ビッグデータ時代でもいまだメジャー、RDBMSとは?

RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)とは、リレーショナルデータベースを管理するためのソフトウェアをいいます。1969年、エドガー・F・コッドによって提唱されました。

ビッグデータ時代でもいまだメジャー

RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)とは、RDB(リレーショナルデータベース)を管理するためのソフトウェアをいいます。1969年、エドガー・F・コッドによって提唱されました。

RDBでは、データは「テーブル」と呼ばれる表で示され、IDなどのキーによってデータを呼び出し、データの検索や統合などを行います。データベースとしてはもっとも普及しているものといえます。

代表的なものとしては、オラクルの「Oracle Database」や、オラクルのオープンソースデータベース「MySQL」、マイクロソフトの「Microsoft SQL Server」などがあります。マイクロソフトのOfficeシリーズのひとつ「Access」も、RDBのひとつです。

ビッグデータの登場で潮流は変わる?

最近のIT業界をにぎわすバズワードのひとつが「ビッグデータ」です。ビッグデータとは、「事業に役立つ知見を導出するためのデータ」のこと。例えば、フェイスブックやツイッターなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)上でやりとりされるデータなどもビッグデータとされています。

こうしたデータはその蓄積量が膨大なため、RDBのような既存のデータベースでは扱いきれないとして、新たなデータベースが登場しています。そのひとつがNoSQ(RDBMS以外のデータベース管理システム)の「MongoDB」。“Humongous”「巨大な」がその名の由来であるように、大量のデータを扱うことを主眼に開発されたデータベースです。ただ、データベースの人気ランキングを毎月実施しているDB-Enginesの調査(2014年8月)によると、「Oracle Database」、「MySQL」、「Microsoft SQL Server」の三大RDBMSと4位につけている「PostgreSQL」、5位の「MongoDB」のあいだには、大きな開きがあります。

上位3つのRDBMSの市場シェアは合計でなんと約86%。ビッグデータの活用が注目を集める中で、RDBMS以外のデータベース管理システムの登場が騒がれていますが、実際の市場では依然としてRDBMSが支配的であることがわかります。

データベースエンジニアの資格

データベースを扱うエンジニアとしての資格には、データベースを取り扱う上で必要とされる技術を認定する国家資格である「データベーススペシャリスト試験」があります。この資格は「情報処理技術者試験」のなかでも「高度情報処理技術者試験」に区分され、難関資格として知られます。2014年春期試験での合格率は16.7%でした。

もうひとつ代表的なものとしては、RDBMS大手オラクルが実施しているデータベース認定試験「オラクルマスター」があります。難易度はBronze、Silver、Gold、Platinumの4段階。この資格は1回で取得できるものではなく、下位レベルの資格を持った上で次のレベルの試験を受験し、合格しなくてはいけません。情報処理のベンダーが実施する試験としてはポピュラーなものなので、データベースエンジニアを目指すならば取得しておいて損はないでしょう。



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