外国で普通に仕事をしたのに刑務所に! 海外出張が決まったら必ず調べたいこととは?

外国で仕事をするときに念頭に置かなければならないのは、国によって風習が違うこと。それは一般生活の上でも、仕事をする上でも理解しておかないと、大変なことになってしまいます。そして今、外国で仕事をしている日本人に、ある災難が降り注いでいます。

外国での仕事で気を付けるべきこと

外国で仕事をするときに念頭に置かなければならないのは、国によって風習が違うこと。
それは一般生活の上でも、仕事をする上でも理解しておかないと、大変なことになってしまいます。そして今、外国で仕事をしている日本人に、ある災難が降り注いでいます。
アメリカで働く日本人ビジネスパーソンが、刑務所に送られているという衝撃のニュースが飛び込んできました(週刊朝日1月9日付)。記事によると昨年9月に米司法長官が、日本企業9社が自動車部品を巡って価格調整を続け、反トラスト法(米国の独占禁止法)に違反していることを認め、罰金の支払いに応じたと発表しました。
この発表後も摘発は続き、昨年12月までに反トラスト法違反を認めた企業は合計23社。そのうちの21社が日本企業でした。罰金総額は18億ドル(約1880億円)にものぼり、日本人25人の責任が問われました。そしてそのうちの20人が禁錮1~2年の実刑判決、つまり刑務所に送られてしまったのです。
なぜこのようなことが起こったのでしょうか? これは日本では普通の仕事として行われていることが、アメリカだと違法になるからです。

『系列』会社同士が協力しても、アメリカでは法律違反!

例えば日本には『系列』という言葉があります。自動車会社なら自動車の製造工場、部品メーカー、販売店などが同じ系列の場合、お互いが協力しあって仕事を進めていきます。しかし米国では、同じ系列であっても独立した会社同士が協力し、例えば自動車の部品の値段を決めるのは、反トラスト法違反になってしまうんです。
また、日本では同業他社の人たちとも飲みに行くこともあるでしょう。しかし、アメリカではお酒の席でも製品の価格の値段がポロっと出てしまうと、反トラスト法違反につながると言います(週刊朝日1月9日付)。同業他社の人と話すと、アメリカでは疑いの目で見られてしまうというわけです。

海外出張が決まったら、事前にビジネスマナーをチェック!

アメリカの例は犯罪につながってしまうので、事前に注意が必要ですが、その他にも国により、ビジネスの習慣は変わってきます。
例えば中東では握手は必ず右手で行います。これはアラブ圏では左手は『不浄の手』という概念があるためです。またアジア圏では名刺は地位の高い人から順番に、両手で渡すというマナーもあります(参考:イノベーションズアイ 出張時に気をつけたい世界のビジネスマナー)。
今や日本も国際化が進んでいます。海外への出張や転勤などが起こる可能性が高くなります。たとえ短期間の出張でも、まずは行く先のビジネスマナーを学ぶ必要がありそうです。
出張や転勤が決まったら必ず事前にチェックして、トラブルに会わないように気をつけてください。


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