判断ポイントは大きく3つ!年収アップを約束する会社の見極め方

保田隆明 氏

ワクワク経済研究所
やわらか系エコノミスト

大学を卒業し、1998年に外資系証券会社へ入社。ニューヨーク本社勤務などを経て通算約6年間にわたってM&A等に携わる。SNSビジネスへの参入、投資ファンドの設立などを経て2006年1月にワクワク経済研究所を設立。講演活動、著書多数
規模の大きさや売上高よりも、
経営内容と働く環境を重視せよ
転職を通じてキャリアアップはもちろん年収アップをも実現したいというITエンジニアに対して、ワクワク経済研究所の保田隆明氏は“職場としての企業”を見抜くアドバイスをする。


「日本の経済成長率は今後も実質で1〜2%の範囲。爆発的な伸びが期待できないなかで、エンジニアを必要としている分野・業種を慎重に選ぶべきです」


たとえば金融や小売も含めた流通の分野では今、IT投資が活発に行われている。ATMだけでなく全国規模のネットワーク化やオンライン化、ICカードを使った決済システムは今後POSシステムと融合されていくなど、“ウラ側”で動いている動向と需要にこそ注目すべきと保田氏は指摘する。


「ITへの投資が企業の重要な経営戦略となるなかで、IT投資を有効活用するかどうかが企業の将来性を左右する時代になっています。したがってエンジニアは、どの分野・業種で必要とされているかをしっかり見極めていかないと有益なキャリアを築くチャンスをつかめないと思いますね」


保田氏のアドバイスを基にしたポイントは右の3点だが、注目すべきは・企業の収益力、・企業の働く環境、・企業の将来性、の3つに絞られそうだ。


「インセンティブやストックオプションといった“+α”を提示する企業もありますが、それよりも社員をうまく活用して業績アップにリンクさせているかどうかを判断基準にしてほしいですね」


こうした“実質的な経営状態”はなかなか公表資料や面接からは把握できない。したがって、できれば転職後に同僚や先輩になる従業員に直接会って話を聞くことを保田氏は勧める。 「IT系でベンチャーなら研究会や勉強会があってエンジニア同士の交流も活発です。最新・最先端の技術や業界の動向などを知るチャンスにもなりますので、まずは参加してみることも大切です」


年収アップも大切だが、重要なのは転職後にじっくりと仕事に取り組んで有益なキャリアアップを実現していける職場かどうか、だ。右に挙げた3つのポイントを参考に、ぜひ転職先候補を“見抜く目”を身につけてほしい。
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