エンジニアtype - エンジニアのシゴト人生を考えるWebマガジン

[コラム] 『mixi Girls Hackathon』レポ~mixiは女性向けスマホアプリ開発の狙い目マーケットになる!?

公開

 

アプリ開発の隆盛と、女性エンジニアの増加を受け、最近頻繁に開催されるようになってきた女性限定の開発者イベント。8月6日、今度は数多くのハッカソンを開催してきたミクシィが、『mixi Girls Hackathon featuring Android 女子部 ♪』なる女性開発者イベントを開催した。

タイトルにもあるように、この会はAndroid女子部とのコラボレーションで開催。当日はミクシィが提供するライブラリ『mixi API SDK for Android』を使った、「ソーシャル機能を持つAndroidアプリ開発」がお題目となった。

参加した約20名の女性エンジニアの中には、Androidアプリ開発は初めてという未経験者も。Android女子部のメンバーやミクシィの担当者から開発のイロハを教わりながら、各々が『mixiアプリ』と連携したスマホアプリのアイデアを出し合った。

主催者の1人である鈴木理恵子さんは『Mashup Award 6』で4賞受賞した『ポンシェルジュ』の開発者

主催者の1人である鈴木理恵子さんは『Mashup Award 6』で4賞受賞した『ポンシェルジュ』の開発者

注目だったのは、コーディングの前に数名のチームに分かれて行われたそのアイデアソン。

事前に主催の1人、ミクシィのエンジニア鈴木理恵子さんが説明してくれた「mixiのユーザー体験をそのまま開発に持ち込める利点」を活かしながら、”女性が使いたくなるアプリ”を皆で議論した。

「今日のネイル写真を投稿しつつ、ネイルサロンの位置情報投稿までできるアプリ」、「Androidケータイの音声認識機能を利用してmixiボイスに文字投稿できる”リアルmixiボイス”」など、【カワイイ×便利】を主軸としたアイデアが多数発表された。

これらのアイデアをベースに、その後のハッカソンで開発されたアプリ発表会でも、参加者全員で皆の作品を見ながら

ブレストでアイデアを出し合ったり、コーディングしながらトークしたり......ハッカソンの楽しさを全員が共有

大人数でブレストしたり、コーディングしながら開発トークをしたり……ハッカソン特有の楽しさを全員が共有

「”リアルmixiボイス”は、声の大小や声色を絵文字と連携で表現できるようになると面白いかも」

などとアイデアを出し合うような場面も。女性ならではの感性を活かした開発トークが繰り広げられた。

鈴木さんによると、「mixiは現在、総ユーザー数2400万人、1カ月に1度以上ログインするアクティブユーザーが1600万人いるのですが、そのうち女性ユーザーが52%と半数を超えている」とのこと(※2011年8月時点)

こうした背景から考えると、女性エンジニアたちによって「女性のキモチをつかむアプリ」が開発されれば、一気にヒットする土台があるともいえる。女性をターゲットにしたアプリ開発という視点で見れば、今後、注目のマーケットとなる可能性もあるだろう。

そしてもう一つ、目を引いたポイントは、今回の参加者がコーディングで利用した『mixi API SDK for Android』の便利さ。

作ったアプリを発表し合う発表会の一幕。中には約3時間でコーディングしたとは思えない完成度のものも

作ったアプリを発表し合う発表会の一幕。中には約3時間でコーディングしたとは思えない完成度のものも

先述したようにアプリ開発初心者もいる中で、多くの参加者が3時間程度のコーディングタイムで各々の考えるアプリをある程度まで形にしていった。

それも、先の写真投稿アプリや音声変換のみならず、マイミクの血液型ログから相性診断をするものまで、さまざまな発想が具現化されていた。

① mixi Graph APIを利用してネイティブのmixiアプリが作れる
② シングルサインオンの利用によってユーザーの利便性が高められる
③ Consumer Secretをアプリケーション内に持たないのでセキュリティの面でも安心

などという特徴を活かして短時間でアプリを作れるのは、開発者にとって大きな魅力だ。

こうしたSDKの普及によって、男女を問わずさらに多くのエンジニアが「作り手としての自分」を表現できるようになっていくかもしれない――。そう感じさせるイベントだった。

■『mixi API SDK for Android』ダウンロードサイトはコチラ
http://developer.mixi.co.jp/connect/mixi_graph_api/android/download/

取材・文/伊藤健吾(編集部)