SNSの最大手、ミクシィを活用して転職を果たし、リラクゼーションポータルサイト『リラフリ』を運営するオネスティでクリエイティブマネージャーとして活躍する山本健人氏。自らの転職を“棚からボタ餅”とこう振り返る。

「昔からWebの仕事がしたいとは漠然と思いつつ、踏ん切りがつかない状態で別の仕事をしていました」

実際にWebの制作に携わったのは、自分が趣味でやっていたロックバンドのホームページを作った程度だという。しかしPHPなどWebプログラミングに関する参考書を買ってきて独学で覚えるといった地道な努力は継続していた。

「ミクシィを始めた動機も『友人から誘われたから』といういたって普通なものだったんですが、プロフィール欄には茶化さずWebへの興味を書いておいたんです」

それに目をつけたのがオネスティ代表の望月佑紀氏だ。

「望月とはまったく面識がなかったんですが『自分、起業してるんだけど手伝ってくれないか』という調子でメールがきたんです。若干怪しいとも思いましたが、実際に会ってみて印象が変わりました」 インターネットには得体の知れないイメージがあるのも否めないが、ネットツールを活用して転職に成功する例はこれから珍しくなくなるのかもしれない。