ヘッドハンターに注目される有力候補者になるためには? |
ヘッドハンターが主に狙うのはエグゼクティブ層。出会った将来有望な人材も欠かさず記憶に留め、成長を後押ししながら接触を続けている。将来ハンターの注目の的になるためには今から何をしておけばいいのか、そのノウハウを伝授しよう。 《2006年6月号より抜粋》 |
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ヘッドハンターから頻繁に声がかかっていたのは、今から5?6年前。1999年の年末、前職退職まで有給休暇を消化していた3カ月間を含む約半年に、合計5社のサーチ会社から接触がありました。 ある日突然、「◎◎社に興味はありますか?」と英語で電話がかかってきてびっくり。会計系コンサルタントをヘッドハンティング中だったようです。とりあえず面白そうだと思って、話を聞くだけは聞こうと面談日を約束。会ってみるとなかなか興味深い仕事内容で多少は食指が動き、面談を進めました。 案件の後半では「旅費はこちらで持つから本社のイギリス・ロンドンまで面談に来い」という話になり、かなりおいしい思いもしました(笑)。結局最後のほうで、リレーションがうまくいかなくなり、不信感が出てお断りしたんですが、当時接触があった人の仲には、未だにクリスマスカードが送られてくるなど、やり取りが続いている人もいます。 ヘッドハンターが私に接触してきたきっかけは、有給消化中、「まだ次が決まってない。何かいい話があったらよろしく」と知人にポロっと言ったことでした。その知人がヘッドハンターと接触があった人で、その人があちこちのヘッドハンターに宣伝してくれたようなんです。それに、私宛てに「こういう人を知らないか」と問い合わせがあるなど、スカウト情報はほぼ口コミの様子。ハンティングなどで表に出てこない採用情報を手に入れたい、よりいいポジションに抜擢されたいという人は、ヘッドハンティングされたことのある人と知り合いになると、可能性は高まるのではないでしょうか。 退職前後の半年間には、普通には会えないような経営トップ陣などとじかに会えて、非常に面白かった。自分の実力が世間にどう評価されているのかも理解できましたし、上を目指すビジネスマンにとって、プロ意識の高いヘッドハンターは、一生つき合えて定期的に実力査定もしてもらえる、ホームドクター的な存在になると思いますよ。 |
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