あなたはベンチャー企業に合う人か?

《2005年10月号より抜粋》

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給料は大企業より安い上、1人で何人分もの仕事をこなす―。ベンチャーは、夢ばかりは語っていられないシビアな職場だ。では、そんな環境でやっていける人とは?

「ベンチャーに向くのは、心理学で言うと、パワー動機か達成動機が強い人です」
この「動機」とは何か? 「人間の社会活動は、何かしらの動機によって営まれています。自分は何が動機で働いているのかを知ることは、自分が会社や仕事に何を求めるかを知る上で、非常に重要です」

動機は、「パワー動機」、「達成動機」、「親和動機」の3つに分類される。パワー動機が強い人とは、「勝ち組になりたい人」。「このタイプの人は、勝つことが何より重要で、何で勝つかはさほどの問題ではない。だから、アグレッシブに競争することには躊躇がありません」

達成動機が強い人とは、「夢を叶えたい人」。「自分がやりたいことを実現することに最大の価値を感じるタイプなので、“なんでも勝てばいい”式の社長とは合いません」

親和動機が強い人は、「人と仲良くやっていきたい人」。仕事云々より、「人との温かいつながりが一番」と考える。旧来の日本企業にはよくいるが、ベンチャー企業にはもっとも向かないタイプだ。

さてあなたはどのタイプ?

※YESであればチェックを付ける。
1. 人の上に立ちたい
2. 夢よりも勝利が大切
3. 人に従うより、指導する立場に立ちたい
4. ブランド物が好き
5. 自分がいいと思ったものはみんなにも薦めたい
6. 勝つか負けるか分からない五分五分の勝負を好む
7. 実力より少し上の課題を成し遂げたい
8. 頑張ったかどうかより、結果を出せたかどうかが重要
9. 自分のやりたいことでなければ、成功してもあまり喜べない
10. 人の助けは借りずに、自分ひとりの力で成し遂げたい
11. 自分の夢を叶えるために誰かが傷つくのだったら
自分の夢は諦めてもいい
12. 困ったときは誰かに助けてもらいたい
13. 仲間の失敗が自分の失敗のように悔しい
14. 人の表情の変化によく気付く
15. 自分の所属するチームのためなら、
できる限りのことがしたい




■テスト結果
1〜5、6〜10、11〜15の中で一番YESの数が多いのがアナタのタイプです。同数の場合は親和動機、達成動機、パワー動機の順に優先してください。
  →1〜5が多い人

あなたは負けず嫌いで、勝負事に燃える、ベンチャー社長によくいるタイプです。だから社長との相性もバッチリ。人に影響を与えることや、上に立つことが好きなので、努力によっては早期出世が可能なベンチャーで活躍できる可能性は大です。ただ、あまりに我が強い傾向があるので、チームの和を乱す恐れがあります。スタンドプレーには気をつけましょう。

→6〜10が多い人

高い目標を立てて、それを実行するために努力タイプです。失敗したときには、「努力が足りなかった」と思える頑張り屋さんでもあります。このタイプの人は、高い水準での成功を目指す傾向があるので、「これから伸びるかどうか勝負」という会社には向いています。ただ、「やりたいこと重視派」なので社長との方向性がズレると悲惨。「夢を一緒に追いかけよう」というタイプの社長とならうまくいきます。
  →11〜15が多い人

たとえ自分が損することになっても、人との和を優先するあなたは、一言でいうと「思いやりのある人」。でも、年中熾烈な競争を強いられるベンチャー企業には向きません。たとえ入社しても、ストレスで耐えられなくなってしまいます。最初から、「勝ち組思考」ではない会社を選ぶほうがあなたの適性が発揮できます。地道でコツコツ仲良くやっていける会社を選びましょう。

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