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[上手なソーシャルプロフィールの作り方] SNSの専門家直伝、お声が掛かるプロフづくりのコツ(後編)

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ポイント3〜5: 発信する情報すべてに意図を込める


3.「コミュニケーション」と「セルフブランディング」を使い分ける
4. 各SNSの安易な自動連動はNG
5. 業界有名人のソーシャル発信術を盗もう
 
「『コミュニケーション』と『セルフブランディング』の2視点を意識できている人は、意外にも少ない」と話す谷口氏

「『コミュニケーション』と『セルフブランディング』の2視点を意識できている人は、意外にも少ない」と話す谷口氏

これからビジネスシーンで積極的にソーシャルプロフィールを活用するなら、「TPOに合わせてソーシャルメディアを使い分けること」を意識しましょう。

言い換えれば、「コミュニケーション」と「セルフブランディング」の2つの視点に着目してツールを使い分ける、ということです。

■コミュニケーションの観点
例えば、ビジネスの現場で自分のプライベートな話にばかり終始するのは、「空気が読めない」という印象を周りに与える行為として敬遠されますよね。

それと同じように、ソーシャルメディア上にもTPOが存在します。

わたしの場合だと、Twitterや個人ブログはビジネスとプライベートの両方の話題を取り上げますが、私的な話題はFacebookに、仕事の話題はLinkedInに連携させるように意識しています。家族や友人との交流がメインのFacebookと、仕事の場として位置付けているLinkedIn同士は情報を連携させません。

メディアが異なれば読み手が異なりますし、読み手を想定した話題を提供することはコミュニケーションの基本。ですから、あなたがもし各種ソーシャルメディアをビジネスとプライベートの両方で使うなら、メディアごとに自分なりの位置付けを明確にした方が良いでしょう。各メディアを安易に自動連動させるのではなく、公私を区切り、あくまでも別物として使い分けることをお奨めします。

■セルフブランディングの観点
例えば、あなたがビジネス上のパートナーや顧客から「海外のWeb技術に精通したエンジニア」という認知を与えたいとします。その場合、日常からこれに類する話題を意識的に提供すべきでしょう。

また、新たな顧客から仕事の依頼を受けたり、採用担当者の関心を惹きたければ、自分の得意分野を具体的かつ詳細に伝えなければなりません。なぜなら、漫然と書きたいことを書くよりも、市場動向や読み手が求めるものが何かを想定して書く方が、互いの認識のズレを最小限にする効果が期待できるからです。

LinkedInは、ビジネスシーンで有効活用できる検索性の高さが特徴の一つ。最新技術動向などもチェックしてみよう

LinkedInは、ビジネスシーンで有効活用できる検索性の高さが特徴の一つ。最新技術動向などもチェックしてみよう

ここでお伝えしたいことは、自分が情報を伝えたい人は誰で、どんなメッセージを伝えたいのか、という意識を持つ必要があるということ。これは企業が中途採用を行う際、応募者に提出を求める職務経歴書を書く際の注意点とよく似ているかもしれません。

ただ、一点違う点があるとすれば、ソーシャルプロフィールは文字通り公開されている経歴情報だということ。つまり、業界の先駆者や自分が理想とする人物の記述内容を参考に自分のプロフィールを手直ししたり、強調すべきポイントを見直すことができるのです。これを活用しない手はないでしょう。

加えてエンジニアという職業は、ほかの仕事に比べてもスキルや実績を具体的に明示しやすい職種ですし、仮にあなたがWeb系エンジニアであれば、リンク一つで実績を見せることも可能なはず。比較的ソーシャルプロフィールとの親和性が高い職種といえるのではないでしょうか。

ポイント6〜7:ソーシャルプロフィールを上手く利用する


6. 勉強中のつまづき・発見こそ発信すべき
7. リアルな場での交流を忘れないように
 

読み手が求める情報を想定し、自分をどうブランディングすべきかを考えつつソーシャルプロフィールを書く。こういうと何やらとても敷居が高く感じてしまうかもしれません。実際に勉強会などでこうしたお話をすると、「自分には書くべきプロフィールがない」とおっしゃる方が少なからずいらっしゃいます。

でも、誰しも最初から誇るべき経歴を持っているわけではありません。わたしにも同じような経験があるのでよく分かります。わたしがLinkedInに興味を持った当時、周囲はもとより自分自身にさえ知識やノウハウがありませんでしたし、事実上ゼロからのスタートでしたから。

しかし、少しずつ英文情報をかき集めて日本語に翻訳してBlogに載せたり、勉強会を主催したりするうち、だんだんと情報が集まるようになりました。結果的に、人脈も増え、徐々に仕事の問い合わせや相談が舞い込むようになってきたのです。

エンジニアの皆さんなら、将来性のある最新技術を見つけた時などがチャンスになるのではないかと思います。

例えば、最新技術を一から勉強する課程をソーシャルメディア上で公開したり、同じ興味や関心を持つ人と情報を共有することを始めてみるだけでも、少しずつ書くべきポイントが明確になっていくはずです。

ソーシャルプロフィールづくりにいくら注力しても、リアルな場でのコミュニケーションを怠ってはあまり意味がありません

ソーシャルプロフィールづくりにいくら注力しても、リアルな場でのコミュニケーションを怠っては意味がありません

そして最後のチェックポイント。Web上でソーシャルプロフィールを積極的に公表するのも大切ですが、リアルな場での活動も忘れてはいけません。ネットとリアルを切り分け、どちらかに偏るのはナンセンスです。

どちらも重要なのですから、人とのつながりも強化する上でも、自分が何をしたいのかをほかの人に知らしめる上でもどんどん交流していくべきでしょうね。

仕事に特化したLinkedInの登場により、ソーシャルプロフィールという概念は、今まで以上その重要度を増していくはずです。近い将来名刺やメールなどと同様、ビジネスになくてはならないツールとして認知されるようになるのではないでしょうか。

今から節目ごとにソーシャルプロフィールを見直したり、ブラッシュアップする習慣をつけておけば、今後のご自身のキャリア形成において決して損はないことだと思います。

取材・文/武田敏則(グレタケ) 撮影/小禄卓也(編集部)

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