年収2000万以上を稼ぎ出す人の秘密を探る  

ビジネスセレブの仕事哲学

仕事で成功し、同世代の何倍もの収入を得ているビジネスセレブたち。彼らは日々の仕事にどう取り組み、何にモチベーションを感じているのか?成功者たちのビジネスマインドに迫る。
取材・文/武田敏則(グレタケ)、奥村康子(編集部) 撮影/矢野健久 《2008年4月号より抜粋》
「不安定なフリーター生活に見切りをつけ、単純に稼ぎたいという気持ちから地元の青森で不動産会社の営業を始めたんです」

不動産投資のコンサルタントである中村一晴氏は、不動産業に最初に携わったきっかけをこう語る。

しかし「稼げる」という思いはすぐに打ち砕かれる。入社後1年間、全く売上がなかったのだ。

「売上がないから給料は手取り12万円。フリーター時代の方がよっぽど稼げましたね」

思うように上がらない収入。副業に夜のバイトを始めてみたが、本業がおろそかになる悪循環に。入社2年目にはついに、社長からクビを宣告されてしまう。

「もともと負けず嫌いでしたから、辞めろと言われると辞めたくない。土下座で何とかクビは免れましたが、今度こそ実績を残さなきゃならない。この時から真剣に仕事に取り組み始めました」

しかし方法が分からない。そこで毎日、何百件もの飛び込み営業をこなし、片っ端から本を読んだ。こうした努力が徐々に実を結び、営業成績は飛躍的に向上。その後、27歳で役員に就任し、6年で経常利益を6倍にするなど、自分の年収以上に会社の成長に貢献した。

「お金を稼ぐ秘訣は、目新しいものではなかったんです。得た知識を自分なりに消化して行動する。失敗したらやり方を変える。そんな当たり前のことを実践しただけです。大抵の人は、本を読んでも『そんなこと知っている』で終わるでしょう。でも知っているだけじゃ意味がない。本気で年収を上げたいなら、方法を理解して、行動しないと効果はないんです」

退職後、不動産投資のコンサルティング会社を興した。「やると決めたら必ず実行」がモットーの中村氏。現在は東京進出も果たし、年商5億円、40歳でのアーリーリタイアを目指してまい進中だ。

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