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山崎元の30歳  

金融マンのキャリア査定

キャリアのターニングポイントとなることが多い30歳。果たして金融マンが転職を考えるとしたら、どんな結末が待っているのか? 業界を渡り歩いてきたスペシャリスト、山崎元が金融マンのキャリアを査定! 《2007年6月号より抜粋》
第2回 理想ばかり追わず現実を知るべし!
山崎 元(やまざき はじめ) 氏
楽天証券経済研究所、客員研究員。三菱商事に入社後、野村投信委託、住友信託銀行、メリルリンチ証券など転職歴は12回。マネーや転職に関する著書の執筆のほかに、経済評論家としてメディアにも多数出演する。

留学経験がありTOEIC900点ともなれば、とりあえず英語力は及第点といえます。しかし厳しいのは、目指す仕事での実務経験がないことです。証券アナリスト資格を取得しているようですが、決め手にはなりません。例えば証券会社や運用会社で実際にアナリストとして働いていた人と比べたら、やはり経験者が優位でしょう。

銀行勤務なら、せめて調査部門で特定セクターの産業調査に従事していたような経験があると、良かったかもしれません。一般的に30歳にもなると、お隣の仕事には移ることができても、向こう岸の仕事を目指すのは難しい。30歳で、希望の仕事に近い場所にいるかどうかが、その後のキャリアを考える上で非常に重要なポイントとなります。

さて、この方の場合は、英語力もありますし、ポテンシャルを評価されれば、ジュニアとして採用してもらえる可能性ならあるでしょう。ジュニア採用でも、外資系証券の年収レベルを考えれば、1200万円程度プラス、少々のボーナスは期待できそうです。

しかし問題は、アナリストとして一人前になれるかどうか。30歳で新しいキャリアをスタートさせ、シニアアナリストのサポートをしながら、日々マーケットの情報を取り、レポートも英語と日本語で作成しなければならない。お客様の前でプレゼンテーションもできるようにならなければいけません。

また、外資系企業では本国の業績が悪化して人員カットということもあり得ます。その際、ジュニアアナリストなどは、真っ先にターゲットにされやすい。おまけに仕事が忙しく、カルチャーギャップもある。外資系企業の高い年収は、こうした激務とリスクを含めての金額だということを、知っておくべきでしょう。

本気でアナリストを目指すのであれば、転職後は早く一人前になる努力が必要ですし、今の仕事でキャリアアップを図るなら、例えば英語力を武器に外資の銀行に転職し、自分でポジションを持つ立場を目指すのも手です。

全ての職種に通じることですが、楽して儲かる仕事はありません。まずは今の自分の市場価値と今後のキャリアを、冷静に考えてみましょう。

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