年収2000万以上を稼ぎ出す人の秘密を探る
ビジネスセレブの仕事哲学 |
仕事で成功し、同世代の何倍もの収入を得ているビジネスセレブたち。彼らは日々の仕事にどう取り組み、何にモチベーションを感じているのか?成功者たちのビジネスマインドに迫る。
取材・文/武田敏則(グレタケ)、奥村康子(編集部) 撮影/矢野健久 《2008年4月号より抜粋》 |
幼いころから「社長になりたい」という夢を持っていた佐藤崇嗣氏。幼少時に体験した父親の事業の失敗が、彼を学生起業家に駆り立てた原動力の一つになったという。
「当時は、とにかく親に楽をさせたいという思いが強かった。稼ぐためには会社員ではなく社長になるしかないと思っていましたね」
佐藤氏は大学在学中に始めた中国の衣料品輸入業を皮切りに、さまざまな事業を経験。「稼ぐ方法」を模索し続けた。しかし、ある失敗が契機となって、お金に対する考えが変わり始めたという。
「それまでも何度も壁にぶつかってきましたが、ある事業の経営で大きな損失を出したことがあったんです。その時、落ち込みながらもなぜ失敗したかを真剣に考えた結果、自分に欠けていたものがあることに思い至りました。それが『理念』だったんです」
それまでは「企業理念」や「社会的意義」には見向きもしなかったという佐藤氏。しかし、無理に稼ごうとしたときに必ず失敗してきたことに気が付く。
「企業理念はその会社の方針を示すものですよね。それさえあれば、間違った方法でお金を稼ごうとしてもすぐに修正できる。正常なサイクルの中で会社を運営していけば、儲けはその結果として付いてくるんだと悟りました」
その後、もともと環境に関心が高かった佐藤氏は、友人が勤める会社の園芸部門が廃止される話を聞き、買収に動く。交渉の結果、買収は成功。創業後、「緑を増やしたい」という理念の下、開発した植物別の培養土がヒットし、現在のプロトリーフの基礎を築いた。
「お金を稼ぐということは、会社、顧客双方に利益や喜びを与えることが前提なんです。それは経営者も会社員も同じ。何かを利用して金儲けしてやろうなんて考えない方がいいと思いますね」
「当時は、とにかく親に楽をさせたいという思いが強かった。稼ぐためには会社員ではなく社長になるしかないと思っていましたね」
佐藤氏は大学在学中に始めた中国の衣料品輸入業を皮切りに、さまざまな事業を経験。「稼ぐ方法」を模索し続けた。しかし、ある失敗が契機となって、お金に対する考えが変わり始めたという。
「それまでも何度も壁にぶつかってきましたが、ある事業の経営で大きな損失を出したことがあったんです。その時、落ち込みながらもなぜ失敗したかを真剣に考えた結果、自分に欠けていたものがあることに思い至りました。それが『理念』だったんです」
それまでは「企業理念」や「社会的意義」には見向きもしなかったという佐藤氏。しかし、無理に稼ごうとしたときに必ず失敗してきたことに気が付く。
「企業理念はその会社の方針を示すものですよね。それさえあれば、間違った方法でお金を稼ごうとしてもすぐに修正できる。正常なサイクルの中で会社を運営していけば、儲けはその結果として付いてくるんだと悟りました」
その後、もともと環境に関心が高かった佐藤氏は、友人が勤める会社の園芸部門が廃止される話を聞き、買収に動く。交渉の結果、買収は成功。創業後、「緑を増やしたい」という理念の下、開発した植物別の培養土がヒットし、現在のプロトリーフの基礎を築いた。
「お金を稼ぐということは、会社、顧客双方に利益や喜びを与えることが前提なんです。それは経営者も会社員も同じ。何かを利用して金儲けしてやろうなんて考えない方がいいと思いますね」