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[女性が参加しやすいITイベントの作り方 1/2] わたしたちが勉強会に行かない7つの理由

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IT業界がほかの業界と比較しても勉強会が驚くほど多いことは、おそらく皆さんもご存知だろう。IT勉強会カレンダーを見ても分かるように、東京を中心に、日々どこかでIT勉強会が行われていることが分かる。週末になると数十件近く開催されることも多く、どの勉強会に行くか迷ってしまうほどだ。

しかし、多くの勉強会に参加していて感じることは、女性参加者が極端に少ないということ。

もともとIT業界のエンジニアは圧倒的に男性が多く、女性の数は1~2割程度だという事実もある。

それにしても、ここまで女性が少ないのもどこか寂しい気持ちになってしまう。

単純に女性エンジニアが少ないという理由もあるが、それを言ってしまえばこの先も”女性が少ない寂しいIT勉強会”という状態は変わらないまま。

「そもそも女性は勉強会に興味ないんじゃ……」。もしそう思っている人がいたら、その考えは間違いだ。昨今はさまざまな分野で「IT女子部」なるものが誕生しているくらいだから、女性エンジニアの中でも勉強会に参加したいというニーズは確実に高まっている。にもかかわらず、行けないのだ。

女性がIT勉強会に行かない(行けない)7つの理由

なぜ、女性たちはIT勉強会に行けないのか。

IT女子部に参加している女性たちは、フツーのIT勉強会に行かない理由をこんな風に話す。

※男女共に参加できる勉強会

【女性がIT勉強会に行かない7つの理由】
1. 参加枠がすぐに埋まってしまう
2. 「女子がいる...」的な雰囲気になるのがイヤ
3. 休憩時間が短い
4. スイーツタイムがない
5. 内輪の盛り上がりが正直しんどい
6. 技術レベルの敷居がやたらと高そう
7. 質問に対する説明が分かりにくい

【1】に関する意見
「人気の勉強会は、情報収集のアンテナが高い男性によって ATNDがすぐに埋まってしまう」 (20代・Web系エンジニア)
「ATNDが満枠になりそうなときに参加者を確認すると、ほとんどが男性なのでしり込みしちゃう」 (30代・アプリ開発エンジニア)

【2】に関する意見
「IT勉強会に行っても、女性の割合は1~2人など圧倒的に少数で注目されるから、とても行きづらい」 (30代・インフラエンジニア)
「職場に女性が少ないから女性に対する免疫がないのでしょうか。勉強会に女性がいるだけでザワザワされるのは困る」 (20代・業務系エンジニア)

【3】に関する意見
「今は女性の割合が低いから大丈夫だけど、休憩が5~10分しかないとトイレで並ぶだけで終わっちゃうのがつらい」 (30代・インフラエンジニア)
「休憩5分のイベントとか、 ちょっとストイックすぎてびっくりしちゃう」 (20代・Web系エンジニア)

【4】に関する意見
「楽しく勉強会に参加したいから、ちょっとしたスイーツを食べながら参加者の方と交流する時間が欲しい」 (20代・Webデザイナー)
「15分くらいの休憩でスイーツとかを出してくれたらリフレッシュできてうれしい」 (20代・Web系エンジニア)

【5】に関する意見
「ガン○ムとかま○☆マギとかのヲタ知識をひけらかして盛り上がっちゃうのがイタい」 (30代・業務系エンジニア)
「一度ヲタ魂に火がついたら止められない。傍から見ているとちょっとしんどいところがある」 (30代・インフラエンジニア)

【6】に関する意見
「ガチで技術を勉強する会が多いと、自分の技術レベルでも大丈夫なのかが不安」 (20代・アプリ開発エンジニア)
「すごく簡単な部分が分からないと、『そんなことも分からないの?』という目で見られそう」 (20代・Web系エンジニア)

【7.】に関する意見
「分からないところを聞いているのに、その説明にもっと分からない専門用語を重ねてくる(笑)」 (30代業務系エンジニア)
「教えてくれるのはうれしいけど、『オレって詳しいだろ』的な感じで難しい用語を連ねられた挙句のドヤ顔はさすがに困った(笑)」 (30代・インフラエンジニア)

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いかがだろう。

勉強会やイベントによってスタンスの違いはあれど、ナカナカの言われようである。読者の中でも、「自分のことかも……」と心当たりがある人がいるかもしれない。

こうしたIT女子部メンバーの意見の背景には、彼女たちがIT勉強会に臨むスタンスの違いが大きいようだ。では、女性たちは何を求めてIT勉強会に参加するのか。そして、そこから見えるこれからのIT勉強会とは一体どうあるべきなのだろうか。
<2>へ続く

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>> (2/2) 参加者同士の交流を重視する女性たちからも受け入れられる、これからのITイベント運営上の注意点をご紹介!!