グローバルカンパニーの代表企業で輝く6人の「仕事の醍醐味とは?」

《2006年3月号より抜粋》

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中垣行雅
(28歳)

日本サムスン株式会社 Device Solution事業部 Memory 営業1 Team
大学卒業後、00年に日本サムスン入社。以降、一貫して半導体メモリーの営業に携わる。現在は大手電気機器メーカーをクライアントとして担当。

入社以来6年間、半導体メモリーの営業を担当しています。

代理店を通す場合と、お客様とダイレクトに取引を行う場合とがあるのですが、私が担当しているのは後者。現在は、大手電気機器メーカーさんをお客様とするチームに所属しています。

学生時代から、国と国との架け橋になるような仕事がしたいと考えていました。その思い通り、当社の商品を生産している韓国の工場はもちろん、マレーシア、中国、メキシコ、ハンガリーなど各国に展開しているクライアントの工場とも購買に関する連絡や調整を行う機会が数多くあります。

当然、先方の言葉や文化はさまざま。国によってビジネス上のルールが異なることも多い。でも、それを調整するのが私の役目。仕事に関わるすべての人々を「お客様」ととらえ、お客様の満足を第一として、話し方や準備する資料の内容にも気を使っています。

日本サムスンでは「CDC(Customer Driven Change)という概念が全社に浸透しています。これは、「お客様の成長と発展をもとに、自らも成長する」という顧客志向をさらに発展させた日本サムスン独自の考え方。昨年は全社をあげてCDC研修が行われ、私も今では、当社の半導体を使ってくれたクライアントの商品売り上げが伸びることにやりがいを感じています。

今後もまずは“お客様の成功ありき”で、そのために何をすべきかを考えて行動していきたいですね。


齋藤和紀
(31歳)

デル株式会社
ファイナンスコーポレート
プランニング
シニアアナリスト
大学卒業後、98年に国内の電気機器メーカーに就職し、経理に配属。00年に退社し、アメリカに一年半留学。02年4月に、デル株式会社へ入社

現在はファイナンス部門に所属し、日本法人の予算プロセスのコーディネーションを行なっています。

それをアメリカ本社や、日本・アジア太平洋地域のヘッドオフィスがあるシンガポールへレポートするのが主な仕事。各地とのテレビ会議も多く、込み入った話になると現地へ足を運ぶこともあります。また、中国にデル(チャイナ)の大連オフィスがあるのですが、現地にしばらく滞在してコスト管理のマネジメントを行ったこともあります。日本のファイナンス部門がカバーすべき範囲は広く、幅のある仕事ができるのが醍醐味ですね。

前職では国内メーカーの工場で、経理として原価計算や管理会計を担当していました。

その頃は組織も完全な縦割りで、一人の社員が与えられた権限を飛び越えて何かをするということは不可能だったのですが、現在の会社では自分から手を挙げれば、責任の範囲をどんどん広げていくことができます。

予算管理以外に、IT関連のシステム導入を行うプロジェクトなどにも参加したことがありますが、それも自分が希望したからこそ実現できたことです。前向きな気持ちがあればチャンスはいくらでもあります。

最近は中国におけるビジネスが拡大しているので、中国語の勉強も始めました。今後は海外勤務も経験してみたい。社内にはオープンポジション制度がありますので、自分からチャンスを見つけて積極的にキャリアを積んでいきたいと考えています。


乗松麻由子さん
(28歳)

GE japan
大学卒業後、大手生命保険会社入社を経て、04年6月にGEのセールス・マーケティング分野におけるリーダーシッププログラム、ECLP(Experienced Commercial Leadership Program)に参加。GEの事業展開は、テクノロジー、メディアなど多様な分野にわたっているが、最初の配属先は金融事業部門

「夢を語れる企業であること」、それはGEで働く最大の魅力だと感じます。

国や業務を超えてオポチュニティを広げたいという思いからGEのリーダーシッププログラム(ECLP)に参加したのですが、さまざまなバックグラウンドを持った上司や仲間とのネットワークができたことが、大きな財産になっています。

GEでは、実行すべきアクションや仕事のやり方が「GEバリュー」として定義されており、社内にはこのGEバリューに共感している人たちが集まっているので、仕事に対して前向きな話ができて刺激になります。

そして、シックスシグマの流れを社員が理解しているので、世界中から必要な人材・知識を集積してプログラムに取り組むことができるということがGEの大きな強みですね。

ですから、日本だけではなくクロスボーダーでビジネスを展開できることに、無限大の可能性があると感じています。フィールドが大きいからこそ思い切った決断ができる。それはGEならではの醍醐味ですね。

また、「Growth」が企業テーマとして掲げられており、社員の間では、「常に成長していこう」という意識が徹底されています。

現在、国内外の事業部門での6カ月単位のプロジェクトも最後の4つ目に入り、2年間のプログラムが6月で終わります。

修了後は、ECLPで培った金融分野でのキャリアを活かして、いずれはセールスマーケティングで活躍できるグローバルリーダーを目指したいと思います。


許斐健一
(30歳)

