転職 Vol.905

2度の転職を経て、社員にチャンスを与えてくれる企業に出会う。20代マネジャーが掴んだ理想のキャリアとは?【U-35エンジニアの転職決断】

【特集】U-35エンジニアの転職決断

活躍している若手エンジニアは、一体どんなキャリアを歩んでいるんだろう?彼らは何に悩み、どのような課題を持ち、いかにしてそれらを乗り越えてきたんだろう? 「エンジニアの転職」ならではの成功の秘訣を読み解くために、転職を通じて理想のキャリアを掴み取ってきた35歳以下のエンジニアにスポットをあてる『U-35エンジニアの転職決断』。これからのキャリアに悩む若手エンジニアの方にとってのヒントとなるようなヒストリーをご紹介していきます。

吉田広樹さん
ベース株式会社 第2システム本部 第6システム部
マネジャー 吉田広樹さん
1991年生まれ。2012年、学校を卒業後、公共系のシステム開発を主力とするシステムインテグレーターに入社。入社3年でプログラマーとしての実力が認められ、サブリーダーに昇格。15年、設立間もないSES企業に転じ、システムエンジニア兼プログラマーとして、携帯電話会社のシステム開発に携わる。18年、主任待遇でベースに入社し、建設機器の管理システムプロジェクトに配属。入社3カ月後にしてマネジャーへの昇格を果たす。現在は、プロジェクトリーダーとして15名ほどのメンバーを束ねている。

【吉田さんが転職先を決めた条件はこれ!】

1.年功序列ではなく実力主義であること
2.規模の大きな仕事に携わることができる
3.着実にキャリアアップできる環境

【転職背景】キャリアアップできない環境から抜け出すため2度目の転職を決意

私にはこれまで2度の転職経験があります。新卒で公共系に強いシステムインテグレーターに入社し、3年ほど勤めた後、設立間もないSES企業に2年半ほど勤め、その後ベースに入社しました。

最初の転職に踏み切った理由は、評価に見合った報酬が得られなかったことが原因です。3年間プログラミングに勤しんだおかげで、任せてもらえる仕事も増えていったのですが、評価が給料に反映されるのが遅く、常にそれが不満の種でした。そんな思いを抱えていたとき、たまたま会社のOBから「SESベンチャーを立ち上げたから来ないか」と声を掛けてもらったのです。

話を聞いてみると、給料も悪くなく、開発に携わりながら自社の会社づくりや会社の運営にもタッチできるということで、先々のキャリアを考えると魅力的な環境でした。多少不安はありましたが、当時勤めていたシステムインテグレーターでは得られないスキルが身に付くと思い、転職に踏み切りました。

吉田広樹さん

2社目のベンチャーでは事前に聞いていた通り、プログラミングや設計だけでなく会社の運営にも関わることができたので、できることの幅がかなり広がりました。しかし時間が経つごとに、また別の不安が浮かび上がりました。長期的な展望に沿ってスキルや経験を積み上げられる環境ではなかったからです。

転職先は設立間もないベンチャーだったので、経営を安定させるためには、声が掛かればどんな仕事でも対応しなければいけませんでした。目先の売上と引き換えに、キャリアに結び付かない仕事に忙殺されることが、どうしても納得できなかったのです。

転職から2年が経ったころ、「このまま評価もされず、成長の実感も得られない環境でずるずると働き続けるよりは、転職した方がいいのでは」と考えるようになりました。

【転職先選び】転職で実現したい3つの条件をクリアしたのがベースだった

再び転職への意欲が高まったころ、以前同じプロジェクトで一緒に働いたことがある方と食事をする機会がありました。そこで当時自分が置かれていた境遇についてお話したところ「うちに来れば、その悩みを解決できるかもしれないよ」と言われ、ベースを紹介していただくことになったのです。

私がベースを転職先の有力候補として考えるようになった理由は3つあります。一つは年齢にとらわれない実力主義であること、二つ目は規模の大きい開発案件に関わることができること。三つ目は長期的な視点で、着実にキャリアアップできる環境があるという点でした。この三点はこれまでの経験からも特に重要視していた部分だったので、ミスマッチがないかどうかを入念に確認しました。

