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なぜ普通のSESは適正価格でエンジニアを雇えない? ミルズが実践する「中途エンジニア給与120%アップ」のカラクリ

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「給与が低すぎる……」「求人票の提示額と、実際の給与が違った…」

SES界隈ではこうしたエンジニアの不満が絶えない。

そんな中、中途社員を「前職から年収120%UP」の待遇で受け入れているSES企業がある。設立4年目のミルズだ。

社員数は10人以下と小規模ながら、入る案件を主体的に選べるなど、「エンジニアファースト」な職場づくりに人一倍こだわっているのが特徴だ。

給料も上がり、働きやすい。エンジニアなら誰もが魅力的な環境だと思うはずだが、もちろん全ての応募者を受け入れられるわけではない。

では、良い待遇でエンジニアを迎える上で、どんなポイントが重視されているのか。幹部の3人に聞いた。

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株式会社ミルズ 代表取締役社長
石井潤さん

自身がSESのエンジニアとして働いていた経験から「エンジニアファーストな会社をつくりたい」と考え、片岡さん、遠藤さんと共に2017年5月にミルズを設立

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部長 遠藤有二さん

新卒で入社した大手SIでサーバー側の開発を担う。あるプロジェクトで石井さんと出会い、ミルズの立ち上げに参加

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営業 片岡敏雄さん

業務システム系プログラマー、SEを経て会社の方針で営業職に転換。その後転職先で石井さんと出会い、10年ほどたった後ミルズを創業

「給与が低いSES企業」の原因は、商流と評価制度にあり

――これまでミルズに入社した全ての中途社員が「前職から年収120%UP」を実現した、というのは本当ですか?

石井:本当です。ただ、最初からそのつもりで採用したわけではなく、結果的にそうなりました。

採用を担う私たちは3人ともエンジニアとしてのキャリアが長いので、応募者の経歴を見ればその人の給与相場が大体分かります。十分な経験や実力があるにも関わらず、それに見合った給料をもらってこなかった人に対して、適正な給与で入社してもらっているのです。

――ミルズが高い給料で迎えているというよりも、もともとの給料が低い応募者が多いということですね。一体なぜそういったことが起こるのでしょう?

片岡:一つは、所属している企業の商流です。ご存知の通り商流が深いと給与原資を多く確保できないので、1人あたりの給与は低く抑えられてしまいます。その点、ミルズは直接受注している取引先が多く、SES企業の中でも比較的上流に位置しているため、人件費を多く確保できます。

遠藤:もう一つ、相場よりも年収が低くなってしまう背景には、所属している会社の給与体系などもあるかもしれません。例えば私は新卒で某大手企業のSEとして働いており、そこには明確な給料体系がありました。しかし、自分よりも経験やスキルの豊富な中途社員が続々と入社し上のポジションを担ってしまうため、相対的に若手が活躍しにくく給料がなかなか上がらない、といった経験をしました。

遠藤さん
――相対評価で、かつ自分よりもスキルの高い中途社員が多い会社では、自分の成長が給与に反映されにくいこともあるのですね。

石井:他にも、会社の規模が大きいほど、決して生産性が高いとは言えない人材を多く抱えていたり、賃料の高いオフィスを借りていたりして、余計なコストが発生している傾向はあるかもしれませんね。

当社は少数精鋭でやっていますし、オフィスはあるもののリモートワークやレンタルオフィスを活用して固定費を抑えています。他社よりもエンジニアに給料で還元できるのには、そうした背景もありますね。

――なるほど、だから御社は適正な給与で社員を雇えるのですね。

石井:ええ。また大前提、「社員たちには気持ちよく働いてもらいたい」という思いがあります。入社してもらうからには長く働いてほしいですし、今後会社を引っ張っていく存在になってもらいたい。その対価として十分な対価をお支払いしたいと考えているのです。

「エンジニアファースト」を実現する鍵は、高い営業力

――給与面の他には、どのような点に力を入れていますか?

石井:「エンジニアファーストな社風」を心掛けています。給与の話とも重なりますが、現場の皆さんにはやはり、とにかく居心地よく働いてもらいたいなと。

石井さん
――「エンジニアファースト」というと具体的にはどんなことが挙げられますか?

石井:例えば、案件をできる限りエンジニア主体で選んでもらっています。多くのSES企業は、経営の都合から案件を一方的にアサインすることが多いですよね。当社はその逆で、本人が自分の興味やキャリアプランに基づいて、複数の案件の中から常駐先を自主的に決められるようにしているのです。

――かなり珍しいですよね。

石井:ええ。これが実現できるのは、当社の営業を担う片岡の存在が大きいですね。片岡には確かに「エンジニアが入りたいと思える案件」を取ってくる営業力があります。実は昔、私自身が片岡のお客さんの立場だったのでよく分かるのですが、片岡は自身の技術者としてのバックグラウンドとコミュニケーション力でお客さまと強固な信頼関係を築いています。だからこそ、当社のエンジニアの希望に合わせてできる限り融通を利かせることができるのです。

片岡:私自身はそこまで「元エンジニア」を押し出して営業しているわけではないですが、「こいつなら何か問題が起きても何とかしてくれる」と思ってもらえるような対応を常に心掛けています。SES企業が自社のエンジニアの働きやすさを確保する上では、お客さまとの信頼関係は欠かせません。逆にそれさえあれば、できることは多い。例えばエンジニアに休みたい日をあらかじめ聞いておいて、その日に有休を取らせてもらうことを条件に契約することもあります。

片岡さん

遠藤:私は自宅から20分で通える職場の案件を選ばせてもらいました。家から近いというだけでなく、技術的にも新しい挑戦ができており、かなり満足しています。

――こうした社風を貫くには大変なことも多いと思いますが、なぜここまで「エンジニアファースト」を大事にされているのでしょう。

石井:私自身がSESの現場で働いていたころ、「エンジニアの働きやすさってあまり大切にされていないな」と感じていたんです。それは、会社とエンジニアの間には往々にして考え方の違いがあるから。「案件を取ってきたんだからやってよ」っていう会社側の立場と、「そんなの無理だよ」という現場の立場の対立は、どの会社でも見られます。

結局経営の面から会社側の考えが優先されてしまうケースが多いわけですが、実際に手を動かしお金を稼いでくれるのはエンジニアなのですから、会社はエンジニアが居心地よく働けるように最大限の配慮をするべきです。だからこそ私は経営者の立場であっても、現場のエンジニアが抱える不満をできるだけ拾っていきたいと思っています。

――そのような思いが込められていたのですね。とはいえ、エンジニアが自分の希望を口に出すのを躊躇してしまうこともありそうですが。

遠藤:それは全くないですね。石井がこのように非常に穏やかな性格なので、何事も相談しやすいです。悩みにも親身になって応じてもらえるし、コロナ禍前は、よく食事にも連れて行ってもらいました。社長自らが社員との密なコミュニケーションを取ることを大事にしているからこそ、全社員が遠慮なく要望を伝えられていると感じます。石井自身が毎日早く帰って、プライベートとの両立を実践しているのも大きいと思いますね。

遠藤さん

大事なのは「経験」と「覚悟」。一緒に会社を育てていきたい

――お話を伺っていると「ミルズのような会社で働きたい」と考えるエンジニアは非常に多そうですよね。

石井:多くの人に興味を持ってもらえるのは非常にありがたいです。一方で、当社はまだ小さな会社ですから、当然「誰でも受け入れます」というわけにはいきません。

ミルズがなぜこうした待遇でこれまでやってくることができたかといえば、それは社内のエンジニア一人一人が「自立」しているからです。当社には現状十分な教育体制はありませんし、現場には1人で行ってもらうことになります。自走できる人でなければ、活躍するのはなかなか難しいでしょう。

そのため、採用基準としては「開発経験3年以上」を重視しています。未経験の方を門前払いすることはありませんが、最低限、自ら学び切り開いていく「覚悟」を見せていただきたいですね。

――御社のような魅力的な環境で働くためには、エンジニア側にも「経験」と「覚悟」が必要ということですね。最後に、今後の目標についてお聞かせください。

石井:今後も「エンジニアファースト」な社風を保ちながら会社を成長させていきたいと思っています。社員数も100人くらいまで増やしていきたいです。100人とは、私自身が社員の不満や不安を細やかに拾うためにも、社員全員の顔が見える規模感だと考えています。

また、今はSESの仕事を中心に請けていますが、将来的には自社開発にも取り組みたいです。そもそもわれわれ自身が一緒に仕事がしたくてミルズを立ち上げたという背景もあるので、早くそうした機会を用意できるようにしたいですね。

石井さん

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取材・文/一本麻衣 撮影/吉永和久

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