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[特集:東京IT女子部ガイド 2/3] Android女子部代表「『適度に不真面目』が、Androidを楽しくする」

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【2.Android女子部】 きっかけは「女子だけで何かやりたいね」

右がAndroid女子部部長の矢野りんさん。左は、副部長のあんざいゆきさん

右がAndroid女子部部長の矢野りんさん。左は、副部長のあんざいゆきさん

次に紹介するのは、今や巨大組織になりつつある『日本Androidの会』からスピンアウトして誕生したAndroid女子部。部長である矢野りんさんは、現在の活動内容をこう話す。


――Android女子部の始まりは、ABC 2009 Fall(日本Androidの会主催のイベント)の時に、わたしがあんざいさんと「女の子で集まってもいいよねー」なんて話していたのがきっかけでした。その後にわたしの家で女性10人ぐらいが集まって、「女子部作っちゃおう」という感じになりました。

 

ちょうど、メディアで『女子会』が注目を集め始めたころだったかも知れません。最初はカジュアルな感じで始めましたね。


■「適度に不真面目」が、Androidを楽しく勉強するコツ

女子部設立以前は、日本Androidの会が主催する勉強会などに参加していましたが、高い技術力を持った技術者の方が多く、緊張感がありました。

馴れ合いにならず、技術力を切磋琢磨するような感じ。わたしたちは、そんな雰囲気にはせず、結婚・出産の話をしたり美味しいものを食べたりしながら楽しくやりたいんです。


それは、仕事としての技術をガチで学ぶというよりも、「適度に不真面目に、楽しく技術が身につけられればいいじゃん」と思うからでもあるんですよ。


■「IT業界って楽しい」という雰囲気を作りたい

スマートフォンのタッチ&トライでは、「女性にとって理想のスマホとは」という話で盛り上がった

スマートフォンのタッチ&トライでは、「女性にとって理想のスマホとは」という話で盛り上がった

Andoid女子部の参加者は、開発者だけではありません。デザイナーや企画、営業の人なんかも参加しています。自分でモノを作るのが好きだったり、アプリを作ってみたいという人であれば誰でも良くて、参加資格自体もゆるいですからね。

モノづくりが好きな女性たちが集まって、楽しくモノづくりにかかわってみて、「IT業界って、楽しいよね」と思ってもらえることが一番嬉しいです。

今後は、皆が自分の技術で気楽に生きていける。人生を楽しみながらお金を稼げるようになるために、Android女子部が少しでも力になっていけたら良いですね。

■ちょっと気になったら、まずは参加を!

「勉強会に行ってみたいけど、男性が多いから行きにくくて…」という方も、ぜひAndroid女子部で勉強会デビューしてみてください。勉強会の入り口としては、すごく参加しやすいです。

一つだけ心配なのは、参加者の皆が個性的でテンションが高いので、皆の爆発力にちょっと気後れしちゃうかも知れないこと(笑)。それでも、来てみたらきっと楽しめると思いますよ

【3.Linux女子部】 普通の勉強会に行きづらい女性のため設立

勉強会準備であわただしい中取材に応じてくださったLinux女子部代表の平さん。今回は、開発者支援を積極的に行うヤフーのセミナースペースを借りて勉強会を行った

今回は、開発者支援を積極的に行うヤフーのセミナースペースで勉強会を開催

ラストを飾るのは、Linux女子部代表の平愛美さんだ。現在妊娠中で、秋に出産が控える中、この日(7月2日)もLinux女子部勉強会の主催者として奮闘していた。

――Linux女子部の設立は、今年の1月に、私がTwitterで「仮想化の勉強できたら良いね」とつぶやいたのがきっかけです。そのつぶやきに、私の周りのLinuxにかかわる多くの女性がすごく反応してくれたんです。


オープンソース系、特にLinux関連の勉強会は以前からたくさんあったのですが、それらは男性の参加者がほとんどで、女性が参加しづらい環境にありました。だけど、もっと「Linuxを勉強したい」という女性がわたしの周りに多くいたので、「それなら、女性でも気兼ねなく参加できる勉強会をしよう」と思ってLinux女子部を設立しました。

■こだわりは、「目的がはっきりしているものを学ぶ」こと
勉強会を開催する上で心がけていることは、「その技術を学んだ先に何が実現できるか」を明確にすること。女性は目的が明確なことじゃないとなかなか積極的に勉強会に参加しなかったりするので。だから、ゴールがはっきりしている勉強会を開催することにはこだわっています。

参加者は皆、熱心にプレゼンを聞いていた

Linux技術者認定機関のLPI-Japanがスポンサーとなり、Linux女子部の運営をサポートした

例えば、Linux技術者認定資格であるLPICを取得するための試験範囲を扱ったり、最近では仕事の効率化をテーマにした勉強会を開催したりしました。今後は、「Hadoop」、「リソース管理」といった、実業務に直結するような技術の勉強会を開催したいですね。


■勉強会への敷居は下げても、技術レベルは下げない
Linux女子部で大切にしたいことは、「企業や業界の枠を超えた女性の交流」と「技術面のスキルアップ」。たくさんの女性に来てもらいたいから、勉強会に対する敷居はできるだけ下げたいのですが、一方で学ぶ技術は一定以上のレベルを保っていたいのです。

実際に、第1回勉強会の開催時にアンケートを取ってみたら、参加女性のLPIC Lv.1以上の保有者は半数以上。Linuxの経験も2年以上の方が多いですね。

■Linux女子の憩いの場でありたい
Linux女子部では、勉強会以外にも、カメラ好きが集まったカメラ支部や、美味しいご飯を食べる女子会など、さまざまなイベントを開催しています。まだ勉強会に参加したことがない方も、ぜひお気軽にご参加ください。

真面目に勉強して、時々お茶して、皆さんで交流を深めていきたいですね。

 

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