年収2000万以上を稼ぎ出す人の秘密を探る  

ビジネスセレブの仕事哲学

仕事で成功し、同世代の何倍もの収入を得ているビジネスセレブたち。彼らは日々の仕事にどう取り組み、何にモチベーションを感じているのか?成功者たちのビジネスマインドに迫る。
取材・文/武田敏則(グレタケ)、奥村康子(編集部) 撮影/矢野健久 《2008年4月号より抜粋》
保田隆明氏が、外資系証券会社勤務のブランドと数千万円の年収をなげうって、最初に起業したのは2004年だった。

「ニューヨーク勤務時代の同僚から、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の招待状が来たんです。オンライン上で知識や情報がつながり、何かが創出される。大きな可能性を感じ、日本にも広めようと考えました」

以前から、金融の世界しか知らないことに不安を感じていた保田氏は退職を決意。しかし、サービス開始のタイミングを逃し、結果的に事業は失敗してしまった。

「起業当時は、収入がゼロになり、自分の価値もゼロになったと落ち込んだこともありましたね」

しかし、この経験で得たIT知識と金融業界の経験を活かし、2006年にはワクワク経済研究所を設立。執筆やテレビへの出演を通して経済を分かりやすく解説している。

「やりたいことをやり、稼げる状況を作るのが仕事のポリシー。どっちが欠けてもダメなんです」

最近、年収も会社員時代に並び、時間的余裕も手に入れた。

「いつも自分の理念や希望を周囲に発信し続けることが大切です。会社員のころは社外の人と積極的に交流しました。そうすると、徐々に共感者が現れるんです」

一方で、こうした共感者と出会ったり、共にビジネスを進める上で、自分自身も価値のある人間であるよう心掛けている。

「会社に属さないことで、個人のバリューの重要性を痛感しています。いつも自分から情報を発信できるように、人脈作りや情報収集は怠りません」

数年前に比べ、金融の話題がお茶の間に上ることも増えている。保田氏は、さらなる仕事の充実を予期し、今春からは大学院進学を検討するなど、まだまだ可能性を追い続けている。

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