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[特集:東京IT女子部ガイド 1/3] JAZUG女子部「『ゆるふわ』女子が、クラウド界を盛り上げる!」

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「女子会」。それはずばり女性だけが集まる会のこと。おしゃれなカフェでも、カラオケでも、場末の居酒屋でも、スポーツでも、女性だけで集まってしまえば成立してしまうのだ。

2010年ごろから流行し始めたこの「女子会」ムーブメントが、IT業界でも「IT女子部」として急拡大している。

今回は、日本Androidの会からスピンアウトした『Android女子部』や、ロンドンのコミュニティにインスパイアされた『東京ガールギークディナー』など、東京を中心に活動の幅を広げるIT女子部を集めた、『東京IT女子部ガイド』を作成してみた。

それぞれのIT女子部』は、一体どんな活動をしているのだろうか。今回、実際に『Android女子部』、『Linux女子部』『JAZUG女子部』の3グループの勉強会に参加して、各代表者へのインタビューを行った。

彼女たちがなぜ『女子部』を設立し、何を目的に運営しているのか。

インタビューから垣間見えるIT業界全体の課題や、女性特有の運営方法などを覗いてから、ぜひ『東京IT女子部ガイド』を参照してもらいたい。

 

【1. JAZUG女子部】 JAZUGの船上パーティーで設立

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上段右から2番目にいるのが、JAZUG女子部部長の安東沙織さん

最初に登場するのは、『JAZUG女子部』の部長を務める安東沙織さんだ。

――わたしたちが女子部を結成したのは、2010年8月26日、JAZUGコミュニティ発足会でもある船上パーティーでのこと。日本マイクロソフト、デベロッパー&プラットフォーム統括本部長である大場章弘さんから、『テクニカル系のユーザーグループは男性が多いから、Azureでは女性を積極的に応援していく』とお声掛けいただき、『じゃあ、わたしが女子部部長やります!』と宣言したのがきっかけでした。

それからは、JAWSUGクラウド女子会との合同勉強会や@IT主催の『おばかアプリ選手権』等で知り合ったメンバー6名が中心となって、JAZUG女子部を運営しています。
 

■「ゆるふわ」をコンセプトに、女性同士のつながりを強くしたい
わたしたちJAZUG女子部の目的は、Azureにかかわる仕事をする女性同士のつながりを強くすること。もともと女性の割合が少ないIT業界。開発チームに女性が1人、ということはよくあります。でも、女性にしか分からない悩みは必ずある。そんな時に、JAZUG女子部の皆でつながっていたいなと感じるのです。

JAZUGの活動は、テクニカルカットが多く、参加者もほとんど男性です。男性ばかりが参加していると、どうしても内輪の盛り上がりが発生しちゃって(笑)、女性が参加しづらく感じちゃうんですよね。

勉強会後の懇親会では、皆でスイーツを食べながら自己紹介をしたり、Windows Phoneのタッチ&トライに夢中になったり......。結局、終了時間を30分オーバーするほどの盛況ぶりだった

勉強会後の懇親会では、皆でスイーツを食べながら自己紹介をしたり、Windows Phoneのタッチ&トライに夢中になったり……。結局、終了時間を30分オーバーするほどの盛況ぶりだった

女子部では、そうならないためにも敷居を低くする工夫はしています。交流を深めることが目的の一つですから、「Azureにちょっと興味があるゆるふわな方」から、「実ビジネスで使っている方」まで幅広い女性が勉強会に参加してくれています。

また、懇親会としてスイーツを食べながら参加者同士が交流できる時間も大切ですね。他の女子部さんもスイーツタイムを作っているところが多いので、『楽しく勉強したい』と考える女性ならではの発想かも知れません。

■職種を超えたメンバーが描く、JAZUG女子部の今後
「Azureだけじゃなくて、JAWS-UGクラウド女子会GTUG-Girlsなど、色んなユーザーグループと交流を深めたいです。そうすることで、JAZだけでなく、クラウド自体がもっと盛り上がってもらえると嬉しいですね」(安東さん)

部長である安東さんがこう話せば、参加しているコアメンバーも今後の展開をこう語る。

「JAZUG女子部を通じて、Azureに関わる女性同士のつながりを深めていきたいです。だから、技術的な勉強会だけじゃなく、美味しいごはん会の開催も予定しています。会話を楽しみながら、IT業界での働き方を皆で考えていけたらうれしいです」(田鎖美穂さん)

「JAZUG女子部の敷居を低くして、もっとたくさんのAzure女子に参加してもらいたいです。そうすれば、異分野の職種・業種の人ともっと交流できるようになり、刺激をもらえると思います」(音無知穂さん)

「わたしはもともと企画系の仕事をしているので技術の深いところまでは分かりません。だからこそ、ノンテク代表としてマーケッターでも参加できるような勉強会や交流会を積極的に提案したいです。今はまだ女子部というくくりですが、いつか『別に分ける必要ないじゃん』と、男女の隔たりがない一つのユーザーグループになっていって欲しいですね」(谷彩子さん)

「IT業界は、技術力一つで勝負できる世界であり、男女関係なく活躍できる業界だと思うのです。とはいえ、現状では女性の割合が低いため、JAZUG女子部のようなIT業界の女性が思いを共有できる場がもっと浸透して欲しいと感じます。」(大森彩子さん)

 

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