人材育成、組織変革のコンサルティングビジネスで、コンサルタントとして活躍しているグロービスの峰村憲和氏。新卒で大手重工業メーカーに就職し、総務・人事の業務経験を積んだが、4年目にして転職を決意した。
「前職の安定した環境下で自身のキャリアを考えたとき、20年後、30年後の自分の姿を容易に想像できてしまった。弁護士や起業している友人の話を聞くうちに、ほかの業界で経験を積んでみたいという気持ちが強くなったんです」
周囲から刺激を受けて、転職活動を開始した峰村氏。最初は前職の経験を活かして、ベンチャー企業の人事部門などを視野に入れていたという。しかし人材紹介会社から紹介された、「“人”の成長が組織と企業の成長を促す」という理念を持つグロービスの事業に魅力を感じ、新たな分野に挑戦してみたいと意欲が湧いたという。
「前職で人事業務を経験したものの、私にはこれといってアピールできるスキルがなかったんです。ですが無理やり強みを作るのではなく、これまでの経験を通して学んだことや、これからも貪欲に、必要な知見やスキルを率先して学んでいく姿勢を面接でアピールしました。その意気込みを評価してもらったんだと思います」
入社して2年半、峰村氏は、顧客とともに人の成長を通して、組織・企業を内側から変革していくことに、大きなやりがいを感じているという。