Vol.149

不利だと言われる「退職後の転職活動」にわずか2週間で成功した理由【年収アップ相談所】

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給料上げたきゃ、転職だ!
営業マンの年収アップ相談所
「もっと稼ぎたい」そんな悩みを抱えるすべて営業マンに捧ぐ、“転職で年収アップ”の成功事例集! 『typeの人材紹介』の敏腕アドバイザーたちが、営業職経験を活かした転職者のリアル・ノウハウをレクチャーします。

『typeの人材紹介』キャリアアドバイザー 松浦 友里代さんコンタクトレンズメーカーにて店舗販売からマネジメントを経験。「商品ありきではなく、顧客に価値を提供したい」という想いから、『typeの人材紹介』のキャリアアドバイザーへ。営業・販売・事務職の転職希望者に日々向き合い、丁寧な対話から潜在的な「悩み」や「志向」をくみ取り、クリアにしていくところを大事にしている

こんにちは。『typeの人材紹介』のキャリアアドバイザー・松浦友里代です。今回は、20代前半の女性が、前職を退職後、わずか2週間程度で年収アップ転職を実現したケースをご紹介します。

【転職者DATA】

性別:女性
転職時の年齢:24歳
年収UP額:320万円→355万円(上昇率 約11%!)
業種:美容院向け消費材メーカー→人材紹介会社
職種:法人営業→個人営業(キャリアコンサルタント)

「働きながらの転職活動は難しい」と先に会社を退職

美容院向けの消費材メーカーに新卒で入社し、美容院への営業を担当していたAさん。新人賞を獲得したり、約50名の営業社員中、営業成績は常に5位以内をキープするなどの実績を挙げていました。

しかし明確な評価制度がなく、上司に気に入られた人が昇給・昇進していくという状況。さらに、サービス残業や休日出勤の多さ、顧客からのセクハラなど、労働環境に不満を感じていた上、取引先への支払い遅延も頻発。会社の将来性そのものにも不安を感じていました。

そこでAさんは転職を決意。「明確な評価制度があること」を第一条件とし、労働環境や会社の規模感、将来性については「現状よりも良くなればOK」、年収は「350万円以上」と、決して高望みではないラインを希望されました。

ただ、働きながらの転職活動は難しいと判断したAさんは、先に会社を退職していました。一人暮らしをしている背景もあったため、「なるべく早く転職先を決めたい」という条件がありましたが、これは大きなマイナスポイント。「ネガティブな理由で辞めたのではないか」「働く意欲が低いのではないか」という理由で、一般的に退職後の転職活動は不利だと言われているからです。

業界については、当初、「自分がイメージしやすい商材を扱いたい」とメーカーに興味を持っていましたが、こちらは社会人経験が短いと難しい業界。Aさんの勤務期間は2年のみでしたが、メーカーの場合は3年以上の経験がないと書類選考で見送りとなることがほとんどなのです。

そこで、「将来、人事やマネジメントにも携わってみたい」というAさんの意向を汲み、採用に携われる人材系の会社を提案しました。「将来性のある会社」という彼女の希望に考慮し、高齢化で需要の高まる医療系専門の人材会社など、15社を提案。評価制度や若手が活躍できる環境などを踏まえ、9社に応募し、最終的に一般企業向けの人材紹介会社への転職を決めました。

Aさんが前職を辞めたのは3月末で、転職活動を開始したのは4月1日。それから約2週間後の4月16日には内定を得ることができ、5月1日から勤務開始となりました。一般的に不利だと言われている退職後の転職活動でスピード転職を果たし、希望していた「年収350万円以上」も実現したAさん。成功の背景には、こんな理由がありました。

「フットワークの軽さ」が営業実績の裏付けになった

Aさんが退職後の年収アップ転職に成功した大きなポイントは、「フットワークの軽さ」でした。3月いっぱいで退職し、翌日の4月1日にはキャリアコンサルタントと面談。4月3日には数社から1次選考の通過連絡を得て、4月6日から面談をスタートされました。

もちろん退職していたことで、転職活動に時間を割ける余裕があったことも事実ですが、必要書類を素早く揃えて提出した点、面接調整の連絡に対して即対応していた点など、そのスピードの早さこそが肝。特に、最終面接は社長や役員が行うケースも多く、素早く日程を押さえることができるかどうかは大きなポイントとなるものです。実際にAさんが転職した会社も、最終面接の日程を組む際に「15日までに面接ができなければ、翌月以降で日程を再調整することになる」という状況でした。

一般的に退職してからの転職活動は、働く意欲や仕事に対する姿勢に懸念点を抱かれてしまったりと、マイナスに取られる可能性が高いもの。ですが彼女の場合、退職後すぐにフットワーク軽く動いていた事実があったため、「行動力がある」「働く意欲が高い」というプラスの評価につながりました。これによって、営業としての数字の実績に加え、「目標達成のために新規の訪問件数をアップした」といったアピールポイントの裏付けができたのです。

そしてAさんの場合、退職理由そのものが「正当に評価される会社で、もっと頑張りたい」というポジティブな内容であったことも、プラスに評価されたと言えます。特に退職後に転職活動をスタートする場合には、働くことに対する意欲を見せるためにも、「ここが嫌だから」というマイナスな理由ではなく、前向きな理由があることが大切。なおかつ、「仕事を続けながら転職活動をしたけれど、無理だと感じたために専念することにした」など、努力した背景を伝えた方が有利に働きます。

こうしてAさんは、志望度の高い会社を優先しながら面談日程を組んでいき、最終的には、本人の希望のかなう会社に転職を決めることができました。

退職後に転職活動をする場合、大前提としてフットワークの軽さを示すことが大切です。退職から時間が経てば経つほど、行動力や働く意欲を疑われてしまいますし、3カ月以上経ってしまうと、「この期間に何をしていたのか」とチェックが入ることがほとんど。Aさんのように忙しい会社に勤めていた場合、退職後は少しのんびりして……と考えてしまいがちですが、年収アップを狙うのであれば、素早い動き出しを意識することが大切なのです。

取材・文/上野真理子

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