在、お仕事をする上で英語を使用するのはどういった場面でしょうか?

私は在宅社員だったので、人と顔を合わせることはまずありません。ただ、そこはインターネット社会。私が所属しているグループは海外にあり、そのグループで代理マネジャーをしているため、国を越えてミーティングに参加することがあります。

そういった場面では、当たり前ですけど英語を使うことになります。

―― 河野さんは現在日本にお住まいですが、日常生活で英語力をキープするために実践していることを教えてください。

3歳の息子とは英語で会話するように心掛けています。子どもにはネイティブの家庭教師をつけて正しい発音を学ばせつつ、私自身も発音の矯正をしています。私にとっても息子にとってもメリットがあり、一石二鳥です。

――「自分の英語力が伸びた!」と感じた瞬間を教えてください。

残念ながらいまだにありませんね(苦笑)。ただ、強いて言えば、思いをストレートに英語で吐き出せるようになった瞬間でしょうか。

はじめは頭で訳してからしゃべっていたので、本当にぎこちなかったですからね。

―― 英語力をキープ・向上させるために心掛けていることを教えてください。

どうしても複雑な説明をする際、センテンスが冗長化してしまいます。それをできるだけ避けるためにメモを残し、後で必ず簡潔な言い回しを確認し直し、別の機会に使用することで定着させるように心掛けています。

―― 英語力を伸ばすためのモチベーションを教えてください。

仕事の出張で溜まったマイルで、家族を連れてカーズランド(アナハイム)へ行った際の写真

私の場合、英語力の底辺からの出発だったせいか、当初は怖いもの知らずにしゃべりまくっていましたし、質問もたくさんしていました。今思い出すと恥ずかしいくらいですが。

ただ、少しレベルアップしてくると「こんなことを話したらカッコ悪いんじゃないか」と恥じらいが邪魔をする気がします。一時期は恥ずかしくなって会話できなくなったこともあります。

それでも、恥ずかしいから話せないなどと言っていては業務に影響しますので、恥じらいを捨て、少しでも理解に不安があれば自分がきちんと理解できるまで確認した上で次に進めるようにしています。

―― ありがとうございました。

取材・文/大井 あゆみ(『シンガポール経済新聞』運営Diversolutions.Ptd.Ltd代表取締役)




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