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超人気アプリ『LINE』と『Vine』に見る、ユーザーにアピールする英語説明文の書き方【連載:コピペで使えるIT英語tips】

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時間をかけて開発したアプリがようやくローンチ!……「これはイケる!」と自信を持って開発したアプリであっても、その良さや機能、使用感などがきちんと伝わらなければ、無数に存在するアプリの中に埋もれてしまうのがオチ。

世界にも通用するアプリにしたいのなら、いっそうそのアプリの魅力をアピールできる「説明文(Description)」を英語でうまく書くことができるかということが大事になってくる。

今回は、世界3億ダウンロードを記録したことで話題となった『LINE』と、6秒のループ動画を作成・シェアできると世界中で人気の『Vine』という2つの人気アプリの説明文を例に、アプリを効果的にアピールする説明文の書き方を学ぼう。

【1】「最初の3行」が肝心

アプリページにたどり着いた際にファーストビューで読める説明文は3行程度。クリック率を上げるためにはこの「最初の3行」でいかにアプリの魅力を伝えるかがポイントとなる。

■ LINEの場合

説明文が途中で切れているものの、LINEが「電話もかけ放題、メッセージも送り放題の無料アプリ」ということが伝わっている。最初に「There are no limits! Call and send messages as much as you want!」とキャッチーな文章を使うことで興味を引き、「FREE」と大文字にすることで無料であることが分かる。

■ Vineの場合

説明文が途中で切れることなく、2文でまとめられているのが特徴。「短くて美しいループ動画を簡単に撮影できる」というアプリの特長が端的に表現されている。

なお、説明文の最初の文章は、iPhone、iPad、PC上で見え方がそれぞれ異なる。説明文ができたらそれぞれのデバイス上で見え方をチェックして、最適化を図ろう。

また、ASO(App Store Optimization、アプリストア最適化)を意識するために、ランク上位に来るためのキーワードや競合アプリが使っているキーワードをチェックして、そのキーワードを使った説明文を作ってみるというのもおすすめだ。

※参考記事
http://www.apptamin.com/blog/app-store-optimization-app-description/
http://www.apptamin.com/app-store-optimization-101/

【2】「客観的な評価」を添える

ローンチしてからしばらく経過したアプリであれば、ユーザー数の推移やユーザーレビューやメディアでの評価など客観的な評価などを添えることで、アプリに対する信頼を高めることができる。

■ LINEの場合

3億5000万人以上が使っているアプリで、日本だけでなく、タイ、台湾、スペイン、中国などで無料アプリNo.1にランクされているという実績を掲載することで、世界中で愛されているアプリであるということを強調している。

【3】特長を「正確に」「分かりやすく」「簡潔に」リストアップする

アプリの特長を正確に、分かりやすく、簡潔に表現するためには、「箇条書き」でリストアップするとよいとされている。機能が複雑なアプリの場合は、キーとなる主な機能をリストアップする。

■ Vineの場合

短い文章で端的にまとめている。丁寧に説明するために「This is a app that……」という書き出しにしてしまうとどうしても冗長になるので、このように書き出しを動詞から始めると伝わりやすく効果的。また、端的に特長をまとめることで、Vineというアプリの使用感がシンプルであるということを暗に演出しているようにも思える。

■LINEの場合

「New LINE Features:」を先に出し、「More about LINE’s Features:」として従来からある機能を紹介。ローンチから時間が経過していて、かつ、ある程度認知されているアプリであればこういった書き方もアリだ。

【4】推奨環境(OS、バージョンなど)やお問い合わせ先を明記する

適切にアプリを使ってもらうために、推奨環境を明示するのは当然のこと。アプリの不具合などをきちんとフォローするために、お問い合わせを明記するのもマストだ。

■ Vineの場合

推奨環境とお問い合わせ先のメールアドレスのみをシンプルに記載している。

■ LINEの場合

推奨環境を明記し、お問い合わせ先のリンクを付けている。

なお、説明文を書く際に避けるべきポイントが、Apptamin社(フランス)のブログに書かれていたので、ぜひ参考にしていただきたい。

1:Keyword stuffing(無意味なキーワードを詰め込むこと)
2:Typos and grammatical errors(タイプミスや文法ミス)
3:Being too technical(テクニカル過ぎること)
4:Lying(嘘をつくこと)
[引用元:http://www.apptamin.com/blog/app-store-optimization-app-description/

上記は英語でアプリの説明文を書く際のポイントを中心にまとめたものだが、アプリの開発者だけでなく、アプリの特長を伝えるためのプレスリリースを作成する広報担当者にとっても役立つはずなのでぜひ参考にしていただきたい。

取材・文/大井 あゆみ(『シンガポール経済新聞』運営Diversolutions.Ptd.Ltd代表取締役)
編集協力/岡 徳之(Noriyuki Oka Tokyo