Vol.38

「何も言わない」と「期待しない」は似て非なり! おじさん上司に本音が言えないときの対処法、正しいのはどっち?【連載:太田彩子】

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“かしこカワイイ”を目指す
営業女子のお作法
営業女子の、営業女子による、営業女子のための連載コラム! 「営業部女子課」の太田彩子が悩める営業女子たちに贈る“オンでもオフでも輝けるヒント”。

「営業部女子課」主宰 太田彩子女性営業を応援するコミュニティ「営業部女子課」主宰。早稲田大学法学部卒業後、リクルート『Hot Pepper』創刊期にメンバーとして携わり、営業として数々の社内表彰制度に表彰されたのちに起業。「女性営業の人材育成」や「女性の働き方」を専門とし、女性営業プロジェクトやダイバーシティプロジェクトの立上げ・企画支援を精力的に行う。「1億売るオンナの8つの習慣」(かんき出版)や「成功できる人の営業思考」(PHPビジネス新書)など

こんにちは。「営業部女子課」主宰の太田彩子です。

前回のコラムでは、「かしこカワイイ女子」になるための方法や「多様性が発揮される時代に求められる営業」について紹介させていただきました。今回は、「おじさん上司に本音が言えないときの対処法」です。男性ばかりの職場での振る舞いや、うまくいかない上司との向き合い方をお話しします。

今回のテーマ:『おじさん上司に本音が言えないときの対処法』

「何も言わない」が一番のNG! 男性ばかりの職場で意見を通すためのコツ

周りが男性ばかりの職場だと、意見が言いづらいのは分かります。意見を言うときの“さじ加減”を誰にも教わっていないから、悩まれる方も多いのですよね。しかし、何も言わないでいたら、紅一点としての女性の良さが出てきません。どうしたらいいのでしょうか。

過去に私が先輩から教わったこと、それは「根回し文化」を使うことでした。意見を通したいのなら、いきなり大勢を味方に付けようとするのではなく、一人ひとりに「私はこういう思いで、こんなことをしたいんです」と丁寧に説得していく。そう、一人ずつ味方に付けて、仲間にしていくのです。

この根回し文化は、男性社会である縦社会ならではのものです。女性は横の社会に慣れているのですが、男性社会では横社会の作法はご法度になることもしばしば。特に管理職になると縦社会がさらに縦に広がっていきます。だから、男性ばかりの職場で何かを通そうとするなら、前もって縦のつながりを意識して個別にお願いするのが良いのです。

また、「意見を通す」とは異なりますが、優秀だから何でもできると思われてしまって、弱音を言えない、というお悩みもよくあります。
「彼女は男みたいな女だから大丈夫」という言葉、聞いたことはありませんか? こう思われている女性は多くいますが、本人に聞くと「もう私ヘロヘロです」というケースも。そういう場合は強がらずに、もっと自然体でいることが大切なのではないでしょうか。

若いときは「何でもやります!」と勢いよく言って、家に帰ってからいろいろなことを調べて成し遂げる気力があるかもしれません。また、甘えは良くないと感じて、周囲に相談するのを控える女性もいるでしょう。しかし本当のプロなら、できることに力を集中投下して仕事をする方が得策です。

それは、「何でもできる」ではなく、「ここならできる」にしていくということ。できないことはできないと正直に言って、「これは苦手なので教えてくれませんか」と周りの助けを乞うのです。男性が多い職場では特に、マイノリティである女性だからこそできる部分でもあります。

女性部下に慣れていない上司とのコミュニケーションにもこちらからの発信が重要

女性部下に慣れていない上司は、2つのタイプに分けられます。

1つ目は、女性部下に対して過度に気を使った結果、男性と女性で明らかに接し方が変わってしまう上司。2つ目のタイプは、平等を越えすぎて配慮がない上司。こちらは、セクハラ問題になるくらい配慮がない状態です。

こういう上司に出会ったときは、こちらから情報を教えてあげることが大切になります。たとえば、「30歳前後でライフイベントを考えると、この会社はこの先不安だな」といった女性特有のキャリア観があることを上司は知らないこともある。だからまずは自分から発してみる。意外と分かってくれるものですよ。

このときの伝え方にもコツがあります。真っ向から戦うのではなくて、冗談交じりに、茶目っ気があるように言うことです。仕事が少なくて物足りないのなら「もっと仕事くださいよー」とか、何か言われたら「そんなこと言っちゃうと、私はいいですけど次の後輩が入ってきた時に大変なことになりますよ」という感じですね。

女性部下に慣れていない上司に限らず、「気が合わない仲間」「何を言っても無駄な後輩」など、職場にはさまざまな人がいると思います。確かにいろいろ思うところがあると思うのですが、他人について「こうじゃなきゃいけない」という思いが強過ぎると、人間関係を辛くさせてしまいます。

「営業マンなら売らなきゃいけない」「上司はこうあるべきだ」といった“べきだ論”を他人について強く思い過ぎてしまう考え方を「マスト志向」といいます。マスト志向で他人に期待しても、完璧な人間はいないので、現実との違いに自分も苦しむようになってしまいます。

それならば、そもそも人間なんて赤の他人であると考えてみましょう。そうは言っても、「自分が健やかに楽しく仕事をするためには、周りの人と協調することが重要だよね」と自分自身に矢印を向けてあげると、結果的にうまくいきます。他人を変えようとしてもそんなに変わらないのだから、自分の接し方と考え方を変えていくしかありません。おじさん上司に期待し過ぎず、自分自身のやり方を変えてみるのが、かしこカワイイ女子ですよね。

さて、おじさん上司に本音を話せないときの対処法、いかがでしたか? 次回は、「子どもができてからも営業を続ける方法」をテーマにお届けします。

構成/飯田 樹

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営業部女子課
営業部女子課
太田彩子が主宰する、女性営業コミュニティでは日本最大級「営業部女子課」。その輪を全国47都道府県に広げる「花咲かプロジェクト47」をスタートさせ、各地元の女性リーダー(通称:花咲か特派員)とともに「女性の営業力」×「地域活性」にも取り組んでいる。
公式HP:営業部女子課: http://eigyobu-joshika.jp/
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