Vol.124

「持ち主と共に成長するカバン」20年使えるオーダーバッグを作る【男の美学塾】

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“こだわり”を身にまとうロマンを求めて……
男の美学塾
「営業マンは会社の顔」とはよく言われること。どこに出しても恥ずかしくない男になるのはもちろん、身に付けるものには自分なりの“美学”を持ちたいものだ。「持つこと」で男をアゲてくれるこだわりの逸品探しへ、いざ行かん!

一生モノのカバンを探して『HERZ』へ

ビジネスマンにとってカバンとは、単に書類や持ち物を運ぶためのものではない。腕の良い職人の手作りカバンは丈夫で長持ちするため、自分とともに成長し、年を重ねることができる。そんなこだわりの手作りカバンを作りに行く!

今回訪れたのは、2014年に創業40周年を迎えた革製手作りカバンの草分け的存在の日本ブランド『HERZ(ヘルツ)』。ドイツ語でハートを意味するブランド名の表す通り、こちらのカバンはすべて、一つ一つに職人たちの心が詰め込まれた手作りである。

渋谷区神宮前にある本店に入ると、革製品独特の香りが漂う。この店はショップでもあり、カバンを作る工房でもある。天井が高く開放的で広々とした店内の手前には小物からビジネスバッグ、リュック、旅行カバンといったあらゆる用途の革製カバンが並べられている。

ショップ部分とカウンターを隔てた向こう側に工房スペースがあり、20人前後の職人たちがミシンやハンマーを使いカバンを作る姿を間近で見ることができる。初めて訪れた人は、店頭で接客するスタッフより作業中の職人が多いことに驚くだろう。

それにしても、商品ラインナップの豊富さには目を見張るものがある。
なぜこれほどたくさんのデザインを揃えているのだろう。カバン職人であり、広報も担当されている末吉隼人さんに伺った。

「うちのカバンは、ブランドとしてこのラインを作ろうとか、今シーズンはこれでいこうということを決めていないんです。職人が作りたいものを作っているので、モデル数はどんどん増えています。また、一つのカバン作りの全行程を一人で担当するというのも『HERZ』のこだわりです」

こうして作られる純然たるメイド・イン・ジャパンのカバン。さらに『HERZ』では、職人と相談しながら自分なりのカスタムを施して作る、世界に一つだけのカバンをオーダーすることも可能なのだ。

カバン選びで絶対に見落としてはいけないポイントとは

早速、実際に自分だけのオーダーカバンを購入する際のポイントを見ていきたい。基本となるのは、その用途だ。持ち運ぶ時には手持ちか、肩掛けか、荷物の量はどの程度か、カバンを地面に置くことが多いかなど、普段のビジネスライフを思い返してみることで、どんなスタイルのカバンが合っているかが明確になってくるという。

加えて、カバンを長く使い続けるためには、「見落としてはならないことがある」と、『HERZ』でカバンを作り続けて30年という大ベテランの職人・根津正伸さんが言う。

「そのカバンにとって“一番良い量”の荷物を入れることが大切です。というのも、カバンの大きさに比べて荷物の量が少なかったり多過ぎたりすると形が崩れてしまうんですね。それから、あまり細かく作り込んでいない方が後々まで使えます。例えば、iPhoneがちょうど入るポケットを付けてもニューモデルが出たら使えないですからね」

自分好みのカバンのベースを選んだ後は、こうしたアドバイスを元に、「カバンの底に鋲を打ちたい」、「少しサイズを大きくしたい」など、さまざまな仕様の変更を職人さんへ伝え、自分だけのバッグが完成するのを待つだけだ。

では、ビジネス用のカバンとしては、どのようなデザインのものがいいのだろうか。

ビジネスバッグの王道 “ダレスバッグ” をカジュアルに持つ

そもそも営業マンにとってビジネスバッグとはどういう存在であるべきか。根津さんの考えはこうだ。

「身だしなみの一つですよね。仕事で使うのにヨレヨレのバッグでは相手に与える印象も良くないと思います。社会人になって数年、仕事も覚えてきてさらにバリバリ働ける時期には、就職活動で買ったバッグはくたびれてきているでしょう。そういう時こそ、しっかりと長く使えるビジネスバッグを手にしてほしいですね」

実は根津さん、トラディショナルなビジネスバッグとして男性人気の高いダレスバッグを、『HERZ』ブランドで初めて手掛けた職人である。

“お医者カバン”とも呼ばれるダレスバッグは、戦後に来日したアメリカ国務長官のダレス氏が持っていたことからそう呼ばれるようになり、その威厳ある重厚な佇まいから、今もビジネスマンに根強い人気のあるバッグだ。

しかし、若手営業マンにとっては、重厚なイメージのダレスバッグはハードルが高いかもしれない。そこで根津さんがお勧めしてくれたのは、写真右手前の「ソフトダレスバッグ」(税込42,120円~)である。3wayで使い勝手も良く、ノーネクタイなどカジュアルなスタイルにもなじむ雰囲気ながら、ダレスバッグ本来の品格もしっかり感じさせてくれる。カラー展開も全5色と豊富だ。

「革製のバッグは色の変化も特徴的で、使い込むことで味が出てきます。メンテナンスも意外と簡単です。革製カバンはどうしてもスクラッチの傷が付いたり、角の部分が擦れます。そういう時は、東急ハンズなどでも売っているラナパーオイルを薄くスポンジに取って塗り込んであげれば傷は目立たなくなります。オイルがない場合には、柔らかい布を少し湿らせて拭いてあげるだけでも傷が周りと馴染みますよ」

良いものを長く使うのが、男のカバンの美学。

雨に濡れたカバンをそのままにしたり、メンテナンスを怠ったりしてはいけない。少しでもガタがきたり、調子が悪い時は修理に出すこと。『HERZ』では、ベースとなるカバンの型紙が残されており、金属パーツ一つでも創業当時から同じものを使っているため、何年経っても同じカバンを再現することができるという。完全に壊れてしまってから持ち込むよりも、時間も費用も少なくて済む。

「長く使っていただくことで、カバンは成長していきます。ですから、ちょっと高いかなと思うかもしれませんが、少しだけ頑張って長く付き合えるものを買って、それに似合うようにご自分の成長を楽しむのも良いんじゃないでしょうか」

『HERZ』の愛用者は、5年10年は当たり前、中には20年使い続けているお客さんもいるという。

40代になった自分が、少し皺のできた手で持つカバン。その革の味わいに自分の仕事人生の深みがそのまま表れている――。そんなロマンを求めてカバンを選ぶのも、悪くないかもしれない。

今回の美学が見つかるのはここだ!
HERZ本店

今回取材した本店は、売り場面積も広く旗艦店としての位置付けであることから商品ラインアップも豊富に揃えている。注文を受けてからカバンが完成するまでには7週間前後かかるが、職人が全行程を一人で担当してくれる「贅沢な時間」を楽しみたいところだ。

DATA
HERZ本店
住所:東京都渋谷区神宮前5−46−16 イルチェントロセレーノB1F
TEL:03−3406−1471
営業時間:11:00〜19:00
定休日:水曜日
アクセス:東京メトロ 「表参道駅」B2出口より徒歩7分
URL:http://www.herz-bag.jp/

取材・文/questroom inc.、頓所直人 撮影/井上洋平

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