吉田広樹さん

結果、20代でマネジャー、30代前半で部長という社員も少なくないという話も聞き、近い将来開発からプロジェクトマネジメントへ軸足を移していきたいと考えていた私にとって魅力的な環境だと考えました。そして、ここでなら、比較的早い段階でプロジェクトリーダーやプロジェクトマネジャーへとステップアップできると確信し、早々にベースへの入社を決意しました。

【転職後の変化】入社3カ月でマネジャー職に昇進。念願のプロジェクトリーダーに

ベースでは、入社してから現在まで、世界中で稼働する建設機械を一括管理するクラウドサービスを利用したシステムの開発に携わっています。

実際に働いてみて驚いたのは、入社してすぐに5人のメンバーマネジメントを任せられたことでした。面接の際に、これまで1〜2名のメンバーマネジメントしか経験がないという話をしたのですが、上司が「開発よりマネジメント中心でやっていきたい」という私の希望を汲み、経験の乏しい私に責任あるポジションを任せてくれたのです。

吉田広樹さん

幸いにも、任せてもらったシステム管理者用の機能開発を2カ月ほどで終えることができ、ほっとしたのもつかの間、私は「年功序列によらない実力主義」というカルチャーが、どれほど徹底しているかを知ることになります。

先の実績が評価され、なんと入社からわずか3カ月でマネジャーへの昇格が決まったのです。それ以来、プロジェクトリーダーとして、15名ほどのメンバーをまとめるようになりました。

仕事上、付き合いのある同業他社のプロジェクトリーダーは、ほとんどが30代~40代。経験豊富な人たちに交じって、20代の私も皆さんと対等に渡り合わなければなりません。

プレッシャーを感じることもありますが、最近では、こうした厳しい環境に身を置くからこそ、「もっと学ばなければ」という思いが強くなり、周囲の期待にも応えたいという気持ちが湧いてくるようになりました。

プロジェクトリーダーになってまだ1年。メンバーマネジメントにももっと磨きをかけなければなりませんし、プロジェクトの今後を考えると、最新の技術動向についてもキャッチアップしていく必要があります。今後は、1日も早くシニアマネジャーや部長へ昇進できるよう、プロジェクトリーダーとしての実力を養いながら、後進の育成にも力を入れていこうと考えています。

ベースに転職してからは、挑戦させてもらえる機会が増えました。それに、結果を出せば必ず評価が返ってくる。おかげで日々やりがいを感じながら仕事に向き合うことができています。やりがいを感じるポイントは人によって違いますから、転職を検討している人は一度「自分が最も力を発揮できる環境」について考えてみてください。そして、転職先でそれが叶えられるかどうかを、面接や面談でしっかり確認すること。そうすることで“納得できる転職”に繋がるはずです。

取材・文/武田敏則(グレタケ) 撮影/河西ことみ(編集部)

この記事が気に入ったらいいね!しよう

エンジニアtypeの最新情報をお届けします

RELATED POSTS関連記事

JOB BOARD編集部おすすめ求人

この記事に関連する求人・キャリア特集

記事検索

サイトマップ



記事ランキング

SIerって本当にヤバいの? ひろゆきが語る、業界ごと沈まないためのキャリア戦略

SIerって本当にヤバいの? ひろゆきが語る、業界ごと沈まな...

「専門性が全てじゃない」Gunosyの新CTOが提唱する“何でも屋”としてエンジニアが生きる道

「専門性が全てじゃない」Gunosyの新CTOが提唱する“何...

英文メールでよく見る「略語」の意味は?アメリカ&シンガポール企業で働くエンジニアが解説

英文メールでよく見る「略語」の意味は?アメリカ&シンガポール...

元COBOLプログラマから見た、最近の「COBOL狂騒曲」に関する考察【連載:澤円】

元COBOLプログラマから見た、最近の「COBOL狂騒曲」に...

パソコン・スマホの「死んでも見られたくないデータ」を隠す方法【これがエンジニアの本気】

パソコン・スマホの「死んでも見られたくないデータ」を隠す方法...

TAGS

「type転職エージェント」無料転職サポートのご案内