グーグル株式会社
SQE テクニカル スタッフ
大学在学時より、インターンとして外資系広告代理店に勤務。のち、インターネット関連企業で広告の運営を担当。01年、グーグルに入社

現在私は、日本で提供しているプロダクトのクオリティ管理を行っています。

グーグルにはいろいろなプロダクトがありますが、それらが日本市場に合っているかどうかの判断や、バグなどを発見した場合の対処の指示も仕事のひとつです。

ちなみに日本で利用の多いサービスには、地図検索や電卓機能などもあります。国によって人気のサービスも変わってくるところが面白いですね。

グーグルの勤務時間は、コアタイムはあるものの、基本的にフレックス。私の場合、カリフォルニアにある本社などや海外オフィスとのやりとりが多いため、朝の7時には仕事を開始し、夕方には帰宅するようにしています。社員によっては、ニューヨーク時間に合わせて夜遅めの時間に働く者も。世界中にいる同僚に合わせてフレキシブルに働いています。

海外の社員とのやりとりは、メールはもちろん、電話やビデオ会議などさまざま。また、3カ月に一度は直接本社に出向き、現地でミーティングを行います。こんなグーグルで働いていると、誰がどの国の人で、今どの国にいるということは、だんだん意識しなくなってきます。

たとえば日本向けのプロダクトであっても、日本にいる日本人が必ずしも作っているとは限りません。意識するのは、「この人はこういうことが得意な人」ということだけです。

グーグルでは、仕事の対象が日本だけに留まりません。これからも、違う価値観を持つ人たちと楽しく仕事を進めていきたいと思います。


櫻井康太
(28歳)

日本ヒューレット・パッカード 株式会社
パーソナルシステムズグループ エンタープライズプロダクト
営業統括本部 グローバルアカウント営業部
02年に大学卒業後、日本ヒューレット・パッカードに入社。金融営業本部で国内大手銀行の案件に携わる。04年、グローバルアカウント営業部の立ち上げ時より現職。

日本にいる外資系企業に対し、機器の販売やシステム提案、運用サポート業務などを一貫して行っているグローバルアカウント営業部。私はその立ち上げメンバーとして、主に外資系金融機関の担当をしています。

案件の内容としては、全社的な規模でIT導入を行うグローバル案件もあれば、日本支社独自のシステムを構築するというローカル案件もあります。内容によっては、お客様企業の本国に直接問い合わせすることも。

また、ローカルである日本に決裁権がない場合、本国に最終判断を仰がなくてはならないことも多く発生します。その際、英語によるコミュニケーションミスを無くすため、顔を合わせて話をする一方で、履歴が残るメールも併用するなどの工夫をしています。

2005年は、イギリスで行なわれたあるお客様のアカウントミーティングに、日本代表として参加してきました。本当に役に立つシステムを提案するには、お客様企業の経営方針をきちんと理解しなければなりません。グローバルでプランニングしていくこの会議に参加できたことは、とても有意義なことでした。

近い将来の夢としては、日本企業がアジア各国に進出する際のお手伝いがしたいですね。また、HPにはグローバルで運用されている社内公募制度があるので、海外転属のチャンスもある。

そのためには、英語のスキルアップも含め、もっと努力が必要だと気を引き締めています。


飯塚照代さん
(29歳)

日本コカ・コーラ株式会社
ストラテジックプロキュアメント
98年に大学を卒業後、機械メーカーで国際調達の仕事に携わる。02年に日本コカ・コーラに入社。06年2〜3月にかけて「インスパイア!南極遠征2006」に参加予定

前職でも機械部品の調達の仕事をしていましたが、コカ・コーラでの仕事はスケール感が違います。

例えばコーヒー豆は中南米・アフリカ、お茶は日本やアジアと、世界中から膨大な量の原料を調達しています。コカ・コーラがグローバルで調達している果汁においては、世界中の担当者が一堂に集まって価格設定を行う会議が年に数回行われています。私自身はまだジュニアトレーダーの身ですが、安全・安心な原料調達のためこれまでに数回海外サプライヤーの工場監査に同行する機会がありました。

コカ・コーラでの原料調達は、コストはもちろん、何といっても品質と安定供給がかなめになります。そのため世界各国へ直接足を運ぶことは日常的であり、日々の業務で感じられるスピードとダイナミズムにいつも刺激を受けています。将来は特定分野の知識を深め、主要な原料を担うプロフェッショナルなメイントレーダーを目指しています。また、原料を深く知る調達担当だからこそできるアドバイスを提供して、新商品開発のサポートにも携わっていきたいと思います。

2月には世界中のコカ・コーラ社員とともに「インスパイア!南極遠征2006」に参加します。これは、南極での環境活動を通じてリーダーシップやチームワークの精神を学ぶことを目的とした人材育成のプログラムです。

研修で社員を南極に派遣するというスケールの大きなことが出来るのも、グローバル企業ならではの醍醐味ではないでしょうか。

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