「難関転職」を成功させる7つのコツとは? - 転職完全マニュアル

確かに、難易度が高そうな転職パターンは存在するが、思い込みや勘違いで好機を逃してはいないだろうか? そこで、一般にハードルが高いとされている転職にまつわるウワサについて、転職のプロに聞いた。

取材・文/朝倉真弓、武田敏則(グレタケ)、塚田有香、市谷 美香子(編集部)
撮影/大澤 誠、柴田ひろあき、虫鹿 由香梨(編集部) イラスト/溝 芳夫

森本明夫氏

株式会社サンブリッジ ヒューメトリクス 代表取締役社長
森本明夫
プロフェッショナル人材のキャリア支援、人材紹介・エグゼクティブサーチ事業および人事・組織活性化コンサルティングを手掛けるサンブリッジ  ヒューメトリクス社代表。GCDF-Japanキャリアカウンセラー

ビジネスパーソンがイメージする難関転職ランキング

調査方法:求人情報検索サイト『type』会員の中で、23〜39歳のビジネスパーソンにWebアンケートを実施
調査期間:2008年5月30日〜6月2日
有効回答者数:311人

Question 1:35歳が転職できる年齢の限界というのは本当ですか?

Answer

年齢にまつわるこの手の「先入観」や「常識」にとらわれるのは禁物です。求人サイトや転職雑誌などで広く公募を行う場合、多くの企業は20代から30代前半の人材を採用ターゲットにしている傾向があります。一方で、35歳以上の方を積極的に採用する企業も少なくないというのが、人材コンサルタントとしての実感です。「35歳までに何とかしなければ」という焦りや不安からの転職は、自分のキャリア価値を下げてしまう恐れがあります。35 歳以上でもキャリア転職は十分可能です。まずは自分のキャリアを振り返り、経験をもとに今後何を目指していくのか、現実に即したプランを描いてみることが重要です。

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Question 2:異業種への転職は難しいのでしょうか?

Answer

高度な専門性を要する特定の業種を除き、募集職種にマッチした経験や知識があれば、業界経験者を問わない企業がほとんどですね。実際、過去の転職支援経験に基づいた印象でいえば、ほぼ5割以上の方が異業種への転職を成功させています。希望する方は多いものの、同時に未経験業界への転職に不安を感じる方も数多くいます。しかし、今までに積んでこられた職種経験が活かせる場は、思いのほか多く存在するものなのです。もし業種にこだわりがなければ、視野を広げて自分自身の可能性を探してみることをお勧めします。

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Question 3:未経験職種への転職を成功させる条件とは?

Answer

採用する側も未経験者を採用するリスクがあるわけですから、新しい職種に「チャレンジしたい」という情熱だけでは、実現することは難しいでしょう。それでも、比較的実現しやすいケースとして挙げられるのが「業務領域の強み」が活かせる職種転換です。例えば社内の会計システム導入に関わった経理担当者が、転職して会計パッケージの導入コンサルタントとして活躍する例などは、取り立てて珍しいものではありません。もしそうでなければ、企業が未経験者である自分を採用するメリットを感じさせることができるか、冷静に検討してみる必要があります。

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Question 4:収入アップを目的にした転職は失敗しやすいのですか?

Answer

転職に際して、過去の経験が「確実」に活かせる保障がないにも関わらず、金銭的な要求が先立ってしまうと、採用側にネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。仮に初年度の提示額が前給に及ばなくても、数年後に勝ち取りたい年収をイメージし、実績を重ねれば、イメージ以上の収入アップを実現することも考えられます。「一度落ちた年収は上がらない」というのも、転職にまつわる先入観の一つといえるかもしれません。

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Question 5:役職を上げるための転職はやはり難しいものですか?

Answer

転職して役職が上がることは喜ばしいですが、それが目的になると話は別です。現状より高いポジションで転職するということは「結果責任の伴う重責を担う」立場になるということ。新しい環境で前職以上に高い実績を上げることは並大抵のことではありません。もし役職やポジションにこだわる理由が、願望レベルにとどまるなら、いま一度、転職理由を掘り下げてみた方が良いでしょう。その上で、チャレンジしたいということであれば、過去の成功や失敗体験を分析し、転職先で活かしたい経験やスキルを的確に伝えることができれば、可能性はあります。

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Question 6:外資系企業への転職はハードルが高いのですか?

Answer

外資系企業には、ドライなイメージや語学力にコンプレックスがあると敷居が高く感じられることもあるでしょう。しかしその一方で、さまざまなカルチャーや価値観、仕事のスタイルなどを吸収することができ、国際感覚を磨く上では有効な環境だといえます。また、国内企業の文化を取り入れるなど、従来のイメージを覆すような企業も増えてきています。外資系企業に先入観を持つことなく、自分のキャリアデザインに合った企業を選ぶことが大事です。

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Question 7:転職回数が多いと転職には不利になるでしょうか?

Answer

こうしたケースの場合、転職回数が多い理由によっては、企業の対応が異なってきます。例えば、誰にも真似できない圧倒的な実績を残していると判断できる場合や、在籍部門の縮小や撤退、倒産などの個人ではどうにもならない事情が転職の理由であれば、企業も色眼鏡で見ることはまずありません。逆に、転職先に一貫性がない場合や、極端に利己的な理由で転職を重ねている場合は、その限りではありません。自分のキャリアデザインを実現するための転職、あるいはそのステップのための転職であるならば、回数をそれほど気にする必要はないでしょう。

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