キャリア Vol.402

小旅行に引っ越し、映画のエキストラ出演まで!? 意外と大胆な、営業マンの“サボり”事情

イマドキ営業マンの生態をアンケート調査
こっそり教えて!本音リサーチ
営業活動のこと、会社のこと、プライベートのこと、行動特性、価値観などなど、営業マンならではのテーマを徹底調査! 声には出せないモヤモヤも、この際、データで白黒つけちゃいましょう

一人で外出することも、自分で仕事の時間を調整できることも多い営業職。多忙な毎日に疲れたときは、つい業務時間中にサボりたい気持ちが出てしまう時もありますよね。適度な息抜きは大切ですが、サボりも度が過ぎると同僚の信用を無くしたり、上司に怒られてしまいます。

おおっぴらにはしにくい話題なので、周りの営業マンはどうしているんだろう? と気になっている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、営業typeの読者アンケートを通じて「営業マンのサボり事情」をリサーチ!その実態をのぞいてみましょう。

※注※大前提として、サボりはビジネスマンとしてNG行為ですよ!

76%の営業マンは“サボり”経験あり

まずは営業マンたちに「営業活動中にサボった経験はありますか」というクエスチョン。すると「ある」と答えた人はなんと76%もいました。

では、サボったことがあると答えた人たちは実際に1日どのくらいサボっているのでしょうか?

どのくらいサボった?

その内訳を見てみると、「1時間程度サボったことがある」という人が最多。数十分なら「息抜き」のレベルですが、1時間を超えると「サボった」という感覚になる人が多いようです。2位には「2~3時間サボったことがある」という回答がきているので、1日の就業時間が8時間だとすると4分の1はサボリ時間にあてている人もいるのですね。

では、営業マンたちはどんなタイミングで、サボっているのでしょうか。

どんなときにサボった?

結果を見てみると、「次のアポまで時間が空いたとき」が1位でした。会社に帰るには時間が足りないし、急ぎでやる仕事も特にないし……という時は、ついカフェや公園などで時間をつぶす気持ちも分からなくはありません。ただせっかくの空き時間、次のアポの準備を入念にしたり、仕事に関連した情報を仕入れる時間にうまく活かしていきたいものですね。

そして2位以降では「寝不足なとき」、「体調不良のとき」という声が続きます。モチベーションや達成の有無などの精神的な理由からサボるのかと思いきや、実は体力の問題が深刻な模様。寝不足のように自分で対策できることは日頃から気を付けたいものです。

「バレたら怒られるどころじゃない」
こっそり教えて!サボりエピソード

「時間が空いたから」、「眠かったから」などサボりの原因は人それぞれでしたが、具体的に何をして過ごしていたのでしょうか? カフェなどで時間を潰していた、というシンプルなものから、さすがにそれは仕事中にやっちゃダメでしょ(笑)!という驚きのエピソードまでさまざまなコメントが集まりました。寄せられた回答をご覧ください!

【私用を済ませてきちゃいました】
「休みの日だけでは終わらなくて……。外回り中、家に帰って引っ越しの準備をしていました」(出版・広告・印刷)
「マツエクやネイルを予約。平日のお昼はクーポンで安く通える」(出版・広告・印刷)
「自宅に開通するインターネットの工事に立ち会った」(IT・通信・インターネット)

【仕事中だって、愛する人と一緒にいたい!?】
「出張に彼女を同行した」(その他)
「直行直帰だと嘘をついて、彼女と1日中ホテルで過ごした」(人材系)
「彼女の引越しの手伝い」(その他)
「不動産屋が空いている平日の日中を狙って、結婚後住む予定の物件を探しに行った」(商社)

【仕事はちゃんとしましたけど】
「先方との商談がトントン拍子に進んで、予定がかなり前倒しに。契約もとれたし十分仕事をしたと思い、定時まで公園で寝てました」(サービス・レジャー・飲食)
「外回りが3時間ほど早く終わったので、映画館に行った。そしたら上司が同じ場所にいてびっくり(笑)」(住宅・不動産)

【スーツ姿で大丈夫?】
「営業をさっさと終わらせて、映画撮影のエキストラとして出演した」(その他)
「上司に付き合わされ、出張中にゲレンデへ。日中なのに3時間くらいスキーをするはめになった」(流通・小売)

【さすがに、はしゃぎすぎ(笑)】
「月末の決算前に営業仲間と集まってボーリング大会を開催」(出版・広告・印刷)
「直行直帰と言って、平日にテーマパークへ。空いていて快適」(運輸・交通・物流・倉庫)
「架空の出張で丸一日観光していた。温泉から宴会までの小旅行!」(住宅・不動産・建築・土木)
「仕事中にジムに行きゆっくりお風呂に入った後、リラクゼーションルームで爆睡した」(運輸・交通・物流・倉庫)

その他の意見では、「体調不良と偽って一日中パチンコをしていた」(IT・通信・インターネット)、「アポがあると言って家で寝ていた」(保険)など、嘘をついてまでサボっている人も多い印象でした。意外と大胆な行動をしている営業マンもいるようです。その潔さには驚かされますが、バレた時のことを考えるとゾッとしますね……!

成果さえ出せば働き方を自由にコントロールできるところも、営業職のいいところ。職場の人に嘘をつくのは信用問題に関わるのでオススメできませんが、“仕事をするときはする、休むときは休む”と、メリハリをつけて生産性高く働きたいものです。

ただ「結果を出していないのにサボる」はビジネスマンとして絶対NG。「サボってる」なんて周囲の人から言われないくらい、日ごろから圧倒的な結果を出していたいですね。

【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『@type』の営業職経験者へのWebアンケート
●調査期間:2017年4月13日~4月30日
●有効回答者数:68名

取材・文/大室倫子(編集部)


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