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[連載:ギークな女子会] べにぢょ編④ 開発に燃える男性は好感度高いけど、開発至上主義な人はちょっと……

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「なんで男性エンジニアって、すぐ『営業の奴らは……』とかって敵対視しちゃうんでしょうね」(べにぢょさん)

べにぢょ 話は変わりますけど、エンジニアリングの世界って、まだまだ男性社会じゃないですか。一緒に働いている男性エンジニアを見ていて、「やりにくいな」とか、「イヤだな」って思うことってありますか?

閑歳 エンジニア以外の職種にリスペクトがない人はイヤかも。

大場 あ、それ分かる!

閑歳 営業やっている人に「あいつら何にもできないクセに」とか言う人、たまにいるじゃないですか。そういう発言を聞くと、「いやいや、開発してる人が一番偉いっていうのも違うでしょ」と思っちゃいますね。

べにぢょ そういう人って結構多そうな気が……。

閑歳 営業の人たちは自分ができないことを担当してくれてるわけで、どっちが偉いとかの話じゃないと思うんですけどね。

大場 縄張り意識の強いタイプの人だと、露骨に技術を知らない人を見下したり、「これはオレの仕事じゃない!」って突っぱねる人もいるでしょう? その点だけを見れば、前も話しましたが男性より女性の方が柔軟に対応できる人が多いような気がします。

べにぢょ その違いってどこから来るんでしょうね。

大場 もちろん、男女差というよりは人によりますよね。ただ、しいて言うなら、女性の方が共感性が高いんだと思う。女性の場合、社会的に訓練されているところがあると思いません? トイレは友だちと一緒に行く、みたいな(笑)。

閑歳 それすごく説得力ある(笑)。

トラブル対応に表れる、オトコとオンナの違い

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「トラブル対応って一番その人の人間性が出るところじゃないですか? 男女間でもちょっと違ってくる気が」(大場さん)

大場 だから社会人になっても、他者への共感がしやすかったり、組織の調和を求めるんじゃないですかね。でも柔軟な反面、原則を貫くのは苦手な女性は多いような気がします。だから自分の価値観を押し通すよりも、調整役に回ってしまうことが多いんじゃないでしょうか。

べにぢょ 女性の方が、良くも悪くも八方美人的なところがある(笑)。

大場 ただ、だからといって女性が多い組織の方が良いのかっていえば、そうでもないんですよね。これは男女の持ち味の違いだと思うんです。ほら、男性って女性より原理原則に忠実な人が多いと思いませんか?

べにぢょ 確かにそうですね。

大場 例えば何かトラブルが起こったとするじゃないですか。女性はすぐにそのトラブルを解決する方法が知りたくて聞いているのに、「そもそもこれは……」って謎解きを始める男の人っているでしょう?

閑歳 います。います(笑)。

大場 それって女性にとっては順序が逆で、まず問題解決した後に、「実はあれはね」って言ってほしいわけです。

べにぢょ なるほど!

大場 でも仕事を進める中では、原理原則に忠実だったり、自分の主張を押し通さなければならない場面も少なくない。やっぱり組織の中には両方の発想が必要なんですよ。

閑歳 うんうん、そうですねー。

エンジニア女子は人生の長期計画を立てづらい

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「女性はキャリアを”短距離走”的に考えざるを得ないんだと思う。だから瞬発力があるわけですが」(閑歳さん)

べにぢょ じゃあ、そろそろまとめに(笑)。前回も伺ったように、お二方とも今は開発の仕事を楽しんでいらっしゃいますけど、今後はどのように仕事をしていきたいとお考えですか?

閑歳 もちろんこの先も仕事をしていくと思うし、理想ももちろんあるんですけど、1~2年先ならまだしも、長期的なスパンで自分のキャリアを考えるのは苦手で……。

大場 10年先、20年先のキャリアを考えてる人もいるみたいですけれど、未来はなかなか思い通りにはならないし、それはそれでいいんじゃないですか。

閑歳 でもその分、その場その場でパワーを発揮する瞬発力は、男性よりあるような気がしてるんです。

べにぢょ その違いってどこからくるのものなんでしょうね?

閑歳 あくまでも個人的な考えですけど、女性は子供を産む可能性があるからかもしれません。産休のことなどを考えると、どこかで「先々のことを考えていても意味がない」って思う人が多いんじゃないかな。
 

大場 確かにそうかも。仕事でも、不測の事態に対応するのは女性の方が得意だったりしますから。それに、男性は結婚や出産でキャリアが分断されることが少ないから、長期的なスパンで計画を立てやすいんじゃないかな。

べにぢょ そうかもしれないですね。

閑歳 ひと昔前まで、この業界には「35歳定年説」ってありましたけど、あまり長い計画を立てても誰も保証してくれないじゃないですか? 先のことが見えない分、瞬発力を活かして目の前の楽しいことに集中するっていうのも、アリじゃないかって思っています。

べにぢょ では、お二方にとって将来の夢ってなんですか?

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「大場さんみたく、『定年までプログラミングする』って言う女性がもっと増えるといいですね」(べにぢょさん)

大場 会社経営も面白いので、どうバランスを取るかはまだ分からないですけど、60歳になってもコードを書いていたいとは思っています。

べにぢょ それはいい! 閑歳さんは?

閑歳 あんまり仕事とは関係ないですけど、2週間ごとに移動しながら世界旅行したいなって。

べにぢょ へー!

閑歳 それを実現するために今何をしたらいいんだろうと逆算しながら、仕事をしていきたいですね。そして、できればたくさんの人に使ってもらえるようなサービスを作れたらな、と。
 

べにぢょ お二方ともそれぞれ違った夢をお持ちですけど、モノづくりにこだわり続けたいっていうのは同じなんですね。今日は勉強になりました!

取材・文/武田敏則 撮影/赤松洋太

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