いまするべき「カイシャ活用」はコレだ!

今、アナタがするべきカイシャ活用とは? ケーススタディから編集部がまとめた。 《2006年6月号より抜粋》

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IT化や市場のグローバル化によって、いま盛り上がっている業界の成長企業ほど“プロデューサー型人材”を求めている傾向にある。若手ビジネスマンにとっても、従来のように与えられた仕事だけをこなしていては理想のキャリアアップは望めないシビアな時代にきているのだ。旬な業界や会社に身を投じて、自分の仕事は自分でつくる環境を選択したビジネスパーソンだけが、次世代のビジネスシーンの最前線で活躍できる資格を持つのだ。

そこで、20代後半から30代前半の若いうちに、どのようにカイシャを活用できるのかがカギとなる。現在いる会社の中でカイシャを活用できるチャンスがないのであれば、転職を視野に入れるべきだろう。たとえば、現在所属している会社がキャリアを広げる環境として、新規事業提案制度や、次世代経営者を積極的に支援する企業風土のある会社であるならば、その制度を積極的に活用すべきだ。自分のアイデアと「事業の発展性」をつなげることで、カイシャのリソースを最大限活用して、事業プロデュースの経験を現場で経験することができる。たとえ、一つのプロジェクトで失敗をしたとしても、一人で起業した失敗した場合のリスクとは比べものにならない。だからこそ、チャレンジングなことができるともいえる。

そして、できるだけ経営トップなりマネジメント層に近いところで経営トップの実体験を持って組織デザインを学べる環境を選択することも活用法の一つ。新しい事業を立ち上げる時は、古いものを壊さなくていけない。その場合にも、経営直属のポジションであれば、ある程度の権限を持って組織を動かすことができるというメリットもある。もし、現在の会社に目標となるトップや上司がいないということであれば、「目標となる経営トップや上司がいる会社」という基準で転職先を探すことをおすすめする。



そして、いまするべきこととして心がけておくべきことは、盛り上がっているプロジェクトが身近にあればリーダーとして立候補すること。規模の大小は問わず、PLやPMは人を動かすのがミッション。組織でしか実現できないスケールの大きいプロジェクトを経験することで社内外の人脈を広げることもできる。こうしたプロジェクト経験を積むことにより、仮に事業プロデュースをする立場になった時に、その業務知識や現場ノウハウは必ず役に立つからだ。

まずは上記のチェック項目を使って自身の現状を知り、いまの会社でアナタが考えるカイシャ活用が実現できるのか、できないのかを見極め、転職活動での会社選びの基準の一つにしてほしい。

最短距離でプロデュース力を上げる「カイシャ活用」の4コース

事業の多角化を目指す成長企業の多くが、「新規事業提案制度」を設けている。こういった制度を利用して、自分のアイデアと「事業の発展性」をつなげることで、会社のリソースを使った事業プロデュースにチャレンジすることができる

次世代リーダー候補育成を掲げる会社を活用し、事業プロデュース力を上げた例も。その他、GEでもECLPと呼ばれるリーダーシップ養成プログラムがあるなど、ハードルは高いが現場で貴重な経験を積むことができる

組織デザインを経営トップの実体験を持って学べる環境を活用することも事業プロデューサーへの近道。経営トップでなくとも、目標となる上司を見つけて、その人から学ぶ

社内プロデューサーたちの共通項は、旬の業界・会社に身を投じて、プロジェクトを動かすリーダーに手を挙げていること。組織でしか実現しないスケール大きいプロジェクトを経験することで人脈を広がり、マネジメント力を上げるブレークスルー経験が持てる

アナタの「カイシャ活用」能力診断結果



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