私のキャリアヒストリー:かくして私は社長になった

“サプライズ”と“感動”が行動の基点。
追求心が成功を生む。
株式会社エーアイパシフィック 代表取締役
神谷 知愛氏 (27歳)

中学時代から起業の夢を抱き、高校卒業と同時に上京。大学時代は勉学に励む傍ら、個人事業として美容・通信商材の販売をはじめ、数々の事業に着手し活躍する。大学卒業後、2005年エーアイパシフィック創業。現在に到る。
特にT層(13歳から19歳の男女)からF1層(20歳から34歳までの女性)をメインターゲットとする携帯を用いたマーケティングに強みを持ち、店舗運営に関わる総合サポートを行うマーケティング事業と、市場のトレンドから新しいメディアを開発するメディア事業を展開している同社。設立3年目と創業間ない同社だが、その『若さ』を武器に、疾風迅雷の速さで変化する業界の流れに柔軟に対応している。Web業界に新興企業として参入した同社の代表神谷氏に設立の経緯と今後のビジョンについてお話しを伺った。
起業の夢を抱き続けた学生時代
神谷氏が起業について意識し始めたのは、驚くことに中学生の頃からだという。仕事を意識することの方が少ないこの時期に、なぜ起業を意識し始めるようになったのだろうか。
「特に理由はないのですが、昔から、ワガママな性格でしたからね(笑)。まだ中学生だったので本当に漠然としたものでしたが、単純に、自分で考えたこと、自由な発想や企画を実現するには起業することが一番なんだと思っていました。自由にイキイキと活動している姿が印象的だった祖父からも影響を受けていたんだと思います。思い返してみると、自営をしていた祖父の姿は非常に楽しそうだったなと、子ども心に感じていましたね」
若くして、起業への想いを抱きはじめた神谷氏だが、その想いは高校へ進学しても揺らぐことはなかった。より現実的に起業について意識が強まり、高校卒業後、住み慣れた名古屋を離れ、東京の大学へと進学を決める。
事業が成功していた裏で、個人の限界を知る
「大学時代は勉学に励む傍ら、個人で仕事を請け負うようになっていきました。周りの同級生とは全然違った生活スタイルでしたね。皆がサークルとか部活をしている隣でビジネスのことを考えている。純粋に楽しみが個人事業のほうに向いていました」
商売人としての才覚を持ち合わせていたのか、美容商材のブローカーなど、個人事業主として数々の成功を収めていった神谷氏。だが、その一方で、成功する度に膨れ上がっていく“個人の限界”を同時に感じていた。一人でまかなえる業務量、負える責任、生み出すことのできる価値の大きさ、成功続きの中で浮かび上がってきた壁に直面したことで、神谷氏は起業を決意する。
社会に永続的に残る企業を目指し、エーアイパシフィックを創業
起業家達が会社を建てる目的は色々ある。社会的地位の確立・資産の取得・社会への貢献など理由は様々だ。大学時代から敏腕を振るい、成功を収めていた神谷氏の起業に対する想いは「自分が引退して亡くなった後もいつまでも名の残る会社を創る」ということであった。
「『稼ぐ』とか『資産を増やす』といったことは個人でも成し遂げられるもの。そうではなく、『一人では超えられなかった壁でも、皆が協力することで乗り越えてゆける』『一人では生み出すことの出来ない大きな価値を、皆が集まることで生み出していける』。そんな会社にしていきたいと考えて起業しました」
サプライズと感動が行動の基点
若き頃から描いていた夢を実現させた神谷氏だが、ぶれることなく進むことができたのは、ただひた向きに“サプライズ”と“感動”を追い求めた結果だという。
「自分の知らない世界を知り、その世界に感動を覚えたとき、自分の世界観が広がっていくのを感じました。より多くのサプライズと感動に出会う為の行動が、一日一日を一生懸命にさせ、目標に向かって進み続ける原動力に変わっていったのだと思います」
神谷氏は自らの経験を振り返り、社員に対して、会社に対して、自分がどれだけサプライズと感動を与えられるか、そんなことを日々考えながら行動をしているのだという。「どんなに困難なことでも、やりたいと本気で思って行動すれば何でもできる」というのが神谷氏の持論だ。
「“立ち止まらず、前向きに進め”と自分にいつも言い聞かせています。人間だから迷うことは沢山ある。考えれば答えがでてくるのであれば、時間をかけ、考え続けることはとても大切なこと。ですが、迷っても答えが出ないとき、そんなときは、一旦考えることをやめて開き直る。横目を振らず、前を向いて進み続けることも同じくらい大切なことだと思っています」
トライ&エラーを繰り返しながら知識を吸収し、成功を重ねていった神谷氏。「感動することを諦めず、生きる信念と決断力を持ってこれからを頑張って欲しいですね」と力強いメッセージで締めくくってくれた。
27歳の社長を始め、社員の平均年齢は28歳と『若さ』と『スピード感』が特徴である同社。年代の近いメンバーが集まることで、組織にも一体感が生まれている。「社員旅行の際に、社員から誕生日を祝ってもらったんですよ」と嬉しそうに語る神谷氏の笑顔からは、社員との繋がりの強さが感じられた。
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( 『営業の転職@type』 編集記事より転載 )

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