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[レポート] Twitterが開発者イベント『Tokyo Developer Teatime』を開催 日本向けサポートの拡充を発表

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Twitter社は11月17日、東京・青山にあるSCSKの会場にて、ワールドワイドで展開する開発者向けイベント『Tokyo Developer Teatime』を開催した。

これは、Twitterを利用したクライアントアプリなどを開発するエンジニア向けに、技術面での情報公開と相互コミュニケーションを目的としたもの。アメリカ国内やロンドン、ソウルなど世界4カ国6都市で開催され、日本はツアーの最終地となる。本社のエンジニアたちが来日する貴重な機会ということもあって、200名近い参加者が来場した。

Twitterが築くエコシステムについて解説するジェイソン・コスタ氏

Twitterが築くエコシステムと、それを支えるプラットフォームについて解説するジェイソン・コスタ氏

イベントの冒頭では、Twitterエンジニアリングチームの主要メンバーであるジェイソン・コスタ氏(@jasoncosta)によるTwitter Platformの特徴解説や、モバイル向けデベロッパーアドボケイトのショーン・クック氏(@theSeanCook)による『iOS5』インテグレーションによるメリットが話された。

当日の発表によると、現在、TwitterのAPIリクエストは約150億/日もあり、110万ものアプリが生まれているという。いまやWeb上の巨大プラットフォームとなっているTwitterが作り出しているエコシステムの解説や、シングルサインオンのやり方についてなど、一部コードも公開しながら説明された。

また、Twitterを利用した日本のアプリケーション開発者代表として、『Togetter』を作ったトゥギャッター株式会社と、マイクロギフトサービス『giftee』を運営する株式会社gifteeの講演も。

gifteeの取締役兼エンジニア@i7a16kが、「Twitterは当社の商品を届けるための”土管”。それも透明な土管なので、ユーザー同士のやりとりがフォロワーにも可視化され、サービスを認知してもらえるメリットがある。が、たまに『クジラが土管をふさぐ(つながらなくなる)』ことがあるので、そこは運用のやり方でカバーしないと」と語るなど、Twitter利用の良い面と難しさが披露された。

■『Tokyo Developer Teatime』USTREAMアーカイブはコチラ

当日の参加者たちのツイートをまとめたTogetterはコチラ

さて、日本人エンジニアにとって最も重要な発表は、日本市場向けに開発サポートを拡充していくというもの。日本はマーケット規模が大きく、「日本語ハッシュタグ」のような独自文化も生まれているため、Twitter社としても今後積極的に開発情報を公開・サポートしていくという。

これまでは「英語の壁」があってAPIやOAuth認証についての詳細が分からない……というエンジニアも多かったようだが、それらの情報を日本語で見ることのできる公式メーリングリスト『Twitter Development Talk – ja』が紹介された。

イベントにはTwitter本社や日本支社で働くエンジニアが大勢駆けつけ、来場者との質疑応答を行った

イベントにはTwitter本社や日本支社で働くエンジニアが大勢駆けつけ、来場者との質疑応答を行った

また、Twitter Japanの山本裕介氏から、APIなどの開発情報を日本語で発信していくためのデベロッパー向けアカウント@twj_devも紹介され、リプライを通じて開発者との交流も行っていく。今後は、今年誕生したTwitterJapanが中心になって、日本でのAPI勉強会やハッカソンも積極的に行っていく予定だという。アプリ開発者は要注目だ。

さらに、今夏から日本向けのサポートを行う役割も兼ねて、本社で日本人エンジニアの採用も開始していると発表。イベント終了間際のQ&Aでも採用についての質問がされ、「フロントエンド・バックエンド問わず幅広く募集していく」と述べていた。

『エンジニアtype』では、すでにアメリカ本社で働いている日本人エンジニアへの取材を通じて、Twitter開発のミッションや求める人材像について、より詳しい部分を追ってレポートする予定だ。楽しみにお待ちいただければ!

取材・文/伊藤健吾(編集部)