転職経験者が語る!メーカーで働くソフトウエア技術者の実像
| 仕事内容、やりがい、年収――。ソフトウエア技術者は何を求めてメーカーに入るのか。 2人のメーカー内ソフトウエア技術者に話を聞いた。 そこからソフトウエア技術者に共通する実像が見えてくる。 |
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株式会社キーエンス
俟野宏介 氏
Kosuke Matano
ソフト開発部門
大学卒業後、ソフトウエアの受託開発を主とするSIerに入社。パッケージソフトの開発などに従事する。その後2007年3月、キーエンスに転職。FA関連のPCアプリケーション開発を担当している
俟野宏介 氏
Kosuke Matano
ソフト開発部門
大学卒業後、ソフトウエアの受託開発を主とするSIerに入社。パッケージソフトの開発などに従事する。その後2007年3月、キーエンスに転職。FA関連のPCアプリケーション開発を担当している
自社商品に自分の考えを活かせる環境
「前職では請負業務が中心だったので、自社商品を手掛けることで、もっとモノづくりを実感したいと考えていました」
そう語るのは、FAセンサーや自動制御機器、計測機器などの開発・販売を行うキーエンスで、PCアプリケーションの開発に携わる俟野宏介氏だ。転職前はSIerで受託開発をメインに担当。仕様書通りにプログラムを組んでいくという業務に閉塞感を感じていた。そんななか、前職で培ったソフトウェアスキルを活かせ、自社商品を出しているキーエンスに転職を決めた。
「自社商品に携わっているということもあり、『自分たちがやりたいことをやっている』感覚があります。妥協することなく良いものを作りたいという思いを持って、業務に携わることができています」
自社商品に携わることゆえの難しさもある、と俟野氏は言う。製品の商品力は、そこに組み込まれている機能がどれだけ高いかで決まるといっても過言ではない。
「商品の大枠は決まっていますが、詳細な仕様は担当する技術者同士で話し合いながら決めていくことがあります。そのためには、技術者のひらめきが重要。どんな機能を搭載すればより良い商品になるのか、ということをいつも念頭に置かなければなりません。自分の気づきやひらめきが止まってしまうと、そこで商品の進化も止まってしまいますから」
同社のソフトウエア開発現場は、他部署との連携が不可欠。自分が手掛けたアプリケーションがハード上でどのように動くのか、周りとのコミュニケーションを密にすることが必要だ。チームがひとつとなって、良い商品を作るという風土が、同社では根づいている。
「どんな機能を搭載すればより良い商品になるのかをみんなで考える。また、自分の考えを発信し、商品に活かせる環境が当社にはあります。自分たちが作ったソフトウエアが商品の出来に大きく影響することは、技術者としてやりがいでもあり、難しさでもありますね」
今後は、現在担当しているFA機器だけでなく、幅広い商品の開発プロセスを探っていきたいと話す俟野氏。
「さまざまな商品に共通するソフトウエアの開発手法を身につけたいと考えています。そうすることで、低コストで高品質なソフトウエアを商品に組み込むことができます。でも、これはもう少し先の話。当面は、今携わっている商品のリリースに向けて注力します。“ハードを動かしているのはソフトである”という醍醐味は、商品がユーザーに届いてはじめて実感できると思います」
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