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Dropbox、CEO来日で日本市場向けのサービス強化を明言~小規模企業のコラボを促進、日本でエンジニア採用も

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(左から)記者会見に出席したDropboxのCOOデニス・ウッドサイド氏、CEOドリュー・ヒューストン氏、Dropbox Japanカントリーマネージャー河村浩明氏

(写真左から)記者会見に出席したDropboxのCOOデニス・ウッドサイド氏、CEOドリュー・ヒューストン氏、Dropbox Japanカントリーマネージャー河村浩明氏

世界で3億人のユーザーを抱えるデータ共有サービス『Dropbox』が10月22日、日本での事業展開について記者会見を行った。

出席したのはCEOドリュー・ヒューストン氏、COOのデニス・ウッドサイド氏とDropbox Japanでカントリーマネージャーを務める河村浩明氏の3名。日本での事業本格化に向けて9月に日本法人を開設しており、オフィスを構えスタッフ増員も行うというDropbox。記者会見で語られた今後の展開方針と、エンジニアの採用についてレポートする。

小規模企業が7割を占める日本市場への期待

今回の会見のために来日したドリュー氏とデニス氏。その行動のウラには、新たなビジネス方針と日本市場に対する大きな期待が込められていた。

「Dropboxのユーザー数はこの1年間で200%の増加率を誇るなど、急激なスピードで成長してきました。コンシューマーからの信頼を得ることには、一定の成果を得たと思います。そこで、今後のさらなる成長に向けて我々は、企業向けのビジネスプランに注力していきたいと考えています。そこで、着目したのが小規模経営の企業が多い日本でした」(ドリュー氏)

なぜ、小規模経営の企業が多いことが期待になるのか。デニス氏はこう補足する。

「コンシューマーの信頼を得たら、次は中小企業。そして、中小企業からの信頼を得たら次は大企業。このようなステップでサービスを成長させるのがトレンドです。そのため、次のステップをうまく踏むために、労働者の70%が中小企業で働いている日本には期待しています。中小企業同士のコラボを活性化し、生産性を上げることで日本でのシェア拡大につなげていきたいです」(デニス氏)

欲しいのは「ハングリーなエンジニア」

さらに、Dropboxは日本でオフィスを設立するという本腰の入れよう。世界では米国以外で3番目のオフィスになる。

そこで気になるのはエンジニアの採用について。日本支社のマネージャーを務める河村氏に、エンジニアの採用予定があるのか質問すると、「もちろん、行います」と力強い返答が。採用において重視する点についても聞くと、河村氏はこう答えた。

Dropboxにおけるエンジニア採用の重要性について語る河村氏

Dropboxにおけるエンジニア採用の重要性について語る河村氏

「経験も大事ですが、同時にハングリーさも求めます。日本でのユーザーは800万人。世界中のユーザーに比率でいうと3%程で、まだまだ成長の余地はあります。今後、企業への信頼を高め、市場を広げていくために、ハングリー精神を持ったエンジニアを採用していきたいと考えています」(河村氏)

「ハングリー」という言葉には、Dropboxが持つ勢いや今後のビジネス展開への積極的な姿勢が込められているのかもしれない。この勢いに乗りたいエンジニアは、Dropbox日本オフィスに活躍の場を求めてみては?

取材・文/長瀬光弘(東京ピストル