1問1答でお悩み解決
現役ビジネスマンが教える「カネ術。」 |
《2005年7月号より抜粋》 |
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「転職先との給与交渉はどうやるべきか。」 |
現在の自分の年収が、いわゆる相場に対してどの程度であるのかを、まず把握するようにした。それを踏まえて、このまま現職に残った場合に想定される年収と相場を比較して、それを若干上回る程度の年収を希望として企業に伝えた。双方が納得して、かつ一度で済ませるようにするのが肝。 (化学メーカー・37歳) 未経験の業種への転職だったため、給与の交渉は最低でも現状維持を条件にしました。現状より下がるのであれば転職をしないことだけを明確にし、それ以上の給料の交渉は行いませんでした。 他社の内定を得ていて、そこの給与提示はこの程度という話をすれば、必然的に(有用な人材なら)それ以上の提示があるはず。ただし、年功序列の日本企業相手ではほとんどムダで、比較的採用に苦労している外資系や中小企業向けの交渉術かもしれません・・・。 以前いた職場の給与明細から判断してもらいました。転職先は給与体系がガチガチに決まってしまっている上に、前職は他業種で給与水準が高かったのであまり参考にならず、結局、総額でほぼ同じになるように特別給という形で不足分を支給してもらいました。 いくら即戦力といっても、環境が変わればその会社では素人なので転職先では学ばせてもらう姿勢が基本的に無くてはならない。なので、最低限生活設計に困らない給与の確認ができれば良いというスタンスが基本的に必要。「最初は低くても構わないので、入社後に成果を残してから上げてください」というくらいのことを伝えるべき。 |
「将来の給料UPにつながる自己投資、何をすべきか。」 |
毎日帰宅後に英語学習および、資格取得に向けた勉強をしています。それにより外国人と仕事をするときに臆することなく進められますし、仕事の間口が広がっています。転職活動をして面接を受けたとき、努力をする人材≠ニ見られ、「即採用したい」と言われた事がある。 定期的に資格取得(情報処理、ベンダー)のための準備をしている。この3年ほどは、3ヶ月に1つの資格取得を目指し、直接は役に立たないものでも技術系であれば勉強している。そうすると、他部署からも技術的なアドバイスを求められ、私の意見が尊重されることが増えている。 1カ月の書籍代に2?4万円は使用しています。スクールに通うなどの時間の確保は仕事が忙しいと困難なので、書籍を中心にナレッジを吸収しています。また、外見による印象もビジネスには重要な要素なので、スーツやネクタイなどの服装や、スキンケアなど自分を良く見せることにもお金をかけています。 自己投資で大事なことは、「お金」よりも「時間」だと思っています。目の前の仕事に必ずしも必要でなくても、将来の成長につながると思えば、それに惜しみなく時間を割いていることが私にとっての一番の投資です。 |
「上司に実力を認められ、給料UPを狙うにはどうすべきか。」 |
成果主義といっても、評価のカギは、仕事以外で上司に気に入られるかどうかだと思う。だから、上司との付き合い方(酒やゴルフなど)としては、古風に「誘われたら断るな」を守っている。 外資系では、国内の上司よりも本社へのアピールが大切。本社への企画提案・予算獲得を行い、結果を出す。これの繰り返しにより本社からの大きなサポートを得られ、より大きな仕事を行えるようになる。 サービス残業が常態化している職場で、逆にサービス残業をまったくしないスタイルを貫いた。成果も人より挙げているので、評価はうなぎのぼり。 例えば契約がもらえそうで、「あと一押し」という時は直属の上司に同行してもらう。やはり人間肩書きに弱い部分は多々あると思うので、それなりの人間を連れて行くと相手も落ちやすい。デスクワークにあきあきしている上司も営業として最もエキサイティングなクロージングだけ味わえるのでご満悦。 多くの人が「成果」と言われるとイコール「自分の成果」という風になってしまい、周りのことが目に入らなくなってしまう傾向があります。周りをかき回して、自分の成績を上げても上の人には認められません。ときには、人が嫌がる業務を行うことなど、チームのための行動が最大のアピールだと思う。 やはり仕事のアピールはきっちりしています。評価と言うのは周りがつけるものだから、「影で努力している」といってもまったく伝わらない。仕事を家に持ち帰る時ははっきり伝えるし、休みの日にメール返信するなど、実際に行っていることは理解してもらう。 |
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