職業訓練でネットワークエンジニアに? 失業したら目を通しておきたい、職業訓練の数々!

失業してなかなか再就職が決まらないとき、頼りたいのは『職業訓練』。各地のハローワークが実施する就職活動支援のひとつで、実際に再就職に役立つ訓練が用意されています。

職業訓練

失業してなかなか再就職が決まらないとき、頼りたいのは『職業訓練』。各地のハローワークが実施する就職活動支援のひとつで、実際に再就職に役立つ訓練が用意されています。
そして最近では時代の流れに沿って、用意されている内容もかなり多種多様になってきました。職業訓練には、どんなものがあるのでしょうか?

職業訓練は『公共職業訓練』と呼ばれ、国が実施するものと各都道府県が実施するものがあります。また各都道府県が実施するものには、民間教育訓練期間などに委託しているものもあり、以前に比べると幅広いジャンルが学べるようになりました。
果たしてどのようなジャンルを学べるのでしょうか? 東京都を例にとって見てみましょう。

東京都の無料職業訓練で、ネットワークエンジニアに?

東京都が運営する『TOKYOはたらくネット』は、平成25年の科目案内を公表しています。東京都の場合、無料で受講できる『短期課程』と、有料での受講となる『普通過程』があります。普通課程の授業料は年額11万5200円。経済的に苦しい場合は授業料の減免制度も用意されています。
まずは『短期課程』です。例えば機械関係では『溶接科』、建築関係なら『住宅内外装仕上科』、電気関係なら『電気設備管理科』など、これまでの職業訓練のイメージにある、即再就職が可能な科目がそろっています。
しかし中には、職業訓練のイメージとは異なるものもあります。例えば電気関係の『ネットワーク施行科』。この訓練で身に付くのは、最近需要が高まっている『ネットワークエンジニア』になるために必要なスキル。またネットワークエンジニアには必須と言われる資格『Cisco CCNA』の取得も可能になっています。

その他にもパソコンを使う訓練が増えている!

普通課程』にも、パソコンを利用する科目がそろっています。例えば『パソコングラフィック科』。最近の印刷物はパソコンで作成されているものがほとんどです。この科目ではパソコン印刷の基本である『DTP印刷』を学ぶだけではなく、グラフィックデザイナーとしてのスキルを身につけることができます。
また『ネットワークプログラミング科』では、プログラミングの初歩から、実際にプログラムを組むところまで行います。またネットワークへの理解を深めるためにサーバー構築なども実施。プログラマーだけではなく、ネットワークエンジニアになるための知識とスキルを手に入れることができます。

各都道府県で実施されている職業訓練を検索しよう!

職業訓練は時代に沿って変化し、パソコンを使わなくてはできない職業のための訓練も増えてきました。紹介した科目は東京都のものでしたが、厚生労働省の『公共職業訓練コースの検索について』から、あなたが住んでいるところで受講可能な訓練を検索することができます。
現在失業している方はもちろん、転職して別業種にチャレンジしようと考えている方は、一度目を通しておくことをお勧めします。


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