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蜂谷祐治
Yuji Hachiya  

パートナー サービス&オペレーション
テクニカル アカウント マネージャー
高等専門学校を卒業後、日系メーカーで電子回路設計などに従事。のちに外資系PCメーカーへ転職、日本支社と米国本社でソフトウエア技術者として働く。04年5月にグーグルへ





熊倉健介
Kensuke Kumakura  

パートナー サービス&オペレーション
テクニカル アカウント マネージャー
慶応大学理工学部を卒業後、同大学大学院へ。その後、日本の大手インターネットプロバイダに入社。1年間マーケティングの仕事で米国に駐在。04年4月、グーグルに入社



 

ある日のこと、グーグル本社のカフェテリアにて、アジア圏で増えているリクエストについて議論がはじまった。

「パートナーから、最近増えている日本語や中国語のような2バイトの文字(全角表記する文字のこと)を含む国際化ドメイン名を表示したいという要望が来ているけど、どう対応しよう?」

1度疑問を持つと、どんどん突き詰めていくのが“グーグラー”の特徴だ。

「漢字を使うアジア圏では、検索結果に国際化ドメイン名が表示されるべきじゃないか」
「じゃあ、僕らで国際化ドメイン名の表示に関するプロジェクトを作ろう」

普通の企業であれば、関係部門へ正式に承認を取り、プロジェクトの賛否を問うなどのステップを踏むべき内容だろう。しかしグーグルでは、ふとした会話から突発的にプロジェクトがスタートする。

この“漢字プロジェクト”の場合、プロジェクトへの参加の呼びかけはメールで行われた。それを見たアジアのグーグラー何人かが返答し、すぐにチームが結成。このプロジェクトの発起人の1人だった日本オフィスの蜂谷祐治氏は、グーグルで働く醍醐味をこう話す。

「グーグルは世界中に仲間がいて、何かを問いかけると必ず誰かが答えてくれる。いろんな能力のある人と一緒に仕事ができるところが刺激的なんです」

グーグルで働くうえで、唯一不便だと感じること。それは、「世界中にメンバーが散らばっていることで感じる時差の壁だけ」なのだそうだ。



この“漢字プロジェクト”のほかにも、数多くのグローバルプロジェクトに参加してきた蜂谷祐治氏と熊倉健介氏は、ともに日本オフィスのパートナー サービス&オペレーション(以下PSO)部門で活躍している。

PSOは、主に「グーグル・アドセンス(サイト運営者がグーグルと契約すると、内容と連動する広告をグーグルが機械的に選んでサイトに掲載する仕組み)」に関する技術問題の解決を行うほか、マーケティング面からもパートナー企業をサポートする部門だ。なかでもテクニカル アカウント マネージャーは、広範囲にわたるグーグルのサービスに関する技術を熟知していなければならない。

「たとえば、パートナー企業の担当者と協力して新しいビジネスチャンスを見つけ、サービスの提案に携わることもあります。パートナーから技術的な要望があれば、弊社のサービス管理部門との間で仲介役をすることも。パートナーとグーグル、技術とマーケティング双方の架け橋になる役割なんです」(熊倉氏)

熊倉氏は、前職の大手インターネットプロバイダ時代にやっていたWebマーケティングの経験を活かしてテクニカル アカウント マネージャーになったが、蜂谷氏はその逆で、エンジニアとしての経験を活かしてこのポジションに就いた。

「ビジネスの知識と技術知識の両方を身につけなきゃならないのは確かに大変です。ただ、グーグルでは隣にいるメンバーはもちろん、世界中のエンジニアと知識を共有しあえるので、何でも学べるって感覚がありますね」(蜂谷氏)

一方、米国企業から転職してきた蜂谷氏にとって、エンジニアに個室が与えられない環境は衝撃だったという。

「グーグルでは、常にチームメンバーとコミュニケーションを取っていないとプロジェクトに乗り遅れてしまう。海外のチームメンバーとは、チャットでリアルタイムに連携を取ったりもするんです。それがとても新鮮でした」(蜂谷氏)

世界的に社員数が増えた現在でも、4半期に1度程度、グローバルの同部門で働く同僚たちが一堂に会してレクリエーション大会などを催しているという。こうした機会があるからこそ、日々のコミュニケーションが円滑に進むのだ。

「グーグルでは、誰かのファインプレーに助けられたとき、必ずチーム全員に分かるような方法でお礼を言う習慣があるんです。些細なことでもみんなの前で『ありがとう』という文化には、ステレオタイプな外資系のイメージを裏切る温かさを感じます」(熊倉氏)



いまでこそグーグラーとして世界を舞台に活躍している2人だが、入社前にはあれこれ悩んだ時期もあったという。特に熊倉氏は、英語が心配の種だった。

「入社前のTOIECは500点くらいでしたから(笑)。前職時代に海外赴任したとはいえ、英会話にも自信がなかった。でも、慣れればまったく問題なく仕事ができちゃうもの。『英語が苦手だから』と入社を躊躇しないで欲しいです」

今後は、日本が諸外国よりも進んでいる技術分野について、日本のグーグラーが世界に情報発信していくことも増えるだろうと蜂谷氏は話す。そのためにも、新しい技術の習得など、勉強と挑戦の日々はさらに続くと2人は話す。

「私も入社前は『僕の技術力でやっていけるか?』と不安でした。でも、ユニークな会社で新しいことに挑戦したいという一心で働いてると、何とかなっちゃうものなんですよね」(蜂谷氏)

世界中に自分をサポートしてくれる仲間がいるという心強さが、グーグラーの挑戦をあと押ししている。
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