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[チームラボ11th anniv.企画① 前編] 業務系エンジニア大募集のナゼ? もっと知りたいチームラボ流Web開発!

公開

 

「ウルトラテクノロジスト集団」として知られるチームラボが、今年3月で創業11周年を迎えたらしい。

2001年の創業以来、代表の猪子寿之氏率いるチームが手掛けてきたサービスを振り返ってみると、ユニークなWebサイトの数々から『チームラボハンガー』のようなプロダクトまで、クリエイティビティの際立つものばかりが目に付くかもしれない。

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チームラボ株式会社
取締役

田村哲也氏
東京工業大学在学中は、主にバックステッピング法による浮遊リンクの姿勢制御を研究。2000年12月、猪子寿之氏ら東京大学・東京工業大学の仲間とともにチームラボを設立。取締役に就任した

そんなチームラボが今求めているのは、Web開発を経験しているエンジニアだけでなく、「例えば業務システムの設計や開発を経験しているエンジニア」(求人詳細はリンク参照)だという。”Webな会社”の印象が強いチームラボと、BtoBの業務系開発に携わるエンジニアという、一見遠く感じるこの関係。

しかし、日ごろからお客さまに業務のヒアリングをしたり、業務フローを設計したりするエンジニアだからこそ活躍できる環境が、チームラボには増えてきていると田村氏は言う。

「これまで、チームラボに持たれているイメージのせいもあってか、そういうエンジニアの方々にあまり僕らのことを知ってもらえていない気がしていて……」

ここからは、田村氏、元業務系エンジニアの坂下渉氏、新卒6年目の吉澤はるかさんの3人が「チームラボが経験豊富なSIエンジニアを求める理由」について、自由気ままに語ってくれた内容を紹介しよう。

Web系だから、業務系だから……そんな垣根はない!

田村 坂下くんが業務システムの開発を行う現場からウチに来たのは2004年。当時は社員30人くらいだったから、今とはだいぶ雰囲気違ったよね?

チームラボ株式会社
テクノロジーDiv.

坂下 渉氏
短大を卒業してSIerで1年を過ごした後、2004年チームラボに入社。レコメンドエンジン『チームラボレコメンデーション』開発の初期段階に携わった後、現在は独自の次世代検索エンジン『チームラボサイトサーチ』の開発を任されている

坂下 会社というよりは大学のサークルに近い感じでしたね。それまでわたしは業務系エンジニアとして働いていたので、正反対のカルチャーでしたね。チームラボと比べると、作るシステムも派手さはない。そもそも「IT企業ってそういうもの」だと思っていたので、良い意味で驚きました。
 
田村 僕らとしては、ぜひ来てほしいと思っていたけど、坂下くんは業務システムの開発を行う現場からチームラボに転職するのに、まったく迷っていなかったよね。
 
坂下 たった1年でしたけど、システムのバックエンドを地道にいじっていく仕事に自分が合わないことが分かり始めていましたし、当時からチームラボは「面白いものを一般ユーザーに提供していこう」みたいな空気が満ちていたので、迷いはなかったですよ。
 
田村 起業間もない時期で、ウチの会社がこの先どうなるかも分からなかったし、作るものが確実に世の中に受け入れられるとは限らない世界。それでも入りたい、と言ってくれてうれしかったんだけど……。

坂下 まぁ、先のことを考えたら迷っていたかもしれませんね。そんなことを気にするくらいなら、この仕事を「やりたい」とか言っちゃダメだと思うんですよ。エンジニアとしての自分の未来がどうなるかということよりも、目の前にたくさんの面白い未来や可能性が転がっていて、それが新しい技術を使えば現実になるかもしれない。そういう面白さに夢中で向かっていましたね。わたしだけじゃなく、全員が。
 

チームラボ株式会社
テクノロジーDiv.

吉澤はるかさん
大学の文系学部を卒業後、新卒でチームラボへ入社。IT知識ゼロの段階から2006年にエンジニアとしてのキャリアをスタートするも、入社5年目にして開発部門のマネジャーに。坂下氏が立ち上げたレコメンドエンジン開発も引き継ぎ、事業化を推進している

田村 当時から、例えば金融系のSIerからウチに来たメンバーもいて、開発現場で活躍してくれている。僕たちが携わる仕事は、お客さまにパートナーとして選んでいただいてから始まるプロジェクトがほとんどだし、基本的には要件定義に始まり、テストをして納品、その後保守運用をするといった流れでプロジェクトは進む。

要するに、今までそんな開発の現場にいたとしても、坂下くんみたいに「とにかくやりたい」っていう気持ちがあるかどうかじゃないかな。

プロジェクトの進め方やスピード感については、入社時は初めてのことが多いかもしれないけど、日々勉強する姿勢を持ってキャッチアップしていかないといけないのは僕らも一緒。今は特に進化のスピードが凄まじく早いからね。

吉澤 そういう意味ではわたしも同じですね。
 
田村 レコメンドエンジンやサイトサーチの開発を任されてる坂下くんが、もともと業務系エンジニアだったということや、そのレコメンドを引き継いでる吉澤さんが入社当時はエンジニアとしての経験値がゼロだった。(編集部に向かって)そんなメンバーも、今のチームラボで活躍しているんだということを、これを機にもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思っているんです。
(後編に続く)

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>>[チームラボ11th anniv.企画① 後編] SI出身技術者は、「開発の基本」を知っている