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[3/10開催レポ] パーティー&ハッカソン『家入☆うまナイト』の「熱狂」が産んだ、Webサービス開発の新しい可能性

公開

 

「サービス開発で一番大事なのは、作り手自身がそのサービスに『熱狂』していること」

そう話していたのは、ある有名Webサービス会社のトップだ。3月10日~11日の深夜に行ったエンジニアtype×トーキョーよるヒルズ共催のホームパーティー&ハッカソン『うまナイト』は、ゲスト参加してくれたハイパーインターネッツ家入一真氏の盛り上げ(と絶妙な悪ふざけ)もあって、まさにこの「熱狂」が生み出すクリエイティブパワーを垣間見ることのできたイベントとなった。

ハッカソンに参加してくれたのは、約50名の応募者の中から選ばれた、計14名の20代クリエイターたち。内訳はエンジニアが9名、デザイナーが5名で、上場企業の社員として働く人もいれば、スタートアップベンチャーのCTO、現役大学生まで幅広い層が参加した。

イベントの趣旨が「ホームパーティー&ハッカソン」なため、あえて事前に開発テーマを決めたりせず、モノづくりを楽しみたい人たち同士の交流を重視した会としていたが、いざ当日の開発テーマブレスト会~4つのチームに分かれてのハッカソンになると、全員が”開発魂”を発揮。家入氏の講話を経て臨んだチームごとのアイデアブレスト&ハッカソンでは、ユニークなサービスアイデアが続々と誕生した。

AM5:00、徹夜明けに「産まれた」4つの新サービス

当日産まれたサービスの一つ、『ツナカラ』のデモページ(サービス内容は下記)。デザインのクオリティーも高い

当日産まれたサービスの一つ、『ツナカラ』のデモページ(サービス内容は下記)。デザインのクオリティーも高い

ソーシャルファンディングプラットフォーム『CAMPFIRE』や、個人の持つスキルや時間をクーポンの形にして販売するサイト『OREPON』など、これまで数々の注目サービスを作ってきた家入氏から、

「すでにあるサービスを『オレならどうアレンジするか』と常に考えている」

「新しいサービスの構想はお酒の席などでのムダ話から思いつくことが多い」

「思いついたらすぐ作っちゃう!が原則」

などという話を聞いて、参加者各々が”妄想”をめぐらせた後、この日のハッカソンテーマは【ソーシャル×○○】に決定。

今回は作ったサービスをローカル環境にアップする方式を採ったため、残念ながら実物をお見せすることはできないが、『うまナイト』で”産まれた”サービスの数々を簡単に紹介しよう。

■『ツナカラ ~一人じゃないカラオケ♪』

急遽カラオケに行くメンバーを集めたい! 趣味が合う人同士でカラオケしたい!

という要望をかなえるFacebook連携プラットフォーム。

希望の地区や好きな歌のジャンルごとに「カラオケ仲間」を探せる仕組み。

■ソーシャル目覚まし『目覚まし界のサラブレットを目指せ』

朝起きるのが苦手、という人たちを対象に、

起きなければならない時間ごとに競馬のダービー風レースを開催。

閲覧者は各ダービーのオッズ表を見て、

Twitterを通じて「誰が予定時間に起きれないのか?」を賭けることができる。

参加者の「負けたくない」という気持ちを目覚まし代わりにするという発想。

■ソーシャル×誕生日デート『Hapiba!』

彼女や妻の誕生日に「せっかく考えたデートプランがピントずれ」という

残念な男性に向けた、「誕生日デート&プレゼントパッケージ」サービス。

地域ごとにデートで行くお店やプレゼントを買うショップがセレクト表示され、

気に入ったプランはPayPalで一括購入できる。

お好みでプランのカスタマイズが可能で、ソーシャル上での

評価でどのプランが人気かも分かるため、ハズレのないデートが行える。

■ソーシャルブレストサービス『PICCA!』

ふとした疑問やサービスアイデアを投稿し、

ソーシャルグラフ上で膨らませていくプラットフォーム。

投稿に対してGoodな回答をした人はポイントがたまって評価が上がったり、

そこから新規プロジェクトを発足できるなどの仕組みを検討しており、

うまく行けば"無名な人版のQuora"となる可能性を秘めたサービス。

 

≪『家入☆うまナイト』の模様をUstで見る≫

家入氏による講話や、ハッカソン後のサービス発表会の模様は、

コチラの『エンジニアtype』USTREAMアカウントでご視聴できます。

産まれたサービスは、家入氏も驚くほどの完成度に

ハッカソンは実質4~5時間。短い開発時間ゆえ完成まで至らないものもあったが、中にはFacebook連動まで実装できているチームもあり、家入氏は「どれも完成度が高くてビックリ」と総評。これも、短時間で「熱狂」できたからこそ成せる業だったのかもしれない。

トーキョーよるヒルズというシェアハウスならではのアットホーム感と、違ったバックボーンを持つ参加者から得る刺激、そしてオトナゲスト家入氏の参加によるワクワク感。すべてが絡み合って産まれるパワーが、モノづくりへと結実していくさまはちょっと感動的なほど。

『うまナイト』は、今後も1カ月半~2カ月置きにエンジニアtypeで告知・定期開催していく予定なので、興味を持った方はぜひ次回ご応募を!

取材・文/伊藤健吾(編集部) 撮影/編集部&トーキョーよるヒルズ