Ultimate Eco-friendly Car究極のエコカーを作ってみました

CO2排出量の削減、燃費の向上など、環境に優しいクルマ「エコカー」の注目度が高まっている。そんな中、クルマの最新技術を支えるサプライヤーで活躍するエンジニアはどのような思いで業務に就いているのか? また、彼らが思い描く究極のエコカーとは?
●Word/KOJI URANO.NAOJIRO ONUKI.YASUNORI NARAHARA(E-type)
●Photo/MAKOTO OSAWA.AKIHIKO SUZUKI.TAKASHI TOGAWA ●Illustration/MAKOTO TADA
佐藤弘明 氏 Hiroaki Sato
株式会社富士キメラ総研
第一研究開発部門 C&E研究室  AD
外資系食品メーカーで約4年間の営業経験を経て、富士キメラ総研へ。エレクトロニクス関連全般の調査を行う第一研究開発部門に所属。主にカーエレクトロニクス、部品、ITS、アフターマーケット用品の調査を担当している
究極のエコカーづくりの主流として、メーカーが最も尽力しているのが「ハイブリッドカー」だ。富士キメラ総研の佐藤弘明氏はトヨタ自動車が牽引役となり北米市場向けの投入が秒読みという。

「トヨタは高級車を中心にニューモデルのリリース後、約3カ月という短いスパンでハイブリッドモデルを投入すると発表をしています。トヨタの技術を活用する日産、独自開発のホンダも1〜3年後をめどに、主に北米市場向けの開発を進めていますから、今後はハイブリッド車関連の技術開発が主流になるでしょう」

一方、欧州のメーカーは燃費の向上と有害物質の排出量を抑える環境対策を施したディーゼル車の開発が主流だ。

「今、内外のメーカーで採用が進んでいるのが『CVT』です。この実用化はサプライヤーとメーカーとの共同開発で実現してきたという背景がありますね」

CVTには複数の方式があり、エミッションと燃費とを同時に向上させる特徴がある。今後は標準装備で普及しそうだ。

「特に東南アジア市場は環境対策ニーズが高く、低価格化も大きな課題。サプライヤー各社は、技術開発を通して汎用化を進め、よりリーズナブルな供給へとシフトしていくはずです」

日本メーカーは燃料電池車の実用化研究を中・長期的に進める一方、環境対策技術を核にハイブリッド車とディーゼル車をニーズに応じて戦略的に投入する。

「小型・軽量化も含めて、エコカーづくりには主要サプライヤーの技術力が欠かせません。積極的な研究開発姿勢で“究極”へと進んでいるのを強く感じます」
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