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デキるリーダーの意思決定プロセス - ビジネスメモ。3分リーディング

2012年5月27日

ビジネス 職場

デキるリーダーの意思決定プロセス

決断に迷いがあってはいけません。しかし悩んだり、不安を感じる人は多いでしょう。 まずは、正しいか否かではなく、自信が持てる決断ができるようになるために、普遍的に使える「意思決定」の法則を身につけておきましょう。
デキるリーダーの意思決定プロセス

◎決断には2種類ある


<オペレーショナルな決断>


オペレーショナルな決断とは、結果がでるまでの時間が短く、使う資源が小さい場合の決断方法。資源とは、人・モノ・金・時間などです。 この場合は悩んでいないで、とりあえず思いついた案をどんどん実行すべき。そして結果をみながら目指す方向へ軌道修正していけば良いでしょう。

<戦略的な決断>


戦略的な決断とは、結果が出るまでの時間が長く、使う資源も大きい場合の決断方法。

  • 1.直面している悩みや課題に対して「いつごろ、どんな状況になったらうれしいか」を思い描く。
  • 2.思い描いた未来の状況を実現するにあたって、どんな方法があるか書き出してみる。
  • 3.思い描いた将来像を成し遂げられるか否かに関して、どんな不確実性があるかを洗い出す。
  • 4.成し遂げられる事柄に対し、何をもって“うれしい”と判断するかの価値基準を定める。


ここまで整理できれば、どのシナリオを選択した結果が自分にとって一番うれしいかという順位付けができるはずです。

◎決断できる人とできない人の違い

もともとの資質でいえば、脳内にセロトニンという物質が多いとリスクを好み、少ないと安全を好むという傾向があります。 一方で“セーフティーベース(安全地帯)”という考え方があり、 これは「自分が戻れる場所」を持っている人間は、リスクを冒すことを恐れない、というもの。 例えば突出した技術やスキルを持っていて、ここで失敗しても、自分を必要とする会社はいくらでもある、 という絶対的な自信があれば、思い切った行動が取れるし、結果的に決断力も高まるというわけです。



◎正しい決断なんて存在しない、自分が正しいと思えるかどうか

どんな意思決定にも不確実性がある以上、すべてをコントロールするのは不可能です。 論理的に決断しても、結果がおもわしくない場合はあり得えます。 自信が持てる意思決定プロセスと、誤ったときに対応できる柔軟性を養うことが大切だといえるでしょう。


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