高周波回路設計　○ 次世代技術“UWB”に携わる！

次世代技術であるUWB【Ultra Wide Band】を利用した製品の高周波回路設計。
最先端技術に携われる環境です。

UWB技術を用いたマイクロ波・ミリ波センサ（レーダ）関連の製品の高周波回路設計を担当。
● マイクロ波部品の開発設計
● カスタム高周波ICの評価
● レーダセンサの試験

☆ UWB【Ultra Wide Band】について
無線通信の方式のひとつで、データを1GHz程度の極めて広い周波数帯に拡散して送受信を行う方式です。それぞれの周波数帯に送信されるデータはノイズ程度の強さしかないため、同じ周波数帯を使う無線機器と混信することがなく、消費電力も少ないことが特徴です。また位置測定、レーダー、無線通信の3つの機能を合わせ持っており、極めて独特な無線応用技術と言えます。
将来的に期待されている技術であり、当社はUWBの研究・開発を専門で行うベンチャー企業です。

期待が支援に変わる

「省エネルギーセンサネットワークを実現する新型電波センサの事業化」が神奈川県グリーンIT活用産業振興事業の対象に、「ビーム走査機能を持つ高分解能UWBスルー・ウォール・レーダの開発」には川崎市新技術・新製品開発等支援事業補助金の交付が決定。さらに「革新的ビーム走査方式による26GHz帯UWBレーダの開発」は関東経済産業局の戦略的基盤技術高度化支援事業に選ばれるなど、当社の技術を支援してくれる団体や自治体は多くあり、頭の下がる思いです。この事実を私たちは私達に対する期待だと考えます。「期待を裏切らない」規模の小さな会社ですが必ず守るつもりです。


幅広い用途がさらに広がる

当社の製品である「スルー・ウォール・レーダ」は、その名が示すように壁の向こう側の物体を認識することができるレーダです。警備、テロ対策、災害対策などの分野において注目を集めています。もちろん、さらなる技術革新も目指しています。今後、開発が進めば更に多くの用途が生まれるはずです。例えば、地雷の除去や医療、遺跡などの古代の文化財の発見など。産業界や一般の方にも目が止まるようになれば、私たちには思いつかないような新しい使い方があるかもしれません。私たちは技術者らしく技術を通じて社会に貢献していきます。


国内特許を取得した技術

当社が開発したIAA方式（Impulse Array Antenna）は、500ＭＨｚ以上の占有帯域のUWBレーダを使用実現へと近づけた技術です。電子走査の代表的な方式である位相走査方式でUWBレーダを構成する場合、移相量の設定が複雑で困難でした。加えて高価な機器の使用や部品点数が増加するため、高コスト化が避けられないのは目に見えていたと言えます。つまりIAA方式はUWBを一般化させるために不可欠な技術なのです。もちろん実用化には、他にも多くの壁があります。しかし夢の技術は着実に実用化へと進んでいるのです。