Vol.86

金融業界内での異業種転職に成功! 面接でやりがちな「模範解答」の落とし穴とは?【年収アップ相談所】

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給料上げたきゃ、転職だ!
営業マンの年収アップ相談所
「もっと稼ぎたい」そんな悩みを抱えるすべて営業マンに捧ぐ、“転職で年収アップ”の成功事例集! 『typeの人材紹介』の敏腕アドバイザーたちが、営業職経験を活かした転職者のリアル・ノウハウをレクチャーします。

『typeの人材紹介』キャリアアドバイザー 高橋祐子さん新卒でサービス業界に入社。その後、求人広告の営業を1年経験した後、『typeの人材紹介』のキャリアアドバイザーに。転職サポートの得意領域は、営業全般、広告・WEB業界

こんにちは、『typeの人材紹介』のキャリアアドバイザー・高橋祐子です。今回ご紹介するのは、金融業界内での異業種転職に成功し、スケールの大きなビジネスと年収アップを果たした方のケースです。

【転職者DATA】

性別:男性
転職時の年齢:25歳
年収UP額:415万円→520万円 105万円(上昇率 約25%!)
業種:地方銀行→中堅・中小企業向けM&A仲介会社
職種:法人営業→コンサルタント

中小企業の課題を根本解決するため
スケールの大きなビジネスを志す

Fさんは地方銀行に新卒入社して、中小企業の融資担当として活躍していた方です。彼の場合は転職理由とやりたい業務が明確で、自身で企業探しから応募といった転職活動をしていらっしゃる中で出会い、キャリアアドバイスをさせていただくことになりました。

Fさんが携わっていた、地方銀行での中小企業向け融資担当という仕事は、小規模会社から中堅までさまざまな企業経営状態を把握して融資を実行するというもの。入行以来、さまざまな会社や企業を担当して成績も優秀だったというFさんですが、「お金を貸すだけでは企業の根本的な課題解決に結びつかない」というジレンマを抱えていたんだとか。

融資の仕事の中でM&Aのプロジェクトにも関わったそうですが、実際にはM&A専門部署の担当者との住み分けもあり、納得いくまでその案件に携わることができなかったことが転職を志すきっかけになったそうです。

また、地方銀行として救えるのはその地域の企業のみ。全国の中堅・中小企業へのサポートが、日本経済全体を活性化することにもなるという熱い思いもあり、全国規模でM&A案件を手掛けられる東京の企業への転職を希望されていました。

前回のケースで紹介した通り、金融業界でも法人・個人に関わらず営業成績によって転職時の評価がはっきりと分かれます。IT業界や通信関連業界、そして金融業界などでは、業界内で高い成績を上げている個人が特定されてヘッドハンティングされているほどです。通常の転職活動でも、上位5~10%といったトップセールスの実績を持つ人は書類選考を通りやすいのです。

Fさんも、営業成績では年間の社長賞を受賞するなど、着実な実績を築いていたそうです。それまで他行と取り引きしていた企業と良好なコミュニケーションを築いて、新たに取引先にしたというエピソードなどもあり、実績は文句なし。そして、転職を希望する企業で何をやりたいのかも明確。「全国の中小企業を助けたい」という意欲や熱意もある。私たちキャリアアドバイザーとしても、何の心配もなく面接へと送り出せそうな優秀な人材でした。

しかし、Fさんには、このまま面接へとコマを進めても、内定獲得までは難しいかもしれない“弱点”があったのです。実績もあり、熱意も充分。では彼の弱点とは何だったのでしょう? そして、その弱点をどう克服したのでしょうか。

抽象的な言葉だけの「模範解答」ではなく
1つのエピソードをより具体的に伝える

実績も熱意もあり、ビジョンも明確なFさんでしたが、いざ面接のシミュレーションをしてみると自身の実績について抽象的な言葉ばかりが並んでいました。例えば他行と取り引きしていた顧客を、新たに自行の取引先にすることができたエピソードについても、「顧客とうまくコミュニケーションをとって、自行の取引先にすることができました」といった感じで話します。

実はこういった端的な話し方、面接時のハウツーとしてよく挙げられていますが、企業の担当者にとっては誰もが口にする表現ですから何も伝わらないのです。きれいな言葉でまとめられた、いわゆる模範解答ではありますが、そこから転職希望者の「本当の姿」が見えてこないのです。

採用する側に立って考えてみれば、融資担当として、どんな創意工夫をしたら社長賞がもらえるくらいの成績を上げられたのかが知りたいはずですよね。そのエピソードにこそ、粘り強く交渉する姿勢や成果へのこだわりといったFさんの素晴らしい資質が隠れているのです。

それを面接担当者に伝えるために、「どんな顧客に」「どんな方法で」アプローチをした結果、実績を上げられたのかをできるだけ具体的に語るようアドバイスしました。その時の状況や背景、そしてどんな努力が成果に結びついたのかをなるべく分かりやすく語るように、と。

それまで優等生的な受け答えだったFさんですが、エピソードについて具体的に語る練習をして、無事に内定を獲得することができました。

最後に、私からFさんに入社するにあたりアドバイスしたことがあります。それは、M&A企業へ転職した人が入社後に苦労するポイントについて。
地方銀行での融資案件に比べて、M&Aの案件は大型で1年以上掛かることも珍しくないため、受注件数やスピード感のギャップに苦労される方が多いのです。プロジェクトに関わるさまざまな立場の人を調整する力や粘り強さが必要になることを事前にお伝えして、Fさんの転職は完了。

転職を考える際は、自身の経験を具体的に言語化しておくこと、そして転職後に求められる働き方についてシミュレーションしておくことも大切です。

取材・文/浦野孝嗣

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