自己PRを履歴書に記載する場合の例文

「職務経歴書」と「履歴書」双方に記入する自己PRは、基本的には同じ内容で問題ありません。
ただし、職務経歴書に比べ、履歴書の自己PR欄は記入スペースが小さいのが一般的です。職務経歴書に経歴や実績を記載している場合は、その内容を簡単にまとめた文を履歴書に記入して、「別紙職務経歴書に詳細を記載」と一言添える形にしましょう。
履歴書の自己PR欄においては、職務経歴書と同じ内容を適宜短くまとめることが必要になってくるので、例文を参考にして履歴書に最適な自己PR文を作成してみてくださいね。

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書き方が良くないと書類選考で不採用に!?

履歴書は、ただ必要事項を記入して送るだけのもの、と考えている方もいるかもしれません。
しかし、書類選考の場合、履歴書を送る時点で既に選考が始まっていることを意識しなければなりません。自己PR欄に書かれている内容をもとに、企業は求めている人材かどうかを判断するため、書き方が良くないと書類選考の段階で不採用とされる可能性があります。
履歴書を書く際には、企業がどういった人材を求めているのかを、求人広告をもとに分析し、その人物像に合った自己PRを書くことが大切です。どんな企業に送る時も同じ文で書いている方は、改めて自己PRの書き方を見直してみましょう。

自己PR欄の大きさに合わせた書き方

履歴書にはさまざまな形式のものがあり、自己PR欄の大きさもさまざまです。自己PR欄の大きさに合った書き方を紹介しましょう。

自己PR欄が小さい場合

PR欄が小さい用紙の場合には、できるだけ簡潔にアピールポイントをまとめる必要があります。要点を押さえて短くまとめるためには、結論を最初に書くようにしましょう。その直後に、自分のアピールポイントがその企業でどう活かせるかを書くと、より分かりやすくなります。
例えば、営業職を希望している人がコミュニケーションスキルの高さをアピールするのであれば、「人を楽しませる会話が得意、かつ前職では5年間新人教育係を担当していました」という文に続けて、「貴社では若手を率いて営業チームを組み、自分だけでなく他の社員も巻き込んで、社の成長に貢献できると考えています」とまとめれば、簡潔でありながらアピールポイントや入社後の姿が伝わりやすくなります。

自己PR欄が大きい場合

自己PR欄が大きくとられている場合には、先に述べた内容に加えて自身の体験談を書くと良いでしょう。
例えば、「前職では営業チームのリーダーとして、20人ほどのメンバーを率い、5年間で社の売上を20倍まで引き上げました。現在は私が育てた部下にリーダーを任せ、彼は40人のメンバーを率いるまでに成長しています。この経験は、貴社での営業活動においても活かせると考えています。」と書けば、分かりやすく、リアリティがあります。
このように、体験談を交えながら伝えることで、説得力が増し、自身のスキルを活かせる場面が明確に伝わります。

職務経験のレベルに合わせた書き方

応募する職種の職務経験が豊富な場合とまったく経験がない場合でも、自己PRの書き方は変わってきます。
それぞれどのように書けば良いのか、例文をもとに解説しましょう。

前職では、オフィス用品の商品企画を5年ほど担当しておりました。プロジェクトの立ち上げからスケジュール管理、アイデアの収集、作業の割り振り、プロトタイプの作成、生産体制の構築などといった業務を行い、プロジェクトリーダーとしてヒット商品の開発に貢献しました。貴社においても、新商品の開発への参画ができるのであれば、前職での経験を活かし、たとえば◯◯などの商品を開発してみたいと考えています

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例文の解説

前職でどのような仕事をしていたのかを明確にし、具体的な仕事内容を挙げています。
「プロジェクトのリーダーをやっていました。」と事実を述べるだけでは、入社後にどう活かされるかが明確でなく、アピールポイントがぼやけてしまいます。
なぜその企業を選んだのかを踏まえながら、自分がどう貢献できるのかを具体的に伝えるようにしましょう。

以前は営業職としてメーカーに勤めていました。お客様へ提案する際の市場調査や消費者動向を踏まえたプレゼンテーションが評価され、社内の営業成績1位を獲得した実績があります。貴社では、前職で培った市場調査およびマーケティングのスキルを活かし、消費者のハートをつかむ商品開発や販売促進をしたいと考えております。企画職は未経験ですが、マーケティングの考え方を大切にしながら実務スキルを吸収し、1日も早く貴社に貢献したいと思います

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例文の解説

前職で異なる職種に就いていた場合、そのスキルを次の職種に結び付けることが難しいかもしれません。 しかし、どんな仕事をしていたとしても、そこで得たスキルを次の職場で活かすことは可能です。 どの部分に活かせるポイントがあるのかを徹底的に洗いだし、具体的にアピールするようにしましょう。 また、その企業で扱っている商品やサービスから、自分が受けた影響や実感を伝えられると、より好印象を与えられるかもしれません。

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