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外国人との議論で賛成(反対)を述べるには【連載:コピペで使えるIT英語tips】

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複数人でプロジェクトを進めていく上でどうしても避けられないのが、プロジェクト進行やソースコードレビューにおける「意見の相違」。

エンジニアそれぞれで考え方や作業の進め方が異なるのは自然なことだ。しかし互いの主張をぶつけ合うばかりでは、プロジェクトの成功はおぼつかない。

相手のコードや考え方を尊重しながらも、きちんと自分の意見を述べ、互いに協力しながら打開策を探ることは、円滑なプロジェクト運営を行う上で重要なプロセスとなる。特に外国人が相手であれば、なおさらこのことを念頭に置いて行動したい。

そこで今回はシンガポールで働く日本人エンジニアのBさんに、意見を述べる時の表現について教えてもらった。

相手の意見を求める時の表現

What do you think about this error code for error handling?
(訳)エラー処理のためのこのエラーコードについてどう思いますか?

※「どう思いますか?」という日本語につられて、つい「How」を使いたくなる人もいるかもしれないが、この場合は「What」を使うことを覚えておこう。

■賛成もしくは反対の意見を表明する表現

外国人とのやり取りの場合、何も意見を言わず「特に意見はありません」という姿勢をとってしまうと「この件に対して無関心だ」と思われかねない。その意見に対して「賛成」もしくは「反対」という自分の立場をきちんと表現することが大切だ。

○賛成の場合
I agree~.(~に賛成します)
I think so.(わたしもそう思います)

×反対の場合
I don’t agree~.=I disagree~.(~に反対です)
I don’t think so.(わたしはそう思いません)

また、できるだけ「because~」をつけて自分の意見の理由を述べることも重要だ(特にミスの指摘や反対の場合は必須)。

(例) As for the error procedure, I don’t think this code is collect because~.
(訳) エラー処理に関して、このコードは正しくないと思います。なぜなら~。

自分の意見に同意を求める時には、文末に「right?(~よね?)」と念押しをすることも大事だ。課題に対して意見の相違がある時は、上記のような表現を使って意思表示をしてみよう。

上記に加えて、賛成か反対かという意見を表明するだけでなく、「I can’t understand your opinion.(あなたの意見が理解できていない)」と述べることも自分の意見を表明することになるので、率直に伝えるとよいだろう。

しかし、意見を述べる時には相手の意見をよく聞くことが大前提。言うまでもないが、たとえ相手の主張が受け入れられなくても、まず理由を聞いてみるなど、冷静に対処することがポイントだ。

ちなみにBさんの周りのエンジニアは、フランクに自分の思っていることをぶつけることが多い割に、意見の相違があっても感情的になったりすることはほとんどないという。それは共に取り組んでいるプロジェクトの成功を願い、より良い結果を生むことを最重視しているからだとBさんは考えている。

今回のような表現を使いこなすことで、相手に迎合するのでも、我を押し通すのでもない、フェアなコミュニケーションを心掛けてほしい。

取材・文/大井 あゆみ(『シンガポール経済新聞』運営Diversolutions.Ptd.Ltd代表取締役)
編集協力/岡 徳之(Noriyuki Oka Tokyo