スキルアップ Vol.44

歓迎会や送別会で使える(かもしれない)割とどうでもいいニュースたち【連載:長谷川豊】

フリーアナ・長谷川 豊が「すぐに役立つネタ」を伝授!
ニュースと、トークと、営業と。
元フジテレビ・アナウンサーの長谷川豊が、営業マンが持つべきプレゼンノウハウやトークスキルを余すところなく紹介します! たまに、営業上の失敗(炎上!?)エピソードもズバッと斬るかも?
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フリーアナウンサー 長谷川 豊フジテレビ出身のフリーアナウンサー。13年間、朝の情報番組「情報プレゼンターとくダネ!」で、現場取材やニュースのリポートを担当。ニュースプレゼンテーションのプロフェッショナルとして活躍。現在はアナウンサーだけではなく、講演・執筆など、多方面で活躍中
公式ブログ:http://ameblo.jp/yutaka-hasegawa/

今、旬なネタを話すときにどんなことに注意して話題を振っていくか? フリーアナウンサーの長谷川豊が解説する、営業type式、今週の話題。その話題の「使えるか? 使えないか?」の度合いによって☆の数が変化します。

3月に入って暖かくなってきました。新入社員が入ってくる季節ですね。新しいメンバー、送り出すメンバー。その度に会話し、飲み会を行う回数が増えることでしょう。今回は、今週のニュースの中で気になったものを、身近な人との話題の切り口という視点で紐解きましょう。

1、授業でわいせつ画像 横浜市の中学校で   ☆☆☆☆☆

実は近年、小学校・中学校の教諭によるわいせつ事案が増加の一途をたどっています。少子化の現代社会を考えると、教師のモラルハザードが相当に進んでいる現状と言えます。
そんな中、起きるこういうニュース。大真面目に、「話題」という観点から見ると……

・自分たちの小学校・中学校の頃、PCなんてあった?

という切り口。これは等しくどんな世代にも適用でき、汎用性のある話題と言えます。授業は? 給食は? 何より、私が小学校時代にはエアコンなどは当然ありませんから、夏場とか大変だったわけです。そんなとき、必ず言われたのが「暑いと言うから暑いんだ!」というどこから突っ込んでいいのか分からない先生の無茶ぶり。いや、黙ってても暑いだろ。

・この先生、考えてみたら悪くないよね?

という切り口。申し訳ないですが、女性の皆さんに向けた「女性用アダルトビデオ」や「マミーポルノ」が氾濫している世の中でいったい今さら何をカマトトぶってんだ? という視点。この記事でも10秒ほど、女性の裸や下着が映ったという程度のこと。んなもん、何が悪いんだよ、というのが大多数の日本人の本音のはず。わいせつ行為を強要したわけでもなく、これのどこに怒る必要がという視点があってもいいかもしれません。

・って言うか、本当に事故かな?

これは一度提示してもいい視点でしょう。何を言っているのかというと、そもそも、私が私物のPCを講演会の会場に持って行ったとして、同じことは100%起きません。断言できます。絶対起きません。

皆さんの会社で、相手先にプレゼンに行って、PCをつないで同じことが起きるでしょうか? 起きないですね。と、言うことは……裏の裏を読めば、この先生、ひょっとして、生徒を驚かせるために、わざとやった……? という可能性まで考えられないでしょうか? そんな「深読み目線」も話題の展開としてはアリですね。

2、盗んだ自転車で200キロ     ☆☆☆

20歳の大学生が1万円相当の自転車を盗んで200キロ爆走し、職質されて逮捕されたというハートフルな話。はっきり言って……

どうでもいいニュースですが

話題にするなら、

・若い時、何か無茶しましたか?

というテーマとしては、先輩社員から面白いエピソードが出るかもしれません。一度も無茶していない人はなかなかいないはず。これは30歳以上の先輩社員との話には活かせる展開だと思われます。

・200キロ先で職質できる警察って、すごい!
自転車の盗難被害に遭った人は少なくありません。現在の自転車を守る方法、盗難防止の登録方法など。自転車全般にまつわる話を展開してもいいかもしれないです。

3、こんな人は40歳で失速する 20代で蓄えた知識や経験を陳腐化させる30代の過ごし方  ☆☆☆

この記事は結構面白かったので紹介しておきます。
30代をどう過ごすのかによって40歳で失速しない人間になるためのコツなどを多摩大学大学院の教授さんが解説。そこそこ文章が長くて読みにくいのだけれど、書いている内容は結構真っ当で、確かに「どういう30代を過ごすべきか」という視点はとても大切なもの。これは20代後半から30代全般の人が考えさせられる記事です。一読の価値ありかも。

4、警視庁、遺体取り違え家族に…25年後「本人」  ☆

最後にこんな話題も紹介します。こういう話は……気を付けてください。
何かって、話自体はめちゃ面白いです。しかし、「話題にする」という観点から言うと、このニュースはそこまで広がりを見せないんです。理由は簡単で、「あまりにも話が面白すぎる」ためです。こういう、「出落ち」のようなニュースや話題は、「へーーー!」ってなった後、その後に沈黙となります。ニュース自体は一発芸のように引きはあるんですが、その後につながらない話題は結構多いので、使いどころはご注意くださいね。

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本気論 本音論
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気になる社会ニュースや時事ネタに、独自の視点で斬り込む長谷川豊公式ブログ。随時更新中
公式HP:http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/

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