Vol.164

夏の営業で火照った体をクールダウン! 銀座で堪能する「盛岡冷麺」老舗の味【ザ・営業食】

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そのネタいただきます!
ザ・営業食
営業マンたるもの、ランチをただのエナジーチャージで終わらせるなんてもったいない! 空腹を満たすと共に、アイスブレイクや飲み会で使える“ネタ”も仕込むべし。

暑い……そうだ、冷麺食べよう!

夏が暑いのは当たり前。それは分かっているけれど、何この暑さ! 営業マンには厳し過ぎる熱気に文句も言いたくなるが、ここはぐっとこらえてできるかぎりの暑さ対策を。食欲の低下は、体力の低下! 暑くともしっかりとエネルギーチャージできるランチを求め、今回は銀座にある焼肉・冷麺が楽しめる『ぴょんぴょん舎GINZA UNA』におじゃますることにした。そう、今回のお目当ては、暑い日にもおいしく食べられるメニュー、冷麺である!

洗練された大人の街・銀座にはずらりと高級な店ばかりが、なんてイメージがあるかもしれない。だが、探せば結構リーズナブルでおいしい店にも出会えるもの。この『ぴょんぴょん舎』もそんなお店のひとつだ。

テーブルにつき、「冷麺、冷麺……」とメニューをパラリ。「盛岡冷麺のランチセット」の文字が目に飛び込んできたので、早速注文だ!

盛岡冷麺って、普通の冷麺とは何が違う?

テーブルで待つこと約10分。真っ白な器に盛られた「盛岡冷麺」1080円(写真はミニピビンパ付きで1296円)は、銀座という場所柄もあるのだろうか、まずは見た目の洗練度高し!
透き通った黄色い麺は黄金色の輝きを放ち、ほのかに色づくスープにも品の良さが漂う。
麺の横に添えられたキムチやフルーツも、深みのある味わいを想像させる。旨そうだ……。

ん、そういえば「盛岡冷麺」って韓国冷麺とは何が違うんだ? どうも気になるので、不躾ながらオーナーの邉 龍雄さんに盛岡冷麺とは何なのかを聞いてみた。

「盛岡冷麺は、朝鮮半島北部(現・北朝鮮)の咸興(かんこう)と平壌にルーツを持つ冷麺です。岩手県盛岡市の麺職人である青木輝人氏が、昭和29年「食道園」を開店した際に、朝鮮半島に伝わる平壌冷麺と咸興冷麺を融合させたのがそのはじまりです。平城冷麺には、牛などからとった、すっきりとしたスープがあります。一方、咸興冷麺には、スープがなく、辛い混ぜダレが使用されています。また、平城冷麺は蕎麦を使った麺でつくるのに対して、咸興冷麺はでんぷん質の腰の強い麺を使用します。盛岡冷麺は、平城冷麺のスープと咸興冷麺の麺を合わせてつくったものなのです」

なるほど。焼き肉店などでよく食べる韓国冷麺とは異なる独特のルーツを持ったのが「盛岡冷麺」なのか。ちなみに、「食道園」では、この冷麺はいまでも「平壌冷麺」と呼んでいる。「盛岡冷麺」という言葉が正式に使われたのは、昭和61年に盛岡市で開催された「ニッポンめんサミット」のとき。サミットが開催された10月17日は「盛岡冷麺の日」とされているのだそうだ。

肝心の味について伺うと、「ぜひ実際に味わってみてください」とのこと。では、運ばれてきた盛岡冷麺を早速いただく!

一口、麺をすすってみると、驚かされるのはその弾力! かなりコシが強くて、かみ切ろうとする歯を押し戻そうとしながら、プツッと切れていく……。この食感はクセになるぞ。
そしてスープは、さっぱりとしながらもコクがあり、すっきりさわやかな後味。さらに、キムチの辛味をスープに溶かすと、食欲がぐんぐん増していく。まさに夏にぴったりな逸品だ!

麺、スープ、具材
三位一体で奏でる独特の風味

60年ほどの歴史を誇る「盛岡冷麺」。
邉さんに、盛岡冷麺の特徴をうかがったところ、3つのポイントがあるそうだ。

1、押し出してつくるコシの強い麺
盛岡冷麺に使う麺は、じゃがいものでんぷん質や小麦粉などを用いた生地に力を加えて練ってから、麺の太さに合わせた穴から押し出してつくる。それにより手打ち麺以上にコシの強い麺ができる。

2、コクがあるさっぱりしたスープ
スープには牛骨と鶏がらが使用される。ゆっくりと時間をかけて煮込んで、脂分を取り除いたスープはコクと旨みがたっぷり。冷麺なのでもちろんスープは冷たく、だからこそ麺のコシがより強調されることとなる。

3、味にインパクトを生むキムチ
麺には大根とキャベツでつくったキムチが添えられている。水分を多めにして発酵させたキムチは、甘さと辛さが絶妙に入り混じる味わい。それが牛骨スープと混ざり合うことで独特のコクのある風味を生み出している。

これらが三位一体となって口の中でハーモニーを奏でる。暑さで体力を奪われたサラリーマンに、涼と癒しを与えること間違いなしだ。

素材を引き立てる磨きあげた職人技

また、『ぴょんぴょん舎』では盛岡冷麺ばかりに目がいきがちだが、サラダ感覚の冷麺「センナムル冷麺」1080円(写真)や甘辛ソースと細麺が絶妙に絡む「ピビン冷麺」1080円のほか、石焼きピビンパやチヂミなど、本場の韓国料理も楽しめるので、冷麺だけでは物足りない時や、ヘルシー志向の女性とのランチにも活用できそうだ。

朝鮮半島と岩手県盛岡市のイメージが融合
想いがあふれた店づくり

冷麺を味わいながら店内を眺めると、おしゃれな装飾品の数々が目に入る。ここ『ぴょんぴょん舎GINZA UNA』の“UNA(ウナ)”とは、韓国語で「銀河」の意味。『銀河鉄道の夜』を執筆した童話作家・宮沢賢治が岩手県の出身であることにインスピレーションを得て、大都会の中でも岩手の自然を感じてほしいという想いから名付けたそうだ。

また、空間デザインはオモニ(母)が麻や絹の端切れで綴るポジャギ(風呂敷)のようなパッチワークをイメージ。お母さんの暖かさで包み込むような接客を心掛けている。

実は、盛岡冷麺の発祥は盛岡市の「食道園」だが、メニューに「盛岡冷麺」という言葉を最初に記載したのは『ぴょんぴょん舎』だという。しかし、それをあえて売りにしないのが邉さんの姿勢だ。

「平壌冷麺に出会ったのはわたしが高校生の頃です。だから、うちが元祖ではありません。それに盛岡市の行政の方や市民の方がみんなで広めようとしたから『盛岡冷麺』の人気が出たわけで、私たちだけではできないことですから」

「冷麺」と、ひとくくりに言うことが多いかもしれないが、実は奥深いルーツがあることが分かった今回の訪問。夏の風物詩トークとして、斬新なネタになるのでは?

【今回のお店】
・店名:ぴょんぴょん舎 GINZA UNA
・住所:東京都中央区銀座三丁目2-15 ギンザ・グラッセ11F(最上階)
・電話番号:03(3535)3020
・営業時間:11:00~23:15(LO22:30) 日曜・祝日11:00~23:00(LO22:00)/16:30~21:00(LO.20:30)
・定休日:年末年始のみ、12月30日の15時から1月1日までは休業
・アクセス:東京メトロ丸の内線銀座駅より徒歩1分、JR有楽町駅より徒歩4分
・お店のHP:http://www.pyonpyonsya.co.jp/

取材・文/questroom inc.、井上晶夫 撮影/戸成優弥

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