サンフランシスコに拠点を持つbtrax。同社CEOのBrandon K. Hill氏が、現地で起業した経営者の視点から、シリコンバレー界隈で出回った気になる記事を要約しつつキュレーションします。日本にいながらにして世界最先端の話題を先取り!

btrax CEO
Brandon K. Hill
サンフランシスコと東京を拠点とするグローバルクリエイティブエージェンシーbtraxのCEO。アメリカと日本を含む200社以上のクライアントに対して、ブランディング、グローバル展開コンサルティング、UXデザインサービスを提供。自社メディアFreshtraxやFashionsnap.com 、In the Looopにもデザイン、テクノロジー、海外トレンドに関するコンテンツを提供中。サンフランシスコ在住
バックグラウンドから見るシリコンバレーのトレンド
元記事:This map reveals exactly where Sillicon Valley gets its talent
アメリカ、特にこのサンフランシスコやシリコンバレーではさまざまなバックグラウンドや人種がおり、それは起業家やエンジニアにも同様のことが言える。記事によると、シリコンバレーにいるエンジニアやプログラマーの多くはアジア系アメリカ人であり、一方、起業家はインド系アメリカ人が多いとのこと。業種問わず言えば、日系アメリカ人は、アジア系では比較的多い。今後、シリコンバレー界隈での日本人の活躍と併せて注目したいデータである。
Appleが地図アプリSpotsetterを買収
元記事:Report: Apple Buys Spotsetter, a Location Recommendation App
Appleがヘッドフォン開発で有名なBeatsを買収したのは記憶に新しいが、今回は地図系アプリSpotsetterを提供している企業の買収を発表した。このアプリはユーザーの現在地近くのおすすめスポットを知らせるものである。この買収により、Apple独自の地図であるApple Mapsの強化に走るのは明白だが、今後、Google Mapsとどのようなシェア争いをするのか注目である。
注目のモバイル系スタートアップ20選
元記事:Meet the 20 fastest-growing mobile startups
シリコンバレー界隈では依然としてモバイル系スタートアップが注目されており、ベンチャーキャピタリストやエンジェル投資家が多額の投資をしている。来月には『Mobilebeat』というモバイル系トピックを扱った大規模イベントが行われるということもあり、今回は注目のモバイル系スタートアップ20選を紹介したい。この記事ではSpotifyなどの有名どころもあるが、2013年に設立されたばかりのスタートアップも含まれており、モバイルアプリのトレンドもつかむことができる必見の記事である。
世界が注目するアプリ92選
元記事:Here are the 92 best iPad& Android tablet apps. You decide which one winds the crown
スマートフォンやタブレットが登場して久しいが、アプリ市場は未だに成長している。そんな中、今年も『Tabby Awards』という大規模なアプリ向けコンペが開催され、92個のアプリからグランプリが決まる予定である。コンペには30以上のカテゴリーから200を超えるエントリーがあった。グランプリでなくても、世界的に注目されているアプリが出揃っているので、インストールすべきアプリが見つかるであろう。
2014年注目のスタートアップ10選
元記事:10 Startups to Watch in 2014
今年はさまざまなタイプのスタートアップに注目すべきであろう。この記事ではニュース系アプリのCircaから、車の相乗りサービスで有名なUber、そしてIoT系スタートアップであるSmartThingsまで幅広く10の注目すべきスタートアップがラインアップされている。数多くのカテゴリーから選ばれているため、その多くが今後それぞれのマーケットで注目されるであろう。それゆえにこの記事で紹介されているサービスだけでなく、自分でピックアップしたスタートアップのいるマーケットを今後追いかけてみるのもいいのかもしれない。