注目企業の人事担当者が語る  

「2006年、転職者にまかせたい仕事」

変化をし続けなければ生き残っていけない時代。2006年、今後活躍が期待できる若手リーダー像とは?
いま波に乗っている成長企業の人事担当者たちの本音に迫った。 《2006年2月号より抜粋》

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株式会社インテリジェンス
サポート本部 
人事部 マネジャー

高草木 敦
 
今年の企業課題やテーマを教えてください

当社は「はたらくを楽しもうTM」をスローガンに、総合人材サービスを展開しており、05年10月から、2010年に向けて策定された経営ビジョン「V10」がスタートしました。目指すは「顧客満足度No.1」「ブランドパワーNo.1」「働きたい企業No.1」の3つのNo.1。業界最高のサービスクオリティを追求し、積極的な事業規模の拡充を行っていきます。
採用する時に重要視するポイントは?

“変化”に対して常にニュートラルで挑戦する意欲を持った人材を求めています。自分の意志を持って、何事にも挑戦していこうという意欲、取り組んだら最後までやり遂げる意志の強さも重要です。新規事業を積極的に経営陣に向けて提案していくような姿勢も大歓迎ですね。
転職者に任せたい重要ミッションは?

人材紹介部門は引き続き最注力事業と位置づけており、転職者の方にはキャリアコンサルタント、リクルーティングアドバイザー(法人営業)として活躍してほしいと考えています。一人ひとりのお客様に対し、ワンランク上のサービス提供ができるスタッフを求めています。会社としてもクオリティ向上のため、教育体制の拡充を進めています。
2006年、活躍できる若手リーダーは?

06年は、中期経営計画「V10」スタートの重要な1年です。最終的な目標は、人材サービスのインフラになること。そのためには、人材ビジネスを一つの産業分野として確立し、業界の発展を牽引する存在になることが重要。こうしたビジョンに共感し、会社、そして業界の発展に貢献していこうという方こそ、若手リーダーといえるでしょう。

株式会社ベンチャー・リンク
人財開発本部 
人財開発部 マネージャー

鳴澤 淳
 
今年の企業課題やテーマを教えてください

現在当社では、新しい試みとして社内で新規事業を打ち立てて、いずれ子会社化していく仕組みの確立を目指しています。外部の企業に対するフランチャイズ化などの支援で培ったノウハウを、社内の新規事業に活かし、プロジェクトを次々と立ち上げ、新規事業、そして子会社化へと発展させていくことが、当社 のテーマです。
採用する時に重要視するポイントは?

「サラリーマンになるか、企業家かになるか?今決断の時」をモットーに掲げています。サラリーマン気質の強い人は、当社には合いません。いずれは起業したいと願い、誰よりも早く成長したいと考えている人でなければ、当社のやり方には戸惑うかもしれません。引かれたレールの上ならば早く走れますという人ではなく、自分でレールを引く力をつけたい人。事業の立ち上げに強く感心がある人は、持ってこいですね。
転職者に任せたい重要ミッションは?

特にお任せしたい部署やミッションはありません。当社が求めているのは、新規事業の立ち上げや起業などに伴う重責に耐えうる人材です。どんな部署においても“環境に適応しその環境を新たに創り出す事が出来る人材を期待しています。
2006年、活躍できる若手リーダーは?

一言で表現すると「骨太であり、熱い人」。決めたことは絶対にやりぬくという底力のある人です。たとえてみれば、「50やれ」と言われたときに、「いや、100をコミットしますから、その手段は任せてください」と宣言し、実際にやり遂げてしまうような人が理想。ゴールを明示し、その手段を考え、そして達成できる人材こそが、当社の求めるリーダーです。

株式会社
サイバーエージェント
人事本部 マネージャー

鈴木 修
 
今年の企業課題やテーマを教えてください

ブログメディア「Ameba by CyberAgent」を当社メディア事業の次の柱とすべく取り組んでいます。既存の手法や枠組みにとらわれない新しい発想、アイデアを具体的なメディアへと発展させていくことが最大の課題です。この目標完遂のため、現スタッフの資質や能力をさらに高めていく教育や研修、評価制度の徹底を進めていきま す。
採用する時に重要視するポイントは?


ずばり“チームサイバーエージェント”の一員として参画してもらえるかどうかです。「変化を恐れず、変化を楽しみ、変化を自ら創り出す」という姿勢や能 力が当社社員に必要な資質です。過去の成功体験ももちろん大切ですが、これからの時代、それにとらわれすぎずに、常に新しい視点や手法を創造し続けてい くことが大切です。
転職者に任せたい重要ミッションは?

どの事業、どの部門でも、すぐにもリーダーとして活躍していただきたいというのが転職者に限らず全社員に求めていることです。それぞれに与えられた自由と責任、また個々の強みを活かし、一人ひとりがプロフェッショナルとして力を発揮してほしいです。
2006年、活躍できる若手リーダーは?

若手社員全員が“リーダーシップ”を持ち続けてほしいというのが当社の姿勢です。リーダーは役割として1人かもしれませんが、“リーダーシップ”という マインドは全ての人に必要です。そこで重要なのはシンプルに“実行力”です。ですから、目標達成に向けてプランするだけではなく、「実行」まで責任を 持ってやりきれる人がリーダーとして求められています。


株式会社
コネクトテクノロジーズ
経営管理グループ 
マネージャー

寺本 幸央
 
今年の企業課題やテーマを教えてください

設立から6年目を迎えて、携帯電話向けソリューションの提供では豊富な実績を持つ企業となりました。コンサルティングからサーバ構築、ソフトウエア並びにハードウェア開発までトータルソリューションの提供が当社の強み。ますます需要増が見込める「FelicCa」を利用したサービスへの対応、当社シス テム・ノウハウのパッケージ化、ソリューションのプラットフォーム構築など、新たなビジネスモデルの創造を推進していく予定です。
採用する時に重要視するポイントは?

創業メンバーをはじめ役員を含め、エンジニアが大半を占めているのが当社の特色です。現在、進化する携帯電話向けサービスの全方向で新たなソリューションやサービスの創出に挑戦したいというエンジニアを強く求めています。高度なプログラミングスキルを基本に、大小さまざまなプロジェクトを動かす人材を歓迎します。
転職者に任せたい重要ミッションは?

当社事業は多岐にわ たっていますが、モバイルFelicCaを利用したサービスへの対応は重要なミッションになると思います。既に提供している鍵管理システムや決済システム/サービスだけでなく、新たにビジネスを確立し、広げていけるような業務をぜひまかせたいですね。
2006年、活躍できる若手リーダーは?

当社のプロジェクトは、1人で担当するものからチームで行うものまで多種多様です。やはり仕事を楽しみながら取り組む姿勢を持ち、日進月歩で進化する技術を取り入れていけるリーダーが必要です。世界で最も進んでいる市場で、最先端の技術を実現していく意欲ある人がリーダーですね。
編集部が考える2006年の「転職」スター
ニッポンを動かす仕事。そのビジネスの最前線で活躍している人材に共通していることは、「変化を恐れない」ことだ。

今回特集内で登場した5人の転職スターたちの例を見ても、「よりダイナミックなビジネスシーンで自分の力を試したい」、「会社だけではなく業界全体に影響を与えたい」、「いまある一番のビジネスチャンスを自分の手でカタチにしたい」という思いで仕事に向かっており、むしろ壁を打ち破って、変化し続けていくことが彼らのモチベーションになっている。

そんな転職スターたちにもう一つ共通しているのは、過去の成功体験に頼るのではなく、これまでのノウハウを活かして、スピーディにアイデアを「実行」に落とし込めていることだ。これは成長企業の人事担当者が求めている、06年の若手リーダー像にも見事に当てはまっている。

変革企業だから、日本を変える仕事だからこそ、結果をスピーディに求められる。そのような環境にビジネスの醍醐味を感じて、貪欲に打ち込めるかどうか、そこが転職スターになれるか、なれないかの境界線なのかもしれない。

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