ブラック企業に関しては、メディアで取り上げられることも多いものです。しかし、ブラック企業とは正反対の「ホワイト企業」はそれほど知られていません。実際に就職する企業を考える際、ホワイト企業ランキングを参考にすることで、優良企業を見極めやすくなります。
ホワイト企業ランキングはどのように決まっているのか
昔から、離職率の高い企業は危ない、とよく言われていました。常に中途採用募集がかかっていたり、創業後の年数は長いのに、役員以外がみんな若い社員ばかりだったりすると、「社員がいつかない会社＝居心地や待遇が悪い」という図式が成り立つというわけです。つまり、逆に、「長く勤めている社員が多い会社＝居心地や待遇がいい」と言えるでしょう。
ホワイト企業ランキングの付け方はいろいろありますが、こうした観点から、入社1年や3年を経た後、どのくらいの人が在職し続けているかを見るランキングが参考になるでしょう。男女共に定着率100％の会社というのもたくさんあります。こうした会社は、それだけ魅力的で、長く勤められる環境が整っていると言えるでしょう。
ホワイト企業の福利厚生
ホワイト企業ランキング上位に入る会社の福利厚生は、どのようなものがあるのでしょうか。
まず、当然のことながら、法令遵守となりますから、育児休業や有休は問題なく取得でき、残業代もしっかり支払われます。不当な時間外労働もありませんし、週休二日が当たり前です。その他にも、さまざまな手厚い制度が用意されている会社もあるので、いくつかご紹介します。
・フレックス制度
→子供のお迎えや、行事、趣味などと仕事を両立させることができる
・介護休暇が取りやすい
→別居している兄弟姉妹でも介護休暇が認められるなど手厚い制度
・提携保養所やリゾート、社内クラブ活動
→仕事面だけでなく、休暇や楽しみも用意
・カフェテリアプラン
→企業側があらかじめ用意した福利厚生メニューの中から、個人の好みに合わせた福利厚生を選択し、利用することが可能
また、海外では、1ヶ月以上の長期休暇制度がある会社や、高額の旅費補助がある会社などもあるそうです。
ランキング上位の会社では、一般的にホワイト企業の必須条件とされる「残業代支払・有休取得・完全週休二日」といったことだけにとどまらない、数多くの魅力的な制度が用意されています。ここで挙げた例以外にも、持ち株会や社内ドリンクサービス、朝食サービス、教育制度など、会社ごとにさまざまな制度がありますから、企業ホームページ等をチェックしてみてください。
こうした会社であれば、毎日楽しく働けそうですよね。離職率が低いのも頷けるでしょう